106 / 161
【第三部】西の国イスタリア
113 贈り物★(サイード・ダルガート)
それから数日後、僕のイスタリア行きはあっさりと認められた。
多分カハル皇帝や宰相さんの頭の中では、そこにいるだけで天候が安定すると言われる《慈雨の神子》を他国へ行かせる弊害を超える外交上のメリットがすでに描かれているのだろう。そして今回の訪問の名目となるレティシア王女の婚約祝いのために文官の代表として宰相補佐のアドリーが同行することも決まった。
それから僕の主騎のヤハル、近従のウルド、その他の護衛の騎士と彼らに仕える従士たち、アドリーの補佐を含めて二十人ほどがついて来てくれるらしい。
何せ今回は他国の王族への公式な訪問だ。服だの土産物だのと連日慌ただしく支度が整えられる中、僕はサイードさんとダルガートに思いがけないものを予想もしなかった時に貰ってしまった。
◇ ◇ ◇
「え……っ? んっ、じゃ、ふ、二人とも、一緒に来てくれる、んですか……あっ」
「ああ、そうハリファのお許しがあった」
「んっ、あっ、そう……、は……ぁ……っ」
深々と後ろにサイードさんの熱くて硬いものを埋め込まれたままダルガートに前をぬるぬると扱かれて、あまりの気持ちよさに言われた言葉を理解するのに数秒掛かってしまった。
「……っう、で、でも、大丈夫なんですか……っ、所属が違うとはいえ、二人が同時に、国を出るなん、……あっ」
「所属が違うからこそ、だな。国の守りはサファル殿とカーディム殿がいるし、ハリファの近衛も優秀な者は多くいる」
その時サイードさんにぐぐっ、と最奥を押し上げられて思わず息を呑んだ。
「あ、そこ、待って……っ、ひゃ、ダメ、ダメ……っ!」
夜も更けた頃、寝台の帳の中に荒い息遣いと濡れた声が木霊する。もうずっと二人に向かい合わせに挟まれるようにして、サイードさんの膝に座らされ後ろから貫かれていた。前からはダルガートの手や口に愛撫され、受け止めきれない快感に身体が逃げそうになってもどこにも行き場がない。
サイードさんのモノに一番奥にある狭い入り口のような場所を捏ねられ、くぷくぷと突かれて声も出ない。そこを責められると頭が真っ白になって身体がちょっとおかしくなってしまうからあまりしないように頼んでいるのに、サイードさんもダルガートも時々こんな意地悪をしてくる。
「ひ……、あ、ふぁ、あ、……ひゃ、あぁ……」
ダルガートにしがみつきながらいつまで経っても慣れないめちゃくちゃな快感にだらしなく喘いでいると、突然耳元でダルガートの声がした。
「今回のイスタリア行きには季節一つ分ほど掛かりそうですな」
「そ、そんなに長く、……んんっ」
「そこで神子殿に一つお願いが」
「……お、おねが、い……っ? な、なに……ひっ! や、やだ、おなか、押さない、で……っ」
ぐいぐいと突き上げてくるサイードさんのモノと呼応するようにダルガートが僕の下腹を押してくる。「ここまで深く入っているのがお分かりか?」とダルガートが僕に聞いているのだ。ダルガートの恐ろしく大きくて太いモノを限界まで埋め込まながら揺さぶられている時にサイードさんまで同じことをしてくるのが本当にたまらない。
中からも外からも情け容赦なく責め立てられて、最近では射精せずにイってしまうのが癖になってしまった。
泣いて喘いでビクビクと痙攣しながら達しそうになった時、今度はサイードさんが囁くような声で言った。
「俺とダルガートから、カイに贈りたいものがあるのだ」
「……っ、っふぁ、ひぁ、あ……っ、あっ」
「どうかイスタリアでも必ず、肌身離さず常に付けていて欲しい」
「っひゃ、わ、わかったから、も、だめ、はやく、はやく、イかせて……っ」
ダルガートの手が離れて、また戻ってくる。
「……っは……っ、あ、……っひ、あう…………んっ」
ぐぷぐぷと突かれながらダルガートに濡れた布で耳たぶを拭われる。同時に強い酒の匂いがして、何かツンと尖ったものが皮膚に当たるのを感じた。
「少しだけご辛抱を」
「ひぐっ!」
後ろからサイードさんが身動き取れないくらきつく頭と身体を抱き締めて、最奥にねじ込んでくる。ぷつん、と耳たぶにかすかな痛みが走った。けれどそれの何十倍も大きな、いっそ暴力的なまでの快感を味合わされてそんな小さな痛みなど一瞬で吹き飛んでしまう。
