異世界転移はペットを連れて☆チートな守護者の異世界ライフ

亜々流

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第三章 冒険者ギルドへの依頼とメディック家の危機!

2、ブランカさんの個人教授で体術スキル……特でした

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 ああ、気まずい。
 あっ……、ムキムキ美女と目が合った。

「……あの、カイトと言います。よろしくお願いします」

「ブランカです。私では不安なようですが、体術スキルのレベルは4ありますので、安心してお任せください」

 うわ~っ、口調は丁寧だが……。ムキムキ美女を不快にさせてしまったようである。

「いえ、そう謂うのでは無くて。
 実は、少し試したい技がありまして……」

「……技ですか」

 実は、ボクは柔道の経験者である。
 経験者といっても、小学校の2年の子供教室から部活動で中学二年の途中まで。と、誇れるものではないのだが。

 下級生に実力で負けてレギュラーの座を奪われるのも、上級生というだけでレギュラーでいるのも嫌だった。部活の顧問の先生が結論を出す前に辞めてしまった。

 オリンピックとか金メダルなんてのは、子供らしい夢でしかないという現実は理解していた。
 それでも、柔道は続けていた。しかし現実は更にボクに厳しかったのだ……。

「ええ、それで少々技をかける際に、体を接触せざる得ない場合がありまして……」

「私は、かまわないです」

 そうは言われても、こちらが気になる。かまうのだ。
 いくら男女同権とか言っても、明らかな性別の差は無くならない。男女の区別はしてもらいたい。

「不埒なマネをするつもりは無いのでしょう?」

「そ、それは勿論っ!」

 と、話は終わり、問題は解決したという顔をしている。
 女性相手のやりにくさはある。まあ、おっさんと練習するより、よほど良い。
 あとは不可抗力の接触ラッキースケベに対して、有罪判決が出ないことを祈ろう。


 ボク達は、異世界の体術スキル習得するために練習した。
 ブランカさんのパンチや足運び。体術のスキル補正が入った、それらの動きをボクがトレースしていく。

 前の世界の知識のあるボクから見ると、基本的な動きでしかなかった。スキルが付くと、その動きにに補正がかかる。
 野生のライオンが強いように、スキルが付くと強くなる。としたら武術の発展は前の世界より、遅れているのではないだろうか?

 なんて思ったりしたのだけれど……。トップレベルの攻防では、技の錬度やコンビネーション、かけ引きなど、個々の経験値が重要になってくる。

「動きには、付いて来れるようですね。もっとスキルの差を身近に感じてみましょう。かかって来てください」

 ボクの方に向き直り、ブランカさんが構える。ぽち、たま、うさ子のステータスがプラスされ身体能力が強化されたボクには彼女の動きが見えていた。

 それが相対してみると、見えていた筈の動きが分からなくなった。フェイントやコンビネーションも体術スキルで強化されている。ボクは、何度となく翻弄された。

 彼女は強かった。おまけに、怪我をしないように手加減もされている。
 
 彼女が、ボクの拳を捌いて行く。かわせないだろうタイミングで体当たりを仕掛ける。が、余裕で踏ん張って、その場に留まる。
 更に押すように、彼女の服をつかむ。クルリと体を回転させ下に引く、ボクは約5年ぶりの背負い投げを決めた。
 手加減ありきとは言え、一矢むくいた感じだ。

 決めた瞬間に、背筋から脳に向けて閃光が突き抜ける感覚がする。……体術スキルが、発現したのかも知れない。

「今のが、試したいといっていた技……?」

 ブランカさんが呟いていた。

「体術スキルが付いた様です。……確かめます」

 そう言うと、ボクはステータスを確認した。


名前:山本 海斗 Lv4 ジョブ:守護者(限定) 種族:人族
HP  82 MP  85 
筋力   57 (ステータス+:9、8、5)
速さ   56 (ステータス+:8、9、8)
防御   57 (ステータス+:9、8、7)

魔力   59 (ステータス+:10,10,9)

スキル:亜空間収納アイテムボックス+魔力変換 体術(特)Lv1
    

(スキル+:身体強化Lv2 雷魔法Lv2 治癒魔法Lv2)

体術(特):体術による動きに補正がかかる。
     異世界の武術の知識と経験による補正もプラスされる。


 ぽち、たま、うさ子は成長してステータスが微増した。トレーニングでレベルが4に上がり、スキルレベルも上がっている。
 そして、体術が発現していた。特が付いているのだが……。やはり、柔道の経験が助けになったんだろうか?

 ブランカさんが、問いかけるようにこちらを見ている。見ると、彼女の重心のバランスが感じ取れる。
 この体術スキル、スゴイかも知れない。柔道の技は、崩しから入るものだ。何を崩すのか? それが重心である。今のボクは、技を仕掛けるべきタイミングを感じ取れる。

「体術スキルが付いてました。ありがとうございます」

『『『カイト~おめでと~』』』

「おめでとうございます。指導は、今日で終わりにしますか?」

「いえ、残り4日も、お願いします」
『ぽち、たま、うさ子、ありがと~』

 ブランカさんが、うれしそうな笑顔で言う。

「では、今日はこれまで。また明日、楽しみにしてます」

 ボクは思う。ぽち、たま、うさ子がいて、ボクは強くなれる。
 そして、柔道も一人での練習は限界があり、一人では強くなれないものなのだ。

 しかし、次の日の練習が行われる事はなかった……。


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