3 / 64
第一話 鋼鉄の女神 ─デア・エクス・マキナ─ その二
しおりを挟む
やがて、巻き上がった破片や振動がおさまり、立ち上がった煙も薄れると
キョーコとタケシがいた教室の壁はえぐれて消えさり、ポッカリと青い空が覗いていた。
明るい日差しが教室に差し込み、光と影のコントラストを際立たせる。
遮蔽物を失った影響だろうか、外に響いていたサイレンの音を含めた様々な音が更に大きく聞こえてくる。
意識を失い仰向けに倒れていたキョーコがハッと気を取り直し、上体を起こす。
「痛っ~……」
数秒間ぼんやりと空を見ていたキョーコだったが、
そこが壁や天井の一部がなくなり、空が覗く教室の中だったことに気づくと
その表情がみるみるとこわばっていった。
「ちょ、ちょっとタケシ!?」
慌てて周囲に散らばる机や椅子を探りながらオロオロと周囲を確認するキョーコ。
だがそこにタケシの姿はなく、ただ片方の上履きがおちているのが確認出来ただけだった。
「タケシ……」
青ざめたキョーコはタケシの上履きを拾いあげて、さらに周囲に目を配ると、
崩れた瓦礫の一部に隠れるようにして人の手首から先が出ているのが目に入った。
キョーコは急いで駆け寄り床に伸びている手を取ると、その手のひらから暖かな体温が伝わってくる。
「タケシ!!」
ここにタケシが倒れている!
そう判断したキョーコが手を引っ張る。
が、同時に何か違和感を感じた。
だが、キョーコは躊躇せず、さらに力をこめて手を引っぱる。
その途端、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
キョーコの感情が恐怖に包まれ、喉から空気を振るわせるほどの絶叫をあげた。
それも当然であろう、何故なら、引き上げた手首の先には、そこにあるべき体がなく
引きちぎられた傷口から真っ赤な血が滴り落ちていただけだったのだから。
たまらず手首を投げ捨て尻餅をつくキョーコ。
衝撃のあまり足がもつれ立ち上げることが出来ず、お尻を引きずりながらずるずると後ずさる。
投げ捨てられた手首は転がっていき、壁にあたって跳ね返ると床の亀裂から下の階へと落ちていった。
「ハァハァハァ……」
キョーコは怯えながら自分の手のひらを見つめる。
い、今の手……あ、暖かかった……ま、まさか……
恐る恐る立ち上がったキョーコは、手首があった瓦礫の方へとゆっくり近づいていく。
その時、崩壊した教室の暗い影の中に何かがいる事に気づいたキョーコが叫んだ。
「タケシ!?」
影が蠢き赤い光が瞬く。
「!?」
影の中にいた物、それはタケシではなかった。
影からキョーコを見つめていた物、それは銀色の巨大な顔。
まるでオオカミを思わせるような巨大な機械の獣の顔であった。
「あ……あ、あ……」
砕けた床から顔を覗かせていた機械の獣はおびえるキョーコを認識すると、
赤い目を発光させ、背中から瓦礫を振り落とし、ゆっくりと身を起こす。
立ち上がったその獣の身の丈は10数メートルはあるだろうか。
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げるキョーコ。
その悲鳴に反応したのか、獣はキョーコを一飲みにせんとばかりに咆哮をあげ、噛み付きかかってくる。
だが、獣の牙がキョーコにとどく寸前、白い人影がキョーコを抱え後ろに飛び退いた。
「え?」
キョーコを助けた人影、それは白い肌の美少女。
ただし、全裸の。
「ガミオン!」
キョーコを抱いた全裸美少女が長い黒髪をなびかせながら声を上げた時、
何かが光を遮り、教室全体が薄暗くなる。
「!?」
異変を感じて顔を上げたキョーコは、そこに新たな壁があることに気づく。
だが、なにか妙だ。
金属質の光沢を持つその壁は奇妙な凹凸をしていた。
キョーコが視線さらに上へと向けると、それは壁ではなく、なにやら得体の知れぬ存在の体であることを認識する。
しいて例えるなら、そう、それは人間の、少女の体。
見上げるほど巨大な機械の少女、その赤銀の身体が光を遮り、教室に影を落としていたのだ。
「……へ!?」
我が目を疑いながらも凝視しているキョーコに、巨大な少女の顔が向けられる。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ?!」
巨人少女の視線にキョーコが叫びをあげるのも構わず、
全裸少女はキョーコを抱えたまま走り出し、獣の鼻面を踏み台にして、更に高く飛び上がった。
超人的な跳躍力をみせた全裸少女は巨人少女の肩に着地すると静かに語り掛ける。
「ガミオン、こいつが君の言っていた敵なのか?」
「そうだ、だが、コイツはただの従者、いわば『ドローン』に過ぎない。単体なら取るに足らないものだ」
言いながら巨人少女は獣の体に掴みかかった。
獣は藻掻き、食らいつき牙を立てるが巨人少女は構わずにそのまま腕をひねり、獣を打ち付ける。
間髪を入れず巨人少女がさらに止めの一撃とばかりに拳を叩き込むと、
少女の体に流れる光のラインに、さらに強い光が流れる。
光は腕のラインを伝い、獣の体に達すると、その装甲を弾き飛ばし、
一瞬のうちに体を内部から粉砕した。
破裂した衝撃で弾き上げられた獣の半身からはバラバラと機械の部品がこぼれ落ちる。
獣の体はあっという間にスクラップと化し、地面に倒れ伏した。
戦現実離れした光景にキョーコが驚愕していると、
全裸少女はキョーコを抱いたまま巨人少女ガミオンの肩から飛び降りる。
「うわっ?」
驚き、思わず全裸少女に強く抱きつくキョーコ。
二人が着地した場所、そこは金属的光沢を放つ巨人少女ガミオンの手の上。
「!!」
金属の巨人少女ガミオンは驚愕するキョーコと全裸少女を優しく地面におろす。
「ありがとう、ガミオン」
キョーコを下ろし地面にたたせる全裸少女。
上から覗き込む巨大な顔にキョーコは息を呑み、ただ脅えて震えるばかり。
ガミオンはキョーコが無事だったことに安心したかのような表情を浮かべた後
ゆっくりと立ち上がる。
「な、なに?これ?なんなの?」
「鈴鹿、怪我はないようだね」
「え?なんで私の名前を知ってるの?」
全裸少女に名前を呼ばれたキョーコは当然の疑問を口にする。
後ずさりするキョーコに少女が言う。
「昔から知ってるよ」
「?」
全裸少女の言葉にますます混乱するキョーコ。
「……そうだ!タケシ!タケシを探さないと!」
突然の出来事に気を取られてしまっていたが、
キョーコはタケシのことを思い出し、その安否が気にかかる。
全裸少女はそんなキョーコに声をかける。
「僕ならここにいる」
「へっ?」
「僕がタケシだ」
更に続けて全裸少女は巨人少女を指差し説明する。
「そして彼女はガミオン、彼女のおかげで僕は助かり、彼女のせいで僕はこの姿になった」
「はぁ?ちょっと、何言ってるかわかんない」
その時、遠くから様々なサイレンの音が近づいてきた。
そのサイレンの音に反応したように、ガミオンはキョロキョロと周りを見回した後、
その姿が光のモザイクに包まれ、煙のように消え去っていった。
「場所を変えて話そう、人が来るとややこしくなる」
タケシと名乗った全裸少女が提案する。
キョーコは、呆然と消えた巨人少女がいた場所とタケシと名乗る全裸少女の顔を何度も見返す。
「?」
暫しの沈黙の後、キョーコが応えた。
「……その格好のまま行くの?」
「え?」
全裸少女は自分が全裸なことに気づき慌てて体を隠しながら言った。
「あの、よろしければ服を貸してもらえると助かるんだけど……」
キョーコとタケシがいた教室の壁はえぐれて消えさり、ポッカリと青い空が覗いていた。
明るい日差しが教室に差し込み、光と影のコントラストを際立たせる。
遮蔽物を失った影響だろうか、外に響いていたサイレンの音を含めた様々な音が更に大きく聞こえてくる。
意識を失い仰向けに倒れていたキョーコがハッと気を取り直し、上体を起こす。
「痛っ~……」
数秒間ぼんやりと空を見ていたキョーコだったが、
そこが壁や天井の一部がなくなり、空が覗く教室の中だったことに気づくと
その表情がみるみるとこわばっていった。
「ちょ、ちょっとタケシ!?」
慌てて周囲に散らばる机や椅子を探りながらオロオロと周囲を確認するキョーコ。
だがそこにタケシの姿はなく、ただ片方の上履きがおちているのが確認出来ただけだった。
「タケシ……」
青ざめたキョーコはタケシの上履きを拾いあげて、さらに周囲に目を配ると、
崩れた瓦礫の一部に隠れるようにして人の手首から先が出ているのが目に入った。
キョーコは急いで駆け寄り床に伸びている手を取ると、その手のひらから暖かな体温が伝わってくる。
「タケシ!!」
ここにタケシが倒れている!
そう判断したキョーコが手を引っ張る。
が、同時に何か違和感を感じた。
だが、キョーコは躊躇せず、さらに力をこめて手を引っぱる。
その途端、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
キョーコの感情が恐怖に包まれ、喉から空気を振るわせるほどの絶叫をあげた。
それも当然であろう、何故なら、引き上げた手首の先には、そこにあるべき体がなく
引きちぎられた傷口から真っ赤な血が滴り落ちていただけだったのだから。
たまらず手首を投げ捨て尻餅をつくキョーコ。
衝撃のあまり足がもつれ立ち上げることが出来ず、お尻を引きずりながらずるずると後ずさる。
投げ捨てられた手首は転がっていき、壁にあたって跳ね返ると床の亀裂から下の階へと落ちていった。
「ハァハァハァ……」
キョーコは怯えながら自分の手のひらを見つめる。
い、今の手……あ、暖かかった……ま、まさか……
恐る恐る立ち上がったキョーコは、手首があった瓦礫の方へとゆっくり近づいていく。
その時、崩壊した教室の暗い影の中に何かがいる事に気づいたキョーコが叫んだ。
「タケシ!?」
影が蠢き赤い光が瞬く。
「!?」
影の中にいた物、それはタケシではなかった。
影からキョーコを見つめていた物、それは銀色の巨大な顔。
まるでオオカミを思わせるような巨大な機械の獣の顔であった。
「あ……あ、あ……」
砕けた床から顔を覗かせていた機械の獣はおびえるキョーコを認識すると、
赤い目を発光させ、背中から瓦礫を振り落とし、ゆっくりと身を起こす。
立ち上がったその獣の身の丈は10数メートルはあるだろうか。
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げるキョーコ。
その悲鳴に反応したのか、獣はキョーコを一飲みにせんとばかりに咆哮をあげ、噛み付きかかってくる。
だが、獣の牙がキョーコにとどく寸前、白い人影がキョーコを抱え後ろに飛び退いた。
「え?」
キョーコを助けた人影、それは白い肌の美少女。
ただし、全裸の。
「ガミオン!」
キョーコを抱いた全裸美少女が長い黒髪をなびかせながら声を上げた時、
何かが光を遮り、教室全体が薄暗くなる。
「!?」
異変を感じて顔を上げたキョーコは、そこに新たな壁があることに気づく。
だが、なにか妙だ。
金属質の光沢を持つその壁は奇妙な凹凸をしていた。
キョーコが視線さらに上へと向けると、それは壁ではなく、なにやら得体の知れぬ存在の体であることを認識する。
しいて例えるなら、そう、それは人間の、少女の体。
見上げるほど巨大な機械の少女、その赤銀の身体が光を遮り、教室に影を落としていたのだ。
「……へ!?」
我が目を疑いながらも凝視しているキョーコに、巨大な少女の顔が向けられる。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ?!」
巨人少女の視線にキョーコが叫びをあげるのも構わず、
全裸少女はキョーコを抱えたまま走り出し、獣の鼻面を踏み台にして、更に高く飛び上がった。
超人的な跳躍力をみせた全裸少女は巨人少女の肩に着地すると静かに語り掛ける。
「ガミオン、こいつが君の言っていた敵なのか?」
「そうだ、だが、コイツはただの従者、いわば『ドローン』に過ぎない。単体なら取るに足らないものだ」
言いながら巨人少女は獣の体に掴みかかった。
獣は藻掻き、食らいつき牙を立てるが巨人少女は構わずにそのまま腕をひねり、獣を打ち付ける。
間髪を入れず巨人少女がさらに止めの一撃とばかりに拳を叩き込むと、
少女の体に流れる光のラインに、さらに強い光が流れる。
光は腕のラインを伝い、獣の体に達すると、その装甲を弾き飛ばし、
一瞬のうちに体を内部から粉砕した。
破裂した衝撃で弾き上げられた獣の半身からはバラバラと機械の部品がこぼれ落ちる。
獣の体はあっという間にスクラップと化し、地面に倒れ伏した。
戦現実離れした光景にキョーコが驚愕していると、
全裸少女はキョーコを抱いたまま巨人少女ガミオンの肩から飛び降りる。
「うわっ?」
驚き、思わず全裸少女に強く抱きつくキョーコ。
二人が着地した場所、そこは金属的光沢を放つ巨人少女ガミオンの手の上。
「!!」
金属の巨人少女ガミオンは驚愕するキョーコと全裸少女を優しく地面におろす。
「ありがとう、ガミオン」
キョーコを下ろし地面にたたせる全裸少女。
上から覗き込む巨大な顔にキョーコは息を呑み、ただ脅えて震えるばかり。
ガミオンはキョーコが無事だったことに安心したかのような表情を浮かべた後
ゆっくりと立ち上がる。
「な、なに?これ?なんなの?」
「鈴鹿、怪我はないようだね」
「え?なんで私の名前を知ってるの?」
全裸少女に名前を呼ばれたキョーコは当然の疑問を口にする。
後ずさりするキョーコに少女が言う。
「昔から知ってるよ」
「?」
全裸少女の言葉にますます混乱するキョーコ。
「……そうだ!タケシ!タケシを探さないと!」
突然の出来事に気を取られてしまっていたが、
キョーコはタケシのことを思い出し、その安否が気にかかる。
全裸少女はそんなキョーコに声をかける。
「僕ならここにいる」
「へっ?」
「僕がタケシだ」
更に続けて全裸少女は巨人少女を指差し説明する。
「そして彼女はガミオン、彼女のおかげで僕は助かり、彼女のせいで僕はこの姿になった」
「はぁ?ちょっと、何言ってるかわかんない」
その時、遠くから様々なサイレンの音が近づいてきた。
そのサイレンの音に反応したように、ガミオンはキョロキョロと周りを見回した後、
その姿が光のモザイクに包まれ、煙のように消え去っていった。
「場所を変えて話そう、人が来るとややこしくなる」
タケシと名乗った全裸少女が提案する。
キョーコは、呆然と消えた巨人少女がいた場所とタケシと名乗る全裸少女の顔を何度も見返す。
「?」
暫しの沈黙の後、キョーコが応えた。
「……その格好のまま行くの?」
「え?」
全裸少女は自分が全裸なことに気づき慌てて体を隠しながら言った。
「あの、よろしければ服を貸してもらえると助かるんだけど……」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる