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【第二部】東の国アル・ハダール
78 夕食の時間★(サイード)
ダルガートの膝から下ろされても、あまりにも過ぎる快感に混乱しきって僕はいつまでもハアハアと荒い呼吸を繰り返すことしかできなかった。サイードさんはそんな僕の頭を胡坐をかいた上に乗せてずっと髪を撫でていてくれる。
ダルガートは下衣を整えると、立ち上がってサイードさんが獲ってきた獲物を捌いては火で炙り始めた。
「カイ、喉が渇いただろう」
サイードさんがダルガートから受け取ったお茶を自分の口に含んで、口移しで飲ませてくれる。すっきりとしたジャスミンみたいな香りが広がって、ほんの少しまともな頭に戻ったような気がした。
いつの間にか少しずつ日が暮れてきて、西の空が赤く染まっていく。時々頬を撫でるように吹く風を感じながらぼんやりと夕暮れと夜の色とが交じり合う広い広い空を眺めた。
あのまま普通に日本で暮らしていたらこんなすごい空はきっと一度も見ることはなかっただろう。
こんな恐ろしく綺麗で現実離れした異国の景色を見ていると、今でもこれは夢なんじゃないかと思ってしまう。そしてわけもなく寂しくなって胸が痛くなる。
じんわりと目の奥が熱くなってきて「あ、駄目だ」って思った瞬間、サイードさんがまた僕の頭を撫でて上から覗き込んできた。
「大丈夫か?」
そう聞かれて僕は少し笑って頷く。
そうだね、僕にはサイードさんたちがいるから大丈夫。
まだ熱い楔を穿たれたままのような感覚の残るお腹を押さえて僕がぼーっとしてると、ダルガートが香ばしい匂いのする肉を錫の皿に山と盛って戻ってきた。そしてまず最初に抜いた心臓を地母神ハラーラに捧げ、次に獲物を獲ってきたサイードさんに焼いた肉を渡す。
サイードさんは僕の頭を膝に乗せたまま目を閉じて「神の与えし糧に感謝を」と唱えてからそれを食べた。
だんだん辺りが暗くなってきて、持ってきたランプにダルガートが火を灯す。
サイードさんが僕を抱き上げて自分にもたれさせると、お皿に盛られた肉や今朝街の屋台で買ってきた種なしパンを千切って食べさせてくれた。
あんまりお腹がすいてなかったので、腹八分目ぐらいで「もういい」と首を振る。するとダルガートが皿を受け取って代わりにまたお茶をサイードさんに手渡した。
「ん……っ」
お茶の器に手を伸ばそうとしたのを遮られて、また口移しに飲まされる。そのままサイードさんの舌が絡みついてきて、僕はいとも簡単に身体の奥に火をつけられた。
「……っふ、ん、あ……っ」
羽織っていたシャツの裾から潜り込んでくるサイードさんの指に、ついさっきまでダルガートのものを受け入れていた場所をくちくちと弄られる。そのせいで奥に注ぎ込まれた精液が香油と混じってとろとろと流れ落ちてきた。
ダルガートが僕をサイードさんの膝から下ろして、その前に座らせる。僕はサイードさんのズボンをくつろげて、深々と顔を埋めた。
「んっ、んっ、っふ、……っ」
太くて長いそれを口に含んで、サイードさん独特のあのいい匂いをいっぱいに吸い込む。スッキリとした薬草みたいな匂いにほんの少しの甘さとピリッと辛いスパイスが入り混じったような匂い。今はそこにほんの少し汗の匂いが混じってる。
以前の僕だったら、他人と舌を絡ませるとか、ましてやそんなところを舐めたりしゃぶったりするなんて考えられなかったのに、今はだんだんと硬く勃ち上がっていくサイードさんのモノを咥えて完全に興奮しきっていた。
その間も後ろにダルガートの指を咥え込まされては、蕩けきったナカをぬるぬると擦られている。恥ずかしいくらい勃起したペニスからたらたらとカウパーが垂れ落ちていた。
ああ、本当にヤバイな。最近前に直接触られなくても勃つようになってしまった……。僕の身体はこの二人にどんどん作り変えられていってしまってるんだ。
「んっ、っちゅ、んっ、っふ」
僕は一生懸命喉の奥を開いて、なんとか口いっぱいにサイードさんのモノを呑み込んで舌で擦りながら喉の奥できゅうっと締め付ける。するとサイードさんの逞しい腹筋がびくっ、と一瞬強張った。
「どこでそんな手管を覚えたんだ? カイ」
微かに笑ってサイードさんが落ちかかる髪を掻き上げてくれる。
どこでも何も、僕はサイードさんとダルガートとしかこういうことをしたことがないってわかってるくせにね。
すると後ろで同じように低く笑ったダルガートが僕を起き上がらせて、サイードさんの上に乗せる。そして僕の尻を掴んで耳元で囁いた。
「さあ神子よ。貴方が欲しいものをねだられよ」
そう言われて思わずカッと顔が熱くなる。確かに僕は今自分が欲しいものが何かわかってる。でもそれを口に出して言うのはやっぱり恥ずかしい。
絶対それがわかっててそんな事を言わせようとしているダルガートを、半分涙目で睨んだ。でも相手は涼しい顔で「さあ」と促してくる。
なんでそんな意地悪なことばっか言うんだ、って思わず言おうとしたけど、ふと視線を感じてサイードさんの顔を見て、そして気づいた。
サイードさんの目の奥に、普段は決して僕に見せない欲が揺らめいている。
いつも僕には穏やかで優しい顔しか見せないサイードさんが、まるで獲物が罠にかかるのを待っている獣みたいな目で僕を見ていた。途端にお腹の奥がきゅううっっと引き攣れたみたいになって、熱く疼く。
そうか、ダルガートは何も僕をからかってそう言ってるわけじゃない。サイードさんがそれを聞きたがってるんだ。
「カイ」
いつになく熱の籠ったサイードさんの声が僕を煽る。
「……ほ、欲しい、です」
うまい言葉がわからなくて、つい視線をそらしながら言う。
「ぼ、僕の中に、サイードさんのを」
そこまで言って恥ずかしさに耐え切れずに、サイードさんの肩に顔を埋めて呟いた。
「サイードさんを、ちょうだい」
「……いくらでも、カイが望むままに」
そう言ってサイードさんが真っ赤になった耳にキスをしてくれる。そしてダルガートもまるで良くできたご褒美みたいにうなじに口付けて、後ろから僕の尻を押し開いてサイードさんのそそり勃つ先端をくぷ、と含ませた。
「サ、サイードさん、はやく」
ちゅ、ちゅ、って随分と可愛らしい音を立てながら僕の額や目元や鼻先に口づけているサイードさんに我慢できずにねだる。するとようやく両手で僕の腰を掴んでゆっくりと中に挿れてくれた。
「んっ、はっ、あっ、あっ」
そのまますごく奥まで挿れられて、ゆるゆると身体を揺さぶられる。さっき散々ダルガートにいじめられた最奥をトン、トン、と突かれてまた悲鳴を上げそうになった。
「あっ」
後ろから抱き込んできたダルガートが僕の胸をすくい上げるように持ち上げる。いや、女の子じゃないんだから持ち上げるような胸なんて全然ないんだけど、って思ったのに、ふと見下ろすとオレンジ色のランプと揺れる焚火にぷっくりといやらしく尖った乳首が照らされて思わず真っ赤になってしまった。
「恥ずかしがらなくていい。もっと全部、見せてくれ」
おかしそうに目を細めてサイードさんが言う。そして舌を伸ばして僕に見えるようにそこをくすぐり始めた。
「ひっ」
ダルガートの太い指で押し上げられたそこをサイードさんが乳輪ごと咥えて愛撫する。そしてリズミカルに中を突かれて、もう僕はひたすら喘ぎながら二人にしがみつくことしかできなかった。
◇ ◇ ◇
結局、二人に交互に何度も貫かれ溢れるほどの精を注ぎ込まれて気絶するように寝てしまった。
そして目が覚めた時、僕を上に乗せて抱いていたのは珍しくダルガートの方だった。
「……おはよ」
そう言った僕の声は笑っちゃうくらいにカッスカスに擦れていた。無理もない。昨日は二人にめちゃくちゃに煽られては焦らされて、いやらしい言葉で散々おねだりさせられたのだ。
二人がかりで味合わされた快感に頭がぐずぐずになっていたとはいえ、よくも素面であんなことが言えたもんだと自分で思い返しては呆れかえる。
たちまち熱くなった顔を顰めると、ダルガートがからかうように口の端を上げて僕の額に口づけた。
「おはよう、カイ。目覚めたか」
上からサイードさんの声が降ってくる。ダルガートに手伝ってもらってなんとか身体を起こすと、どうやら水浴びをしていたらしいサイードさんが濡れた髪を掻き上げて言った。
「カイも汗を流してくるといい」
「……起き上がれると思います? この惨状で」
わざとムスッとした顔で言った途端、僕は後悔した。しまった、こんなこと言ったら絶対――――、と思いかけたところで案の定ダルガートに軽々と抱え上げられて湖に連れて行かれてしまう。
そしてのんびり水を飲んでる馬たちの目の前で、後から来たサイードさんと一緒に頭から水を掛けられ体中あちこち撫でて擦られ、ありとあらゆる場所を洗われてしまった。
だよね! そうなるよね、わかってた!!!
ダルガートは下衣を整えると、立ち上がってサイードさんが獲ってきた獲物を捌いては火で炙り始めた。
「カイ、喉が渇いただろう」
サイードさんがダルガートから受け取ったお茶を自分の口に含んで、口移しで飲ませてくれる。すっきりとしたジャスミンみたいな香りが広がって、ほんの少しまともな頭に戻ったような気がした。
いつの間にか少しずつ日が暮れてきて、西の空が赤く染まっていく。時々頬を撫でるように吹く風を感じながらぼんやりと夕暮れと夜の色とが交じり合う広い広い空を眺めた。
あのまま普通に日本で暮らしていたらこんなすごい空はきっと一度も見ることはなかっただろう。
こんな恐ろしく綺麗で現実離れした異国の景色を見ていると、今でもこれは夢なんじゃないかと思ってしまう。そしてわけもなく寂しくなって胸が痛くなる。
じんわりと目の奥が熱くなってきて「あ、駄目だ」って思った瞬間、サイードさんがまた僕の頭を撫でて上から覗き込んできた。
「大丈夫か?」
そう聞かれて僕は少し笑って頷く。
そうだね、僕にはサイードさんたちがいるから大丈夫。
まだ熱い楔を穿たれたままのような感覚の残るお腹を押さえて僕がぼーっとしてると、ダルガートが香ばしい匂いのする肉を錫の皿に山と盛って戻ってきた。そしてまず最初に抜いた心臓を地母神ハラーラに捧げ、次に獲物を獲ってきたサイードさんに焼いた肉を渡す。
サイードさんは僕の頭を膝に乗せたまま目を閉じて「神の与えし糧に感謝を」と唱えてからそれを食べた。
だんだん辺りが暗くなってきて、持ってきたランプにダルガートが火を灯す。
サイードさんが僕を抱き上げて自分にもたれさせると、お皿に盛られた肉や今朝街の屋台で買ってきた種なしパンを千切って食べさせてくれた。
あんまりお腹がすいてなかったので、腹八分目ぐらいで「もういい」と首を振る。するとダルガートが皿を受け取って代わりにまたお茶をサイードさんに手渡した。
「ん……っ」
お茶の器に手を伸ばそうとしたのを遮られて、また口移しに飲まされる。そのままサイードさんの舌が絡みついてきて、僕はいとも簡単に身体の奥に火をつけられた。
「……っふ、ん、あ……っ」
羽織っていたシャツの裾から潜り込んでくるサイードさんの指に、ついさっきまでダルガートのものを受け入れていた場所をくちくちと弄られる。そのせいで奥に注ぎ込まれた精液が香油と混じってとろとろと流れ落ちてきた。
ダルガートが僕をサイードさんの膝から下ろして、その前に座らせる。僕はサイードさんのズボンをくつろげて、深々と顔を埋めた。
「んっ、んっ、っふ、……っ」
太くて長いそれを口に含んで、サイードさん独特のあのいい匂いをいっぱいに吸い込む。スッキリとした薬草みたいな匂いにほんの少しの甘さとピリッと辛いスパイスが入り混じったような匂い。今はそこにほんの少し汗の匂いが混じってる。
以前の僕だったら、他人と舌を絡ませるとか、ましてやそんなところを舐めたりしゃぶったりするなんて考えられなかったのに、今はだんだんと硬く勃ち上がっていくサイードさんのモノを咥えて完全に興奮しきっていた。
その間も後ろにダルガートの指を咥え込まされては、蕩けきったナカをぬるぬると擦られている。恥ずかしいくらい勃起したペニスからたらたらとカウパーが垂れ落ちていた。
ああ、本当にヤバイな。最近前に直接触られなくても勃つようになってしまった……。僕の身体はこの二人にどんどん作り変えられていってしまってるんだ。
「んっ、っちゅ、んっ、っふ」
僕は一生懸命喉の奥を開いて、なんとか口いっぱいにサイードさんのモノを呑み込んで舌で擦りながら喉の奥できゅうっと締め付ける。するとサイードさんの逞しい腹筋がびくっ、と一瞬強張った。
「どこでそんな手管を覚えたんだ? カイ」
微かに笑ってサイードさんが落ちかかる髪を掻き上げてくれる。
どこでも何も、僕はサイードさんとダルガートとしかこういうことをしたことがないってわかってるくせにね。
すると後ろで同じように低く笑ったダルガートが僕を起き上がらせて、サイードさんの上に乗せる。そして僕の尻を掴んで耳元で囁いた。
「さあ神子よ。貴方が欲しいものをねだられよ」
そう言われて思わずカッと顔が熱くなる。確かに僕は今自分が欲しいものが何かわかってる。でもそれを口に出して言うのはやっぱり恥ずかしい。
絶対それがわかっててそんな事を言わせようとしているダルガートを、半分涙目で睨んだ。でも相手は涼しい顔で「さあ」と促してくる。
なんでそんな意地悪なことばっか言うんだ、って思わず言おうとしたけど、ふと視線を感じてサイードさんの顔を見て、そして気づいた。
サイードさんの目の奥に、普段は決して僕に見せない欲が揺らめいている。
いつも僕には穏やかで優しい顔しか見せないサイードさんが、まるで獲物が罠にかかるのを待っている獣みたいな目で僕を見ていた。途端にお腹の奥がきゅううっっと引き攣れたみたいになって、熱く疼く。
そうか、ダルガートは何も僕をからかってそう言ってるわけじゃない。サイードさんがそれを聞きたがってるんだ。
「カイ」
いつになく熱の籠ったサイードさんの声が僕を煽る。
「……ほ、欲しい、です」
うまい言葉がわからなくて、つい視線をそらしながら言う。
「ぼ、僕の中に、サイードさんのを」
そこまで言って恥ずかしさに耐え切れずに、サイードさんの肩に顔を埋めて呟いた。
「サイードさんを、ちょうだい」
「……いくらでも、カイが望むままに」
そう言ってサイードさんが真っ赤になった耳にキスをしてくれる。そしてダルガートもまるで良くできたご褒美みたいにうなじに口付けて、後ろから僕の尻を押し開いてサイードさんのそそり勃つ先端をくぷ、と含ませた。
「サ、サイードさん、はやく」
ちゅ、ちゅ、って随分と可愛らしい音を立てながら僕の額や目元や鼻先に口づけているサイードさんに我慢できずにねだる。するとようやく両手で僕の腰を掴んでゆっくりと中に挿れてくれた。
「んっ、はっ、あっ、あっ」
そのまますごく奥まで挿れられて、ゆるゆると身体を揺さぶられる。さっき散々ダルガートにいじめられた最奥をトン、トン、と突かれてまた悲鳴を上げそうになった。
「あっ」
後ろから抱き込んできたダルガートが僕の胸をすくい上げるように持ち上げる。いや、女の子じゃないんだから持ち上げるような胸なんて全然ないんだけど、って思ったのに、ふと見下ろすとオレンジ色のランプと揺れる焚火にぷっくりといやらしく尖った乳首が照らされて思わず真っ赤になってしまった。
「恥ずかしがらなくていい。もっと全部、見せてくれ」
おかしそうに目を細めてサイードさんが言う。そして舌を伸ばして僕に見えるようにそこをくすぐり始めた。
「ひっ」
ダルガートの太い指で押し上げられたそこをサイードさんが乳輪ごと咥えて愛撫する。そしてリズミカルに中を突かれて、もう僕はひたすら喘ぎながら二人にしがみつくことしかできなかった。
◇ ◇ ◇
結局、二人に交互に何度も貫かれ溢れるほどの精を注ぎ込まれて気絶するように寝てしまった。
そして目が覚めた時、僕を上に乗せて抱いていたのは珍しくダルガートの方だった。
「……おはよ」
そう言った僕の声は笑っちゃうくらいにカッスカスに擦れていた。無理もない。昨日は二人にめちゃくちゃに煽られては焦らされて、いやらしい言葉で散々おねだりさせられたのだ。
二人がかりで味合わされた快感に頭がぐずぐずになっていたとはいえ、よくも素面であんなことが言えたもんだと自分で思い返しては呆れかえる。
たちまち熱くなった顔を顰めると、ダルガートがからかうように口の端を上げて僕の額に口づけた。
「おはよう、カイ。目覚めたか」
上からサイードさんの声が降ってくる。ダルガートに手伝ってもらってなんとか身体を起こすと、どうやら水浴びをしていたらしいサイードさんが濡れた髪を掻き上げて言った。
「カイも汗を流してくるといい」
「……起き上がれると思います? この惨状で」
わざとムスッとした顔で言った途端、僕は後悔した。しまった、こんなこと言ったら絶対――――、と思いかけたところで案の定ダルガートに軽々と抱え上げられて湖に連れて行かれてしまう。
そしてのんびり水を飲んでる馬たちの目の前で、後から来たサイードさんと一緒に頭から水を掛けられ体中あちこち撫でて擦られ、ありとあらゆる場所を洗われてしまった。
だよね! そうなるよね、わかってた!!!
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