「~~~~~~ッ!!」
ビクビクと痙攣する身体をサイードさんに抱きしめられて抑え込まれた。その間もダルガートが耳に触れて何かしている。
「……っふ、ふぁっ、……はっ、っは……っ」
必死に呼吸を繰り返していると頭をそっと倒されて、今度は逆の耳にダルガートが触れてきた。出さずにイってしまった前をサイードさんに優しく撫でられて思わず泣き出してしまう。その隙にまたダルガートが僕の耳に針を刺した。
息も絶え絶えになっている僕の前に鏡が差し出される。すると両耳に小さいけれどひどく精巧に作られた耳飾りがついているのがわかった。
「これはお守りだ。右の耳環がダルガート、左は俺からだ。必ず、どこへ行くにも決して外さずにいて欲しい。きっとカイを守ってくれるだろう」
そう言われてふと思い出した。
以前東の辺境から帝都に戻ったばかりの頃、ウルドが「僕のような身分の人は本当は耳飾りをつけないといけない」と言っていたことがある。身分と言われて思い浮かべたのは神殿関係者や周りの偉い人たちだったけれど誰も耳飾りなんてしていなくて、どういう意味なのかウルドに聞いたら困ったような顔をされたのでそれ以上追及するのはやめたんだった。
これってそれのことなんだろうか。でも護身のためのお守りだというピアスと身分がなんの関係があるんだ?
よくわからないけれど二人からのプレゼントは素直に嬉しかったので「絶対外しません」と答える。するとサイードさんとダルガートが互いに目を合わせてから僕にキスをしてくれた。
そうしてひと月の間に準備は整い、僕はイスタリアへの旅に出た。
「気をつけて行けよ、神子さんよ!」
カハル皇帝の義弟のカーディム将軍が大声でそう言うとサファル将軍がその後ろで頷いた。カハル皇帝もニヤリと笑って「くれぐれもあの王女にサイードを獲られぬようにな」と言った。
「あの、でも婚約されたんですよね? もっと西の国の王子と」
「あの女狐が男一人で満足するタマだと思うか?」
などと恐ろしいことを言うカハル皇帝の横でサファル将軍とカーディム将軍が大真面目な顔をして「くれぐれもサイードをよろしく頼む」と僕に言ってきた。なんと答えていいか分からず、僕もできるだけ真面目な顔で頷く。
わざわざ宮城の外まで見送りに来てくれた陛下たちに手を振りながら、実に個性的な三人組の姿に密かに感嘆した。
アジャール山へ登った時にヤハルから初めてカハル皇帝とその義兄弟たちの話を聞いた時には、まるで三国志のようにドラマティックな人物像にワクワクしたものだ。実際天才軍師(?)もいたし。
けれどあの稀代の物語での三兄弟の最期は実に寂しく悲しいものだった。できることならこの三人にはいつまでもこんな風に豪快に笑っていて欲しいな、と思う。
そういえばサイードさんとダルガートに貰った耳飾りを見てヤハルとウルドが「……なんというか……」「すごいですね……」と絶句して、カハル皇帝たちはものすごく愉快そうに笑っていた。ちなみに宰相さんは完全に呆れ返っていた。なのに誰もその理由は教えてくれなかったのはなぜなのだろうか。気になる。
多分カハル皇帝や宰相さんの頭の中では、そこにいるだけで天候が安定すると言われる《慈雨の神子》を他国へ行かせる弊害を超える外交上のメリットがすでに描かれているのだろう。そして今回の訪問の名目となるレティシア王女の婚約祝いのために文官の代表として宰相補佐のアドリーが同行することも決まった。
それから僕の主騎のヤハル、近従のウルド、その他の護衛の騎士と彼らに仕える従士たち、アドリーの補佐を含めて二十人ほどがついて来てくれるらしい。
何せ今回は他国の王族への公式な訪問だ。服だの土産物だのと連日慌ただしく支度が整えられる中、僕はサイードさんとダルガートに思いがけないものを予想もしなかった時に貰ってしまった。
◇ ◇ ◇
「え……っ? んっ、じゃ、ふ、二人とも、一緒に来てくれる、んですか……あっ」
「ああ、そうハリファのお許しがあった」
「んっ、あっ、そう……、は……ぁ……っ」
深々と後ろにサイードさんの熱くて硬いものを埋め込まれたままダルガートに前をぬるぬると扱かれて、あまりの気持ちよさに言われた言葉を理解するのに数秒掛かってしまった。
「……っう、で、でも、大丈夫なんですか……っ、所属が違うとはいえ、二人が同時に、国を出るなん、……あっ」
「所属が違うからこそ、だな。国の守りはサファル殿とカーディム殿がいるし、ハリファの近衛も優秀な者は多くいる」
その時サイードさんにぐぐっ、と最奥を押し上げられて思わず息を呑んだ。
「あ、そこ、待って……っ、ひゃ、ダメ、ダメ……っ!」
夜も更けた頃、寝台の帳の中に荒い息遣いと濡れた声が木霊する。もうずっと二人に向かい合わせに挟まれるようにして、サイードさんの膝に座らされ後ろから貫かれていた。前からはダルガートの手や口に愛撫され、受け止めきれない快感に身体が逃げそうになってもどこにも行き場がない。
サイードさんのモノに一番奥にある狭い入り口のような場所を捏ねられ、くぷくぷと突かれて声も出ない。そこを責められると頭が真っ白になって身体がちょっとおかしくなってしまうからあまりしないように頼んでいるのに、サイードさんもダルガートも時々こんな意地悪をしてくる。
「ひ……、あ、ふぁ、あ、……ひゃ、あぁ……」
ダルガートにしがみつきながらいつまで経っても慣れないめちゃくちゃな快感にだらしなく喘いでいると、突然耳元でダルガートの声がした。
「今回のイスタリア行きには季節一つ分ほど掛かりそうですな」
「そ、そんなに長く、……んんっ」
「そこで神子殿に一つお願いが」
「……お、おねが、い……っ? な、なに……ひっ! や、やだ、おなか、押さない、で……っ」
ぐいぐいと突き上げてくるサイードさんのモノと呼応するようにダルガートが僕の下腹を押してくる。「ここまで深く入っているのがお分かりか?」とダルガートが僕に聞いているのだ。ダルガートの恐ろしく大きくて太いモノを限界まで埋め込まながら揺さぶられている時にサイードさんまで同じことをしてくるのが本当にたまらない。
中からも外からも情け容赦なく責め立てられて、最近では射精せずにイってしまうのが癖になってしまった。
泣いて喘いでビクビクと痙攣しながら達しそうになった時、今度はサイードさんが囁くような声で言った。
「俺とダルガートから、カイに贈りたいものがあるのだ」
「……っ、っふぁ、ひぁ、あ……っ、あっ」
「どうかイスタリアでも必ず、肌身離さず常に付けていて欲しい」
「っひゃ、わ、わかったから、も、だめ、はやく、はやく、イかせて……っ」
ダルガートの手が離れて、また戻ってくる。
「……っは……っ、あ、……っひ、あう…………んっ」
ぐぷぐぷと突かれながらダルガートに濡れた布で耳たぶを拭われる。同時に強い酒の匂いがして、何かツンと尖ったものが皮膚に当たるのを感じた。
「少しだけご辛抱を」
「ひぐっ!」
後ろからサイードさんが身動き取れないくらきつく頭と身体を抱き締めて、最奥にねじ込んでくる。ぷつん、と耳たぶにかすかな痛みが走った。けれどそれの何十倍も大きな、いっそ暴力的なまでの快感を味合わされてそんな小さな痛みなど一瞬で吹き飛んでしまう。
「~~~~~~ッ!!」
ビクビクと痙攣する身体をサイードさんに抱きしめられて抑え込まれた。その間もダルガートが耳に触れて何かしている。
「……っふ、ふぁっ、……はっ、っは……っ」
必死に呼吸を繰り返していると頭をそっと倒されて、今度は逆の耳にダルガートが触れてきた。出さずにイってしまった前をサイードさんに優しく撫でられて思わず泣き出してしまう。その隙にまたダルガートが僕の耳に針を刺した。
息も絶え絶えになっている僕の前に鏡が差し出される。すると両耳に小さいけれどひどく精巧に作られた耳飾りがついているのがわかった。
「これはお守りだ。右の耳環がダルガート、左は俺からだ。必ず、どこへ行くにも決して外さずにいて欲しい。きっとカイを守ってくれるだろう」
そう言われてふと思い出した。
以前東の辺境から帝都に戻ったばかりの頃、ウルドが「僕のような身分の人は本当は耳飾りをつけないといけない」と言っていたことがある。身分と言われて思い浮かべたのは神殿関係者や周りの偉い人たちだったけれど誰も耳飾りなんてしていなくて、どういう意味なのかウルドに聞いたら困ったような顔をされたのでそれ以上追及するのはやめたんだった。
これってそれのことなんだろうか。でも護身のためのお守りだというピアスと身分がなんの関係があるんだ?
よくわからないけれど二人からのプレゼントは素直に嬉しかったので「絶対外しません」と答える。するとサイードさんとダルガートが互いに目を合わせてから僕にキスをしてくれた。
そうしてひと月の間に準備は整い、僕はイスタリアへの旅に出た。
「気をつけて行けよ、神子さんよ!」
カハル皇帝の義弟のカーディム将軍が大声でそう言うとサファル将軍がその後ろで頷いた。カハル皇帝もニヤリと笑って「くれぐれもあの王女にサイードを獲られぬようにな」と言った。
「あの、でも婚約されたんですよね? もっと西の国の王子と」
「あの女狐が男一人で満足するタマだと思うか?」
などと恐ろしいことを言うカハル皇帝の横でサファル将軍とカーディム将軍が大真面目な顔をして「くれぐれもサイードをよろしく頼む」と僕に言ってきた。なんと答えていいか分からず、僕もできるだけ真面目な顔で頷く。
わざわざ宮城の外まで見送りに来てくれた陛下たちに手を振りながら、実に個性的な三人組の姿に密かに感嘆した。
アジャール山へ登った時にヤハルから初めてカハル皇帝とその義兄弟たちの話を聞いた時には、まるで三国志のようにドラマティックな人物像にワクワクしたものだ。実際天才軍師(?)もいたし。
けれどあの稀代の物語での三兄弟の最期は実に寂しく悲しいものだった。できることならこの三人にはいつまでもこんな風に豪快に笑っていて欲しいな、と思う。
そういえばサイードさんとダルガートに貰った耳飾りを見てヤハルとウルドが「……なんというか……」「すごいですね……」と絶句して、カハル皇帝たちはものすごく愉快そうに笑っていた。ちなみに宰相さんは完全に呆れ返っていた。なのに誰もその理由は教えてくれなかったのはなぜなのだろうか。気になる。
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
悪役令息を引き継いだら、愛が重めの婚約者が付いてきました
ぽんちゃん
BL
双子が忌み嫌われる国で生まれたアデル・グランデは、辺鄙な田舎でひっそりと暮らしていた。
そして、双子の兄――アダムは、格上の公爵子息と婚約中。
この婚約が白紙になれば、公爵家と共同事業を始めたグランデ侯爵家はおしまいである。
だが、アダムは自身のメイドと愛を育んでいた。
そこでアダムから、人生を入れ替えないかと持ちかけられることに。
両親にも会いたいアデルは、アダム・グランデとして生きていくことを決めた。
しかし、約束の日に会ったアダムは、体はバキバキに鍛えており、肌はこんがりと日に焼けていた。
幼少期は瓜二つだったが、ベッドで生活していた色白で病弱なアデルとは、あまり似ていなかったのだ。
そのため、化粧でなんとか誤魔化したアデルは、アダムになりきり、両親のために王都へ向かった。
アダムとして平和に暮らしたいアデルだが、婚約者のヴィンセントは塩対応。
初めてのデート(アデルにとって)では、いきなり店前に置き去りにされてしまい――!?
同性婚が可能な世界です。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
※ 感想欄はネタバレを含みますので、お気をつけください‼︎(><)
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。