14 / 38
第14話 新たな緊急事態
しおりを挟む
わたしの「冷却」には、時間を要した。
ふたりでせまいエアロックに入っているのだから、どうあがいても彼がすぐ目のまえにいるのだ。
もう、彼はここにいないものと考えて、こころを無にして、ようやくわたしは顔を冷ました。
でも、その時間経過はよかったらしい。
彼はずいぶんおちついた。「たましい」を削ったようだけど、それは時間経過で回復するものなのだろうか。
「大丈夫、ですか。その――あなたの『たましい』、削ったんですよね? もとにもどるんですか?」
「うーん……まあ、こんなの輸血みたんなもんでしょ。自己回復するよ」
「たましい」は造血細胞でつくれるのか。あなたのからだの中身、いったいどうなっているの。
わたしはのんきにそんなことを考えていたが――
「それよりも、さ――」
彼がエアロックの外へ視線をうつした。
……わたしの船の乗員がひとり、床にたおれている。あれは機関士だ。
「まだ、終わってないんだ。あわててこっちに来ちゃったから、いま操舵室にいるのはきみの船の乗員だけ。ぼくは彼らとは初対面だけど……あの人たちの、あの態度。いやな感じがする」
……。
そうだ――あの人たちのことは、わたしのほうがずっとよく分かっている。
わたしの船の乗員たちは――じぶんの船がなくなったいま、この船を自分のものにしようとしているのではないか。まさに「渡りに船だ!」などといいながら。
わたしは、どうする――?
この船の船長は、このひとだ。わたしはひとりの乗船者で、かつ航海士ライセンス所持者。指揮系統は――おのずと明らかだ。
いまわたしに「命令」できるのは、本船船長であるこのひとだけ。そしてわたしは、このひとのほか、もうだれの命令もきかなくていい。
わたしはこの船の正規乗組員ではないけれど……緊急時に現地任用される「応急乗組員」として、行動が可能なはず。
それなら――
今だけでも――せめて次の港までだけでも。たましいを削ってまでわたしを生きさせてくれるこのひとの、ちからになろう。
「本船の、乗員の配置をおしえてください」
彼は「いま操舵室にいるのはきみの船の乗員だけ」と言った。なら、本船のほかの乗員はどこに?
操舵室にいないのなら――主コンピュータ室か、機関制御室だろうか。
この船やわたしの船のような小さな宇宙船は、内部構造が似ていることが多い。たぶん、乗ったばかりのわたしでも分かる。
「ほかにはいない。一人乗務だ」
彼は落ち着いてそうこたえた。
本船に他の乗員はなし、「相手」は9人。ひとりはもうそこに倒れているが、それでもあと8人いる。こちらはふたりか……わたしは、「味方」になるから。
――でも、わたしがなにか役に立つだろうか。銃をもっている人がいるのに。
「きみはうしろから来てくれ。銃をもってるやつがいる、きみが当たると危険だ」
彼はもう把握していた。あの人たち、またこれ見よがしに銃をちらつかせていたのだろうか。
でも、「きみが当たると危険だ」って……あなたは、銃弾に当たっても平気なの?
「持ってるのはたいした銃じゃない。2発しか撃てない欠陥銃だ。あんな銃を買うのは素人だけ。たぶん撃っても当たらないだろう」
彼の声は、力強い。どうやら、ここで倒れてしまうことはなさそうだ。
よかった――
「……」
「……」
通路から、高い靴音がひびいてきた。しだいに大きくなる。だれか、来る。
彼の顔をみる。彼は首をふり、いくつかのハンドサインをだした。
『いま出るな』『声を出すな』『物音をたてるな』『指示を待て』
息をひそめ、気配をころす――
靴音は大きく、すぐ近くまで迫ってきた。
「なにやってんだ、あんた。こんなところでノビてやがって」
女の声……これはわたしの船の機関長。銃は持っていないはず。腕力はよわい。
伝えよう。彼にジェスチャーを送る。
彼はうなづいて、右手を握り、すこし笑顔をつくって親指をたてた。
しらないハンドサインだけど……たぶん、「わかった」または「よくやった」だ。あ――いまちょっとだけ笑顔がみれた。
機関長が、エアロック内からもみえる位置にきた。開きっぱなしの船内扉……彼女が振り向けば、こちらも見える。
「おら、起きな!」
機関長はこちらを見もせず、床にのびている機関士を蹴飛ばした。
あれは要領がわるくて、おまえは使えないといつも言われている人。ほかの乗員にはへこへこしているけど、わたしにだけは敬語をつかわない。
「う、うう」
苦しそうに起き上がる。そういえば、なぜたおれていたのだろう。
あなた――わたしのすぐそばのあなた、何かやったの?
