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《序章 精霊刀剣》【選ばれし子どもたち編】
第六話〜前日譚〜 少女漫画のような恋愛を
しおりを挟む【12年前 兵庫県西宮市】
私の名前は、吉川見谷子。26歳。
職業は会社員。
兵庫県内の金融系大手企業に所属し、経理部に勤務しています。
経理の仕事は一言で済まないほど多岐にわたります。
売掛金・買掛金の管理、預金や小口現金の管理……
財務会計と管理会計の違いも語れるくらいですが、ここで両者の違いを説明すると長くなるので省略します。
——あ、そういう顔されましたね。
わかっています、こういう話は一般的には面白くない。
ただ、私はつい説明してしまう性格です。
数字や書類は正しい場所に収まってほしいし、物事は整理されていた方が落ち着く。
それが私の思考パターンであり、たぶん“性質”です。
……そのせいかどうかは統計的に証明できませんが、これまで一度も恋人ができたことはありません。
──学生時代は中高大一貫の女子校で、理系を専攻していました。
いわゆる“リケジョ”というカテゴリに分類されるタイプです。
この条件下で男子と自然に出会える確率は、ほぼゼロに近い——と言いたいところですが、それは言い訳ですね。
同級生の中には、校外で合コンをしたり、知り合い経由で彼氏を作った人もいました。
サンプル数は多くありませんが、確実に存在しました。
一方で私は、一度も誘われませんでした。
誘われなかった要因は、私の性格か外見か、それとも両方か……統計的な分析は可能ですが、答えは出さないことにします。
恋愛に興味がなかったわけではありません。むしろ強い関心がありました。
特に少女漫画が好きで、物語の展開が気に入らないと、自分で理想の結末に書き換えた同人誌を作るほど。
言ってみれば、恋愛シミュレーションの自己流研究です。
──そして現在。
20代後半、いわゆるアラサー。
両親からは「恋人は?」「孫はまだ?」と、定期的な圧力がかかります。
これを避けるため、帰省頻度は年々減少中です。
私は漠然と、年齢が上がれば自然に恋人ができ、結婚し、子どもができる——そんなプロセスを想定していました。ですが、現実のデータは違いました。
外見が優れている人は向こうから声がかかり、選択肢が複数ある。
そうでない人は、自ら行動しなければ、恋人どころか出会いすらない。
私は男性との接触経験が極端に少ない、“女子校育ち+一人っ子”という条件を持つ。
そのため、“男性”という存在は、私にとってほぼ未知の生物だ。
父? あれは“男性”ではない。
分類学的には、哺乳類・ヒト科・おじさん属。
性別区分としては男でも女でもなく、第三のカテゴリ——“おじさん”に属する。
つまり、“男性”を理解するためのサンプルとしては、統計的に無意味な存在ということだ。
私が思い描く“男性”という存在は、まさに少女漫画の登場人物のような理想形だ。
具体的には、常に優しさのバリアを纏い、道路を歩くときは必ず車道側を歩くエチケットを守り、食事の際は、スマートに奢ってくれる。
誕生日や記念日には、期待値を計算で超えるサプライズを用意して、心を射抜いてくる。
そして、その他にも数え切れない“お約束”があるのだが——例をあげたらキリがないので、ここまでにしておく。
そうした理想的な“男性”との出会い方も、少女漫画そのものの展開を思い描いている。
例えば、突如降り出した大雨の中、街路樹の大きな木の下で雨宿りをしていたとしよう。
すると一人の男性が爽やかな笑顔で近づき、こう言う。
「いやー、急に降り始めましたね!」
彼の声に対し、私は照れくさくも「よかったら、これ……」と、そっとハンカチを差し出す。
男性はまた爽やかに「ありがとうございます」と応え、その瞬間から会話が始まる。
続いて、彼は「お礼をしたいので、よかったら連絡先を……」と切り出し、私たちは連絡先を交換する。
その後、何度かデートを重ね、五回目のデートの遊園地の観覧車の頂上で、彼が告白してくれる。
そうして交際へと発展する——まさに、私の理想通りの少女漫画的展開だ。
では、そのような人物と私はいつ、どこで出会えるのか?
待っていても来ないことは、もう理解しました。
では自分から行動すべき?——ただ、何をすれば正解なのかがわかりません。
最近、同僚が結婚しました。出会いは“街コン”だそうです。
理屈ではわかります。新しい母集団に接触すれば、出会いの確率は上がる。
でも、知らない人と初対面で会話することに、私は強い不安感を覚えます。
だからこそ、私はまだ夢を見ています。
少女漫画のような——偶然の恋愛を。
——さて、そろそろ仕事に戻らないと。
私の担当は、社員の経費精算。
経費精算とは、会社の業務で発生した立替支払いを、後日会社が個人に払い戻すプロセスのことだ。
簡単に言えば「一時的に会社の財布をあなたの財布に置き換えたので、あとで返します」というシステムである。
具体的な作業はこうだ。
社員が提出してくる経費精算書と、その証憑である請求書や領収書を照合し、会計ソフトに仕訳として入力していく。
要するに、私は社内における「立替金精算フィルター」の役割を担っているわけだ。
……と、ちょうど説明が終わったタイミングで実演例が出現しました。
「吉川さん、これよろしくお願いします」
「承知いたしました」
総務部の男性社員が経費精算書と、それにクリップで無理やり束ねられた領収書の束を差し出してくる。
——ちっ。またこの形式か。
領収書は白紙に糊付けしてから提出、というのは社内ルールであり、経理処理の物理的安定性を確保するための必須工程だ。
研修資料にも太字で明記してある。それを無視するということは、①ルールを読まない、②読んでも守らない、のどちらかだ。
——あっ、言い忘れましたが、私は殊勝な性格ではありません。
こういう愚痴は、心の中で遠慮なく——場合によっては口に出してしまいますので、どうかご容赦を。
「はあ……」
ため息を一つ。
私は領収書を糊付けしながら、提出者の性格パターンを推測する。
この人物の場合——省略行為から見て、めんどくさがりタイプの可能性が高い。
ただし、経理部門を軽視する“傲慢タイプ”の可能性もゼロではない。
追加観察として足元を見ると……靴の甲に泥の乾いた斑点。管理が雑だ。
よって今回は、めんどくさがりタイプと判断。信頼度80%。
……と、糊付け作業と推測ゲームに没頭していたら、今度は別の若い女性社員がやってきた。
この人は一昨年、営業部に配属された後輩ポジション(部門は違うが、社歴的には明確に後輩)。
「吉川さん、お疲れ様です!
これ、経費精算書お願いします!」
「承知いたしました」
——おっと、こちらは“そもそもルールの存在を疑っていないタイプ”だ。
糊付け工程を経理部の仕事だと素で思っている顔をしている。
いや、待ってほしい。証憑の物理的固定は依頼者の責務だ。
証憑=0 のとき、払い戻し金額も自動的に 0 になる——これは経理の基本方程式。
そして証憑がなければ、「それ私的な買い物じゃないの?」と疑われても文句は言えない。
だからこそ添付は鉄則というのが——建前。
——じゃあ、本音は?
社長や専務クラスなら即座に糊付けしますが、たいした役職でもない人間に関しては——
ちゃんと糊付けしてから持ってこいや。である。
「はあ……」
再び大きく息を吐き、経費精算書にクリップ留めされた領収書を外す。
経費精算書の記載順に沿って、白紙へ糊付け……のはずが。
——はい、順番バラバラ。
経費精算書には①から⑳までの番号が振ってあるのに、渡された領収書は完全にシャッフル状態。
情報理論的にいえば、エントロピー(乱雑さ、不確実さ)ほぼ最大。
せめて、記載順に並べてから持ってこいよ。
物理的距離で言えば数メートルの手間、時間に換算すれば30秒。
それを惜しむことで、私の処理時間は倍増する。
——数値で可視化すると、余計腹が立つ。
深呼吸してもイライラ値は減衰せず、粛々と糊付け作業を終える。
そしてようやく会計ソフトに仕訳入力を開始。
「えっと……①大阪出張 往復 新神戸駅ー東京駅 新幹線 二万円
借方、勘定科目:旅費交通費
補助科目:空欄
部門:総務
金額:20,000円——OK
次、②東京商事会社 三名 飲食代 五万円
基準ルール:一人あたり税抜10,000円以下→会議費、超過→交際接待費
今回は一人あたり約16,666円だから……交際接待費になりますね
借方、勘定科目:交際接待費
補助科目:飲食代
部門:営業
金額:50,000円——入力完了」
こうして、私は感情のノイズを脳内で数式に変換しつつ、ひたすら処理を進めていく。
「はあー、やっと終わったー」
——なんとか定時で業務を終え、私は席を立つ。
「お疲れ様です、お先に失礼します」
「お疲れ様でしたー」
そう言って挨拶を交わし、会社を出た。
外はまだ小雨が降っている。
「そういえば、今朝の天気予報で大雨になるって言ってたな……」
自宅までは歩いて20分ほど。
傘を持っていないため、雨がひどくなる前に急いで帰る必要がある。
だが、5分もしないうちに雨足は激しくなり、土砂降りになった。
近くにある大きな街路樹の木の下に駆け込み、雨宿りを開始する。
「くっ……最悪だ」
鞄からハンカチを取り出そうとしたところ、隣に同じく雨宿りする若い男性がいた。
「いやー、急に降り始めましたね!」
彼の声は爽やかで、理想的なテンションだった。
「そ、そうですね……」
緊張のあまり、まともに返事もできず適当な相槌を打つのみ。
この状況……どこかで見たことがある。
そう、私が愛読する恋愛漫画のワンシーンそのものだ。
次の展開は当然、こうなるはず。
「よかったら、これ……」
漫画の主人公の真似をして、私は照れくさくも、手に持っていたハンカチを差し出す。
「え、いいんですか?」
「はい、大丈夫です
家も近いですし」
「そうなんですね!では、お言葉に甘えて……ありがとうございます!」
「い、いえ」
うん、いい感じ。
お願いだ、漫画通りに進んでくれ……
「あの……こちら洗って、後でお返ししたいので、よければ連絡先を教えてもらえませんか?」
きた!連絡先交換だ。
これがまさに、私の憧れた少女漫画のパターン。
その後、何度かデートを重ね、五度目のデートで観覧車の頂上で告白される、というストーリー。
心の中で密かにガッツポーズを決めていた。
しかし、現実は残酷で──決して容赦しなかった。
──ゴロゴロゴロ……!!!
低く轟く雷鳴に続き、
──ピシャーンッ!!!!
視界が一瞬、閃光に包まれた。
その直後、私たちが雨宿りしていた街路樹の太い幹を、激しい落雷が直撃したのだ。
電流が木から私たちの身体に瞬時に伝わり、強烈な放電が走る。
筋肉が痙攣し、呼吸が途絶え、感覚が鋭敏に焼き切れていく。
私の体内を流れた電流は推定数万アンペア。
これがどれほど致死的か、理屈抜きで理解した。
現場は一瞬にして静寂に包まれた。
私たちはそのまま、生命活動を停止してしまった。
──翌日のニュースは冷静に、こう伝えていた。
「落雷による死亡事故の主な原因は、開けた場所にいる場合と、木の下で雨宿りしている場合です
これらが全落雷死の半数以上を占めています
雷雨時の木の下への避難は非常に危険で、“側撃雷”と呼ばれる現象で落雷物体の近くにいる人に強い電流が流れる可能性があります」
“落雷”と一言でいっても、種類は多い。
人体に直接雷が落ちる“直撃雷”。
今回のように、雷が当たった物体から周囲の人間に電気が伝わる“側撃雷”。
さらには“誘導雷”というのもあるが──今となってはそんな説明は意味をなさない。
だって、私はもう死んでしまったのだから。
──私の夢は、叶いませんでした。
「少女漫画のような恋愛を」
──それがちょうど、始まりかけていたかもしれないのに……
─────────────────────────────────────
※用語解説
・雷の精霊 (悪霊):“雷属性”の精霊 (悪霊)。
その魂の起源は、落雷や感電事故による感電死、電気風呂によるショック死など、“雷や電気に起因する死”によって命を終えた者に由来するとされている。
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