異世界転移はペットを連れて☆チートな守護者の異世界ライフ

亜々流

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第三章 冒険者ギルドへの依頼とメディック家の危機!

1、冒険者ギルドに依頼に行く個人教授はムキムキ美女

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 ボクは、不意打ちと雷魔法が効いたせいで、勘違いしていたかも知れない。近接戦になったら危険だ。
 マリウス君のスキルレベルを聞いた時にそう思った。
 あの盗賊達の剣術のスキルレベルは少なくとも、マリウス君と同じレベル2には成っている筈である。
 つまり武術系レベルの高い悪人が、ゴロゴロいるかも知れないのだ。そんな相手に近接戦に持ち込まれたら、今のボクではとても勝てないだろう。
 ボク達の安全のためには、戦闘技術を身につける必要がある。

 認めたくは無いがアンブロスの腕輪は、現状手に入れられる最高クラスの性能の武器だった。魔法との相性もよい。
 その武器に合わせた武術系スキルは? と、言えば体術スキルではないだろうか。

 なるべく人目を避けてきたが、やはり冒険者ギルドに行こうと思っている。
 体術スキルを教えてくれる教師を紹介して貰うために……。

 ホッとする事に冒険者ギルドの受付は、基本的に依頼者と冒険者が会わなくて済む様になっている。それぞれ窓口が、別の部屋や別棟になっている事が多いのだ。
 まあ、ギルドの仕事を考えれば当たり前かもしれない。

 冒険者ギルドの仕事は依頼者からの仕事の斡旋であり、その中から手数料を引いて冒険者に依頼料が支払われる。
 直接交渉をされてしまうと、ギルドの収益に影響が出てしまうのだ。

 勿論のこと、依頼によっては顔を合わせざるを得ないものもある。その場合でも、依頼人の安全は出来る限り守られるはずだ。
 依頼人を不用意に攻撃するような冒険者は、ギルドを追放される覚悟がいるだろう。

 しかし、ぽち、たま、うさ子は、この世界では珍しい希少動物として見られる。一部の者に取っては、天秤がそのリスクを許容する方向に傾くかも知れない。


 マルシカの冒険者ギルドは、依頼人用窓口がメインストリート、冒険者用がメインストリートを北に少し入った場所にあった。

 荒事の雰囲気は感じさせない。受付には綺麗なお姉さんがいる。

「いらっしゃませ、冒険者ギルドへようこそ、本日のご用件をお伺いさせて貰ってよろしいでしょうか?」

 美人受付嬢の営業スマイルと、定例文の挨拶……。異世界のギルド侮れない。

「あの、体術スキルを教えてくれる人を紹介して欲しいのですが。……あと、場所も。人目に付かない所でお願いしたいです」

「はい、わかりました。担当の者を呼ぶますので、少々お待ちください」

 そう言うと、奥に向かって呼びかける。

「ニコルさん、カテキョー依頼のお客さんです。お願いしま~す」

『カイト~、お姉さん、きれい?』『……びじん?』『みた~い』

『ぽち、たま、うさ子には、負けるよ……』

『『『見る~』』』

 キャリーバックのベルトをショルダータイプに変えて位置を調整する。バックの小窓から覗こうと中で動いてるのが感じられる。
 小窓から覗いてる姿を想像すると……。もう、最高に可愛いだろうと思う。

『『『わかんない~』』』


 小太りの中年男性が、こちらにやって来ると言った。

「お待たせしました。ご依頼の担当させていただきます。ニコルと申します」

『『『びじ~ん? きれい?』』』

 いやいや、流石に美人受付嬢と小太りのおっさんを一緒にするのは失礼だろう。

『『『カイトが、いちば~ん』』』

 うん、うれしいよ。でも、ぽち、たま、うさ子の美的基準は参考にしない方が良いようだ。

 個人教授になると少し高くなると言われた。場所はこの建物の中で提供できるて、1回2時間で2万マールだった。
 余裕だ、5回分10万マール小金貨一枚を払う。

「……では、明日からという事で。5つ目の鐘の後、受付においでください」

「はい、よろしくお願いします」


 この異世界の暦は、地球とだいたい同じと考えてよい。一日が24時間で一年は約365日である。重力や、それらの条件が重なっているからこそ、異世界同士のつながりが起こるのだとか……。

 この世界にも時計はあるが、大型で貴重品な上に数が少ない。この辺では、教会で朝6時から2時間おきに1日7回、鐘を鳴らして時間を知らせている。
 ボクの持っているアウトドア用腕時計は、ボールペンよりも更に高い値段で売れるであろう。

 次の日、冒険者ギルドに行く。ニコルさんが部屋に案内してくれた。ニコルさんは、その部屋の中に入り中にいる人に軽く会釈すると、ボクに事務的な言葉を残して帰っていった。

「明日からも、同じ部屋になります。何かありましたら、受付の方へお願いします」

 ボクは、これから体術を教わる冒険者の人と、何も無い12畳ほどの広さの部屋に二人きりになる。キャリーバックの中に、三匹は居てくれるのだが……。

『『『カイト? どうしたの?』』』

 そこには、ムキムキマッチョで美人なお姉さんがいた。


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