――機関長がこちらをみた。
「おう、居たんだ。なに、そんなところで死体抱いてたの? だいぶ凝った趣味してるね、あんた」
彼はわたしに、うごくな、とハンドサインを出しながら、エアロックの扉をくぐった。
「すみません、おたくの乗員を吹っ飛ばしました。ぺらぺらと不躾なことをいうもので、ほんとうは舌を切りたかったんですが、両手がふさがってたんです」
けっこうきついことを言うなあ。
あの機関士、なにをいったんだろう。
「ははは、言うねえ。で、あんたは両手ふさいで、ナニやってたんだい、その女で」
……。
そうだ――彼にはいずれ知られてしまう。わたしがもとの船で……そんなものとして、使われていたって。
知られたくない。彼がくちづけしてまで目を覚まさせた相手が、そんなものだったって。
……もっと、きれいな人としてみられていたい。
でも――だめだ、隠せない。操舵室にあと7人、わたしの船の乗員がいる。みんな知ってる。
彼からのハンドサインがあった。出てこい、と。
「『応急救護』にいそしんでまして……いやあ大変でした、蘇生措置。だれも手伝いにこないものですから」
彼が話しているあいだに、わたしは、指示通りにエアロックの扉をくぐった。
機関長が、ぽかんとわたしをみる。
「なんとか生き返ってくれましたよ。ほら、ぴんぴんしてます。これで10人全員、救助成功です。万々歳ですね」
彼はおどけたようにそう言うが、機関長はまさかわたしが生きてたなんて信じられないだろうな。わたしだってまだ、四分の一くらいは信じきれてない。
「で、我々をむかえてきてくれたわけですか。すみません、時間がかかりまして。すぐ操舵室へ戻って、出航準備にかかります。後進離陸になるんで、ちょっと面倒ですがね、すぐやりますよ」
機関長は彼をみて、不満そうな顔をした。わたしのことは、考えないことにしたらしい。わたしとしては、ありがたい。
「なんか癇にさわる言いかたするね、あんた。自分がまだ船長だとでも思ってイキってんだろうけど」
「まだ船長」……まるで、もう彼は船長でないかのように。
「ええ、私が船長です。本船は私の指揮下で運航を開始してから、ずっと無事故で通してきたんです。船長として、誇らしいですよ」
彼はそれとなく「船長」を強調する。彼が船長権限移譲を宣言していないのなら、ほかのだれも船長を名乗れないはずだが――
「この船、あたしらが使うからさ。もうあんた、船長じゃないんだよね。これからしばらく、あんたはここで小間使いとしてはたらいてもらうよ。ただこの船、操舵システムが特殊らしくてさ、あんたから船長に説明してやってよ」
乗っ取り確定、か。「操舵システムが特殊」と分かったのは、もう操舵席に座っているからだろう。
これは彼の、おそらくたいせつな船。一人乗務の特高速船。わたしも、こんな船にのって宇宙をめぐるのが将来の夢だ。考えてみれば彼は、わたしの夢がかなったときのすがたをしている。
もし、わたしが彼の立場だったら……じぶんの船のじぶんの席に、勝手に座られて、たぶんシステムもいじられてる。それは絶対、許せない。許さない。
「なに、操舵システムをひらいているんですか? だれか操舵席に座っている? いけません! あなた、はやく止めにいってください。許可してませんよ、それ、まずいです」
彼はどうして、こんな会話を続けるんだろう。急いで行かないと、勝手に設定までいじられてしまう。この女は腕力ないんだから、わたしたちふたりで殴ってしまえばなんとか――
「だーかーら、もうこいつはあたしらの船なんだよ。いまシステムを使えるように変更してるとこ。いいからはやく教えろよ」
――わたしが反応する時間は、なかった。
「聞いたぞ! てめえ痛い思いしたいんだろ、ほら味わえ!」
彼は言い終わらないうちに、右のてのひらを突き出して――
「げぐっ――」
手は当たってないのに、機関長がへんな声をだして、空中を飛んで――
ふたりでせまいエアロックに入っているのだから、どうあがいても彼がすぐ目のまえにいるのだ。
もう、彼はここにいないものと考えて、こころを無にして、ようやくわたしは顔を冷ました。
でも、その時間経過はよかったらしい。
彼はずいぶんおちついた。「たましい」を削ったようだけど、それは時間経過で回復するものなのだろうか。
「大丈夫、ですか。その――あなたの『たましい』、削ったんですよね? もとにもどるんですか?」
「うーん……まあ、こんなの輸血みたんなもんでしょ。自己回復するよ」
「たましい」は造血細胞でつくれるのか。あなたのからだの中身、いったいどうなっているの。
わたしはのんきにそんなことを考えていたが――
「それよりも、さ――」
彼がエアロックの外へ視線をうつした。
……わたしの船の乗員がひとり、床にたおれている。あれは機関士だ。
「まだ、終わってないんだ。あわててこっちに来ちゃったから、いま操舵室にいるのはきみの船の乗員だけ。ぼくは彼らとは初対面だけど……あの人たちの、あの態度。いやな感じがする」
……。
そうだ――あの人たちのことは、わたしのほうがずっとよく分かっている。
わたしの船の乗員たちは――じぶんの船がなくなったいま、この船を自分のものにしようとしているのではないか。まさに「渡りに船だ!」などといいながら。
わたしは、どうする――?
この船の船長は、このひとだ。わたしはひとりの乗船者で、かつ航海士ライセンス所持者。指揮系統は――おのずと明らかだ。
いまわたしに「命令」できるのは、本船船長であるこのひとだけ。そしてわたしは、このひとのほか、もうだれの命令もきかなくていい。
わたしはこの船の正規乗組員ではないけれど……緊急時に現地任用される「応急乗組員」として、行動が可能なはず。
それなら――
今だけでも――せめて次の港までだけでも。たましいを削ってまでわたしを生きさせてくれるこのひとの、ちからになろう。
「本船の、乗員の配置をおしえてください」
彼は「いま操舵室にいるのはきみの船の乗員だけ」と言った。なら、本船のほかの乗員はどこに?
操舵室にいないのなら――主コンピュータ室か、機関制御室だろうか。
この船やわたしの船のような小さな宇宙船は、内部構造が似ていることが多い。たぶん、乗ったばかりのわたしでも分かる。
「ほかにはいない。一人乗務だ」
彼は落ち着いてそうこたえた。
本船に他の乗員はなし、「相手」は9人。ひとりはもうそこに倒れているが、それでもあと8人いる。こちらはふたりか……わたしは、「味方」になるから。
――でも、わたしがなにか役に立つだろうか。銃をもっている人がいるのに。
「きみはうしろから来てくれ。銃をもってるやつがいる、きみが当たると危険だ」
彼はもう把握していた。あの人たち、またこれ見よがしに銃をちらつかせていたのだろうか。
でも、「きみが当たると危険だ」って……あなたは、銃弾に当たっても平気なの?
「持ってるのはたいした銃じゃない。2発しか撃てない欠陥銃だ。あんな銃を買うのは素人だけ。たぶん撃っても当たらないだろう」
彼の声は、力強い。どうやら、ここで倒れてしまうことはなさそうだ。
よかった――
「……」
「……」
通路から、高い靴音がひびいてきた。しだいに大きくなる。だれか、来る。
彼の顔をみる。彼は首をふり、いくつかのハンドサインをだした。
『いま出るな』『声を出すな』『物音をたてるな』『指示を待て』
息をひそめ、気配をころす――
靴音は大きく、すぐ近くまで迫ってきた。
「なにやってんだ、あんた。こんなところでノビてやがって」
女の声……これはわたしの船の機関長。銃は持っていないはず。腕力はよわい。
伝えよう。彼にジェスチャーを送る。
彼はうなづいて、右手を握り、すこし笑顔をつくって親指をたてた。
しらないハンドサインだけど……たぶん、「わかった」または「よくやった」だ。あ――いまちょっとだけ笑顔がみれた。
機関長が、エアロック内からもみえる位置にきた。開きっぱなしの船内扉……彼女が振り向けば、こちらも見える。
「おら、起きな!」
機関長はこちらを見もせず、床にのびている機関士を蹴飛ばした。
あれは要領がわるくて、おまえは使えないといつも言われている人。ほかの乗員にはへこへこしているけど、わたしにだけは敬語をつかわない。
「う、うう」
苦しそうに起き上がる。そういえば、なぜたおれていたのだろう。
あなた――わたしのすぐそばのあなた、何かやったの?
――機関長がこちらをみた。
「おう、居たんだ。なに、そんなところで死体抱いてたの? だいぶ凝った趣味してるね、あんた」
彼はわたしに、うごくな、とハンドサインを出しながら、エアロックの扉をくぐった。
「すみません、おたくの乗員を吹っ飛ばしました。ぺらぺらと不躾なことをいうもので、ほんとうは舌を切りたかったんですが、両手がふさがってたんです」
けっこうきついことを言うなあ。
あの機関士、なにをいったんだろう。
「ははは、言うねえ。で、あんたは両手ふさいで、ナニやってたんだい、その女で」
……。
そうだ――彼にはいずれ知られてしまう。わたしがもとの船で……そんなものとして、使われていたって。
知られたくない。彼がくちづけしてまで目を覚まさせた相手が、そんなものだったって。
……もっと、きれいな人としてみられていたい。
でも――だめだ、隠せない。操舵室にあと7人、わたしの船の乗員がいる。みんな知ってる。
彼からのハンドサインがあった。出てこい、と。
「『応急救護』にいそしんでまして……いやあ大変でした、蘇生措置。だれも手伝いにこないものですから」
彼が話しているあいだに、わたしは、指示通りにエアロックの扉をくぐった。
機関長が、ぽかんとわたしをみる。
「なんとか生き返ってくれましたよ。ほら、ぴんぴんしてます。これで10人全員、救助成功です。万々歳ですね」
彼はおどけたようにそう言うが、機関長はまさかわたしが生きてたなんて信じられないだろうな。わたしだってまだ、四分の一くらいは信じきれてない。
「で、我々をむかえてきてくれたわけですか。すみません、時間がかかりまして。すぐ操舵室へ戻って、出航準備にかかります。後進離陸になるんで、ちょっと面倒ですがね、すぐやりますよ」
機関長は彼をみて、不満そうな顔をした。わたしのことは、考えないことにしたらしい。わたしとしては、ありがたい。
「なんか癇にさわる言いかたするね、あんた。自分がまだ船長だとでも思ってイキってんだろうけど」
「まだ船長」……まるで、もう彼は船長でないかのように。
「ええ、私が船長です。本船は私の指揮下で運航を開始してから、ずっと無事故で通してきたんです。船長として、誇らしいですよ」
彼はそれとなく「船長」を強調する。彼が船長権限移譲を宣言していないのなら、ほかのだれも船長を名乗れないはずだが――
「この船、あたしらが使うからさ。もうあんた、船長じゃないんだよね。これからしばらく、あんたはここで小間使いとしてはたらいてもらうよ。ただこの船、操舵システムが特殊らしくてさ、あんたから船長に説明してやってよ」
乗っ取り確定、か。「操舵システムが特殊」と分かったのは、もう操舵席に座っているからだろう。
これは彼の、おそらくたいせつな船。一人乗務の特高速船。わたしも、こんな船にのって宇宙をめぐるのが将来の夢だ。考えてみれば彼は、わたしの夢がかなったときのすがたをしている。
もし、わたしが彼の立場だったら……じぶんの船のじぶんの席に、勝手に座られて、たぶんシステムもいじられてる。それは絶対、許せない。許さない。
「なに、操舵システムをひらいているんですか? だれか操舵席に座っている? いけません! あなた、はやく止めにいってください。許可してませんよ、それ、まずいです」
彼はどうして、こんな会話を続けるんだろう。急いで行かないと、勝手に設定までいじられてしまう。この女は腕力ないんだから、わたしたちふたりで殴ってしまえばなんとか――
「だーかーら、もうこいつはあたしらの船なんだよ。いまシステムを使えるように変更してるとこ。いいからはやく教えろよ」
――わたしが反応する時間は、なかった。
「聞いたぞ! てめえ痛い思いしたいんだろ、ほら味わえ!」
彼は言い終わらないうちに、右のてのひらを突き出して――
「げぐっ――」
手は当たってないのに、機関長がへんな声をだして、空中を飛んで――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる