月の砂漠に銀の雨《二人の騎士と異世界の神子》

伊藤クロエ

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【最終章】新世界

133 獣の夜★(ダルガート)

 昔、エルミランの山頂で僕が初めて二人に好きだと言った時にきちんと答えを返してくれなかったのは『そのようなこと口にするのは不敬に当たるかと思った』とダルガートは言っていた。
 けれど今の僕は彼よりずっと年下の、ただの下級神官でしかない。

 肘を掴んでいた手が離れ、代わりに腰をぐっと掴まれる。そしてもう片方の手が僕の胸元に濡れて張り付く薄いシャツをなぞった。からかうような意地の悪い笑みをかすかに浮かべてダルガートが僕を見下ろしている。その顔を見てまた気づかされた。

 突然泣き出したり好きだと言ったり彼にだけ特別に食事を増やしたり、その上こんな風に無防備に水浴びなんかしたりして、これでは僕がダルガートを誘惑していると思われても当然だ。

「ちが……っ、そんなつもりじゃ……っ」

 慌ててそんなことを言ったってあまりにも白々しいと自分でも思う。だって今間違いなく僕の顔は真っ赤だろうし、うるさいくらいに鼓動は速いし、目だってみっともないほど潤んで彼を求めているのに。

「ん……っ」

 まるで駄々をこねる子どもをいなすように容易く僕の抵抗を封じ込めてダルガートが口づけてくる。肉感的な彼の唇や口内を我が物顔に愛撫する肉厚な舌の感触に勝手に身体が熱くなる。
 全力で暴れたってびくともしない太い腕に抱きすくめられて身動き取れないまま、濡れたシャツの上から尻を掴まれ揉みしだかれた。

「あ……っ、っは、うんっ」

 尻の谷間を指の腹で撫でられてつい声が出る。けれどその声も乱れる息も全部奪うように何度も深く口づけられ舌を絡められた。
 ダルガートの足が僕の両足の間に割り込んでくる。そして硬い腿でゆっくりと捏ね上げるようにソコを刺激されて、逃げ場もなくてひたすら彼にしがみついて泣き声のような声を漏らした時、彼の声が冷たく響いた。

「神殿長殿には気に入られているようだが、その耳環といい不可解な言動といい不審な点が多すぎる」

 ごつごつとした手で顎を掴まれ、濡れたシャツ越しに後腔を指で嬲られながら耳に流し込まれる声の冷ややかさに背筋が凍る。

「幸い時間は充分にある。私が知りたいことをすべて、この身体に問い質すとしよう」


     ◇   ◇   ◇



 それから一晩中、夜が明けるまで僕はオアシスのほとりでダルガートにめちゃくちゃに抱かれて、すべてを白状させられた。

「んっ、あぐ、あ、んっ、んっ」

 地面に敷いた毛布に頬を押し付けて、高々と尻を上げた犬のように貫かれながら息も絶え絶えに喘ぐ。

「中級神官の話では、余計な口を利かず黙々と役目に従事しているそうだが、ここはやけに慣れているようだ。ずいぶんと嬉しそうに絡みついてくる」

 そう言われて恥ずかしさにカッと顔が熱くなる。そしてひくつく粘膜を引きずり、引いてはまた深々と潜り込むモノの長大さに悲鳴を飲み込んだ。

 怖い。彼を初めて心の底から怖いと思う。
 顔が見えず話し方も違う。声は確かにダルガートだけれど僕を組み敷く力の強さもあまりに容赦ない腰使いもまるで知らない男のようだ。なのに胎内を犯すその熱の塊は確かに僕がよく知っている形をしていて、身体は勝手に反応して歓喜に打ち震えた。

 ダルガートは痛みで僕を従わせるつもりはないらしく、たっぷりと垂らされた油が彼が腰を打ち付ける度にぱちゅぱちゅと濡れた音を立てている。
 背中にのしかかってくる重みがたまらない。耳孔に吹き込まれる息遣いと低い声にゾクゾクする。

「答えろ。お前は何者だ。エイレケの意を受けた間者か」
「ち……ちが……ゃっ! あ、あ……んンっ」
「顔に似合わず強情だ」
「ひあっ!!」

 かつてダルガートとサイードさんに覚え込まされたあの場所を抉られて思わず悲鳴を上げる。後ろから肘を掴まれ、引っ張られて上半身が浮く。そこを狙ったようにダルガートの手が回ってきて喉首を掴まれた。

「あ……、ひ……っ、あぁ……、っ」

 内臓ごと押し上げられるようなあまりにも強い圧迫感につい身体が逃れようとするけれど、一回りも二回りも大きな身体にがっちりと抱え込まれてどこにも逃げ場がない。狭く閉じたようなその場所をゆっくりと、けれど確実にとてつもない質量のモノがこじ開けにくる。一瞬視界がパチパチと弾けて僕は息を止めた。

「ほう、全部入ったな」

 少し驚いたような声でダルガートが呟いた。尻にザリ、とダルガートの下生えが当たる。
 それからはもう、めちゃくちゃだった。

「ひゃっ、あっ、ん、は、ひ……んッ!」

 熱くて太くて硬い楔を深々と突き入れられて、その次は浅いところばかりを出し入れされて、そして再び奥までいっぱいにねじ込まれて奥の入り口をぐぷぐぷと抜かれながら何度も揺さぶられた。

「あ、や……っ、ぁあっ、ま……って……っ、ダメ、……ぇっ、あっ」
「誘ってきたのはそちらだ。いまさら逃げようなどとは道理に合わぬ」
「ひぐ……ぅ……んっ」

 再び毛布に這わされ、手を伸ばして逃げようとするとダルガートに引きずり戻される。必死に腕を突っぱねて押し返そうとすると、ウェイトの差に物を言わせて無理矢理組み敷いてくる。
 ひどく乱暴なのに痛みはなく、僕が感じる場所ばかりをすぐに見つけてはそこばかりを絶え間なく責め立ててくる。こんな風に底のない蟻地獄のような快楽で相手を落とす拷問があるのかと、僕は身をもって思い知らされた。

「あ……、ひ……っ、あぁ……、はぁ……っ」

 ドライで達する時だけの、あのだらだらといつまでも続く快感に息ができない。
 苦しい、苦しい、なのに気持ちがいい。イっているのに何の情けも遠慮もなくガツガツと突かれ揺さぶられ続けて限界を超えた快感にぐらぐらと脳が揺れる。

 どうして。このダルガートは僕を知らないのに。僕を愛していないのに。なのにどうしてこんなに気持ち良くなってしまうのかわからない。セックスは愛情があってこそのものじゃないの? 身体だけの繋がりでこんなに喜んでしまっていいの?
 どうしよう、こんなに心を揺らしてまた嵐が起きないだろうか。大雨が降ったりしないだろうか。

「あっ、あっ、あっ、ひう……んッ!」
「聞きたいことはまだある。どうしてアル・ハダールの騎士に取り入り、母国に残る騎兵団の長を探ろうとした」
「ちが……っ、あれはそんなんじゃ……っ、アツ!」

 気持ちがいい。気持ちがいい。気持ちがよすぎて気が狂いそうだった。

「ひあ、んあっ、あっ、ソコ、やだ、あ、きた、またきた、やだ、ムリ、も、ムリ……ぃっ」

 もはや何度目かもわからぬ絶頂なのにまだ一度も射精できていない。
 辛くて辛くてたまらない。なのにダルガートがまだ痙攣している僕に圧し掛かり更に中をかき回してくる。僕は再び襲い来る耐え難いほどの快感にぎゅっと目を瞑った。

「ひっ、あっ、う、ダル、ダルガー、あうっ! や、ま、って、ソコ、あ、あ、ヒ……ッツ!」
「ではこの耳環は? これほどの物を与えられるのはよほどの貴族か王族くらいしかおらぬ」
「んっ、あう、だから、ぼくの大事なひとが、あ、いやだ、ソコ、ぐりぐり……っ、ひうん……っ」
「答えろ。誰がそれを与えた。あの淫蕩なエイレケの王兄弟か。それともイスタリアの次期王配の座を狙う重臣の一人か」
「ち、ちが……っ、あっ、ま、待って、待って……ぇ……っ」

 何度僕が頼んでもダルガートは止まらずガンガン突き上げてくる。僕は涙と唾液を垂れ流しながらひたすら喘ぎ、毛布を握りしめた。

「あ、あっ、や、やだぁ…っあ、は、……ひぅんッ」
「どうした。言葉を続けろ。何を言おうとした?」
「ああ……っ、はあっ! ん……っ、ひゃうっ、あ、あうぅん……っ!」

 怖い。怖い。これが僕が知らなかったダルガートの一面なのか。
 初めて出会った頃、僕は彼の冷ややかな黒い目や冷淡な態度を怖がっていた。でも今のダルガートを見ればそれが彼の持つ力と恐ろしさのほんの薄っぺらい一片だけのことだったとよくわかる。
 その時不意に腰を掴まれ、力がまるで入らない尻をさらに高く持ち上げられた。

「ひ……っ、ダ、ダルガー、ト、やだ、これ、これやだ、ダルガー…………ッ!?」

 彼の顔が見えなくて怖い。ただ無言で後ろから貫かれ揺さぶられているとまるで本物の獣に犯されているような気になる。
 けれど必死の懇願もむなしく片手で押さえ込まれて上体を毛布に押し付けられると、これ以上ないほど奥深くまで貫かれた。

「~~~~~ッツ!!」

 もう声を上げることさえできなかった。
 後ろから貫かれながらまた身体を引き起こされる。そして背後から回ってきた手が僕の胸を執拗に弄りだす。

「ひっ、あっ、はあっ、ひう、は、あ、うう……んっ」

 うなじを舐められ、蠕動する肉壁を膨れ上がった亀頭で抉られ、そして乳輪を爪の先で引っかかれ突起を擦られ、乳頭の窪みをくりくりと弄られる。その間一切触れられずほったらかしにされた僕のペニスからはようやくだらだらとだらしなく精液が溢れ出ていた。
 ようやく望んでいた射精が叶ったというのに少しも熱が引いていかない。そして身体が冷める間もなくまたぐちゃぐちゃにかき回されイかされる。

 今、ダルガートは僕を屈服させるために抱いている。
 肩を押さえつける手の有無を言わせぬ強さ。情け容赦なくぐりぐりとねじ込まれる男根の凶暴さ。泣いて嫌がる僕に構わず乳首を捏ね上げる指先の意地悪さ。
 それほどまでに強く彼に疑われていることが悲しくてたまらない。

「……ちがう、ちがうんだ…………」

 ぼたぼたと涙をこぼし、泣いて喘いで半ば朦朧としながら僕は呟く。

「僕は……本当にダルガートが好きなんだ……」

 怖い。苦しい。息ができない。それくらい好きで好きでたまらないのに。

「……このピアスだって、片方は、ダルガートがくれたんだよ……?」

 不意にダルガートの動きが止まった。僕は涙でドロドロになった毛布に頬を押し付けぐったりと這いつくばる。ダルガートの手が僕の腰を掴んでゆっくりと男根を抜いた。内臓を押し上げ息ができないほどいっぱい腹の中に埋め込まれていたものがなくなって、あまりの喪失感にまた涙が出そうになる。

「私と出会ったのは最近のことではないとでも?」

 疑心に満ちたダルガートの声が聞こえる。僕はゆっくりと瞬きをしてそれに答えた。
 目蓋が重くてうっすらとしか開かない視界にダルガートの顔が映る。

「……あまりにも不可解だ。神殿長とごく一部の神武官しか知らぬはずの隠し通路を通って塔に登ったり、私の好物を当ててみたり、誰も近寄ることさえできない儀式の間の大水晶に触れたり、誰にもなつかぬ私の馬をたやすく従えたり。なぜそんなことができる」

 なぜ? それをどうしたら説明できるだろう。

「……きっと、わけを話しても、信じてもらえない……」
「それは私が決めることだ」
「……ふふっ、そうだね。ダルガートらしいや……」

 そう呟いて深々と息を吐いた。するとダルガートが僕を抱き上げて向かい合わせに膝に座らせる。そして尻を掴んでゆっくりと中に挿れてくれた。彼の動きがゆっくり、ねっとりしたものに変わる。

「あっ、あっ、んっ、あうっ」

 奥を捏ね上げるように揺らされて気持ちがよくてたまらない。そう、そこも、ずっと前にダルガートが見つけた場所。
 そこだけじゃない。どこもかしこも、僕の気持ちいい場所は全部サイードさんとダルガートが教えてくれた。
 例え彼が僕の口を割らせるために抱いているのだとわかっていても、熱くて太くて硬くて大きなもので中を埋め尽くされて、気持ちがよすぎて、嬉しくて、幸せすぎる気持ちをどうしても抑えきれない。それほどまでにずっと寂しくて、触れたくて。

「私にどう思われるかなど考えるな。すべてを話せ」

 そう言われた僕は、彼の分厚い肩に頭を乗せて時折疲労で意識を失いながらもぽつぽつと話をした。僕が違う世界から呼び出されてこのイシュマールに来たこと。《慈雨の神子》と大陸の砂漠化のこと。昔僕が砂嵐を呼んで何人ものエイレケの兵を殺しかけたこと。砂漠の塔で僕が時間を巻き戻して歴史を変え、そして今の世界ができたこと。

 言葉に詰まるとまた奥を突かれて促される。

 僕は昔ダルガートに会っていて、一緒に旅をしたり剣の練習をしたりご飯を食べたり、多くの時間を過ごしたこと。そして僕はダルガートが好きで、そしてもう一人僕たち二人がとても大事に思っていた人がいることを全部話した。

「……このピアスは、ね……っ、ダルガートと、その人が、あっ、くれたん……だ。災厄から僕を守ってくれる、お守りだよ、って、……んっ」
「左右のどちらを」
「ええと……右がダルガートで、左がサイードさん、だったと、思……っ」
「ダウレシュへはその男に会うために?」
「そ……そう……っ、あっ、ど、どうしても、どうしても、ひとめ、あいたくて……んっ」

 そこまで答えた時、話をしている間もぐいぐいとダルガートのものに押し上げられていた場所からどうしようもない疼きが突然這い上がって来て全身総毛立つ。

「や……ッ、ダ……ダルガ……ート…………っ、たすけて、たすけて……ぇ……っ」

 ダルガートにしがみついて震える身体を必死に押さえようとしたけれど、イきたくてもイけずにいる身体が辛くて辛くて涙が溢れてくる。ダルガートが僕を抱きすくめて耳元で囁いた。

「他には? まだ私に言っていないことはないか?」
「っは、あっ、な、ない、……っ、ぜん、ぶ、ぜんぶ、話し、た……ぁ、んっ」

 するとダルガートはようやく僕の答えに満足したのか、繋がったまま僕を毛布の上に寝かせると両足を抱えてのし掛かってきた。そしてひくひくと蠕動している後腔に熱い楔をゆっくりと挿れ直してくれる。

「あっ、あっ、きもち、いい、きもちいい、……っ」

 今までの叩きつけるような激しい責めとは真逆の緩やかさで、痙攣する粘膜を擦り立て奥を突いてくれる。すべてを白状し完全に降伏した獲物へのご褒美なのだろう。
 けれどそれも僕が知るダルガートとのセックスとは深さもリズムも感覚も全然違っていて、死ぬほど気持ちがいいのにますます悲しくなる。

 気持ちがいいのに心が満たされない。なのに彼の熱を感じられて嬉しくてたまらない。頭の中がめちゃくちゃだ。

「ダルガート、すき、だいすき、どうしても、またあいたかったから、だからぼくは」

 ゆるゆると揺さぶられながら僕は飲み込めない唾液と呂律の回らぬ声を漏らした。そしてついにダルガートが胴震いして僕の中に射精する。腹の奥にじわじわと広がる温かさが嬉しくて悲しくて、僕は泣きながら眠りに落ちた。

その晩、あるはずの月は一度も姿を見せなかった。


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