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第三章 冒険者ギルドへの依頼とメディック家の危機!
4、攫われたアリスちゃんを探せ! 名探偵カイト(ぽち)
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ボクが体術スキルを得て、ご機嫌で宿に帰るとマリウス君がいた。そしてアリスちゃんの行方を聞いてきた。
『マリウス、きょうふ。ぜつぼう、きたい』『不安でいっぱい』
『アリス、ピンチ?』
アリスちゃんの身に何かあったようである。
マリウス君は焦燥感で見ていられない程にまいっていた。ぽち、たま、うさ子も心配している。
「見てないけど……。アリスちゃん、探しに行きましょう」
『ぽち、たま、うさ子頼む』
『『『らじゃ~』』』
「えっ。で、でも……」
マリウス君は相変わらず不安そうである。犬の嗅覚は人間の一億倍も優れていて、アリスちゃんを探し出すのに最適なのだが。はて、何と説明すべきか?
スマートフォンを取り出して動画を再生する。アリスちゃんの声と姿が画面に映される。スマートフォンの画面を呆然と見るマリウス君にボクは言った。
「ボクの秘密の一つです。安心して任せてください」
「……はい、お願いします!」
前の世界でなら、アリスちゃんがスマホを持っていれば位置が分かったかも知れない。当然のこと、通信衛星のない異世界では出来ない。
魔法は無いけど、魔法みたいな世界だったね。スマホを見て、マリウス君もビックリしていた。そして、少しは不安も薄れたようだ。
たぶんマリウス君は誤解したと思うけど、アリスちゃん探しは当然ぽち達の五感が頼りだ。
『『『カイトのうそつき~』』』
『ふっはは……、アリスちゃんの臭いわかる?』
『わかる~じめんににおい付いてる』
そうか、警察犬は地面の臭いをくんくんして追跡するよね。手提げの取っ手では位置が高すぎる。
ボクはキャリーバックのショルダーベルトを調整して、手で持った時に地面スレスレになる様に調整する。
覗き窓も開放して、顔が出せるようにして手で持った。
『ちょっと、揺れるけど大丈夫?』
『『『だいじょうぶ』』』『ゆらゆら~』『『ぶらんこ~』』
小窓から顔を覗かせる姿の可愛いこと……。ずっと見ていたいが、ボクは心を鬼にしてアリスちゃん捜索を開始するべく宿を出る。
「レベッカさんメアリーちゃん、ちょっと出かけてきます」
「はい、ブライアンさんに連絡しておきますね」
マリウス君が焦ってる。ブライアンさんに、連絡するの忘れてたのかな。
ぽちが、キャリーバックの小窓から顔を覗かせて地面をくんくんする。あっち行けわんわんする方向へボクはぐんぐんと進んでいく。
いつかは大判小判もザックザック、枯れ木に花だって咲かせてしまいそうだ。……ん? 縁起でもなかった。童話の癖にポチを死なせるとは、なんて残虐な……。
歩きながら、マリウス君が簡単に事情を話してくれた。
「おおぅ、持続型ポーション? 新薬の開発しちゃうなんてミッシェルさん優秀なんですね」
「……事前に飲んでおく事で、怪我をした時に自動回復する画期的なポーションなんです」
リ○ェネだね……。前の世界の影響で、てっきり幼女誘拐犯かと思っていが。新薬が目的なら、不用意にアリスちゃんを傷つける事はない筈だ。
ぽちが、今まで追っていたのよりも新しい臭いを見つける。今日のアリスちゃんの臭いだ。その臭いは一軒の家の中に続いていた。
『アリス、ここに入った~』
『ぽち、たま、うさ子、この家の中にアリスちゃん居る? 他に誰か居たら人数も』
『アリスいない』『いえのなか音しない』『人いないよ』
ぽちが、あたりの臭いをより詳しく嗅いで情報を探る。
『ここで、おびえてる。馬車の臭いと混ざったよ』
「この家の前でアリスちゃんは、馬車に無理やり乗せられています」
ボクはマリウス君に説明する。
「現在、この家には人がいません。アリスちゃんが乗せられた馬車を追いかけます」
馬車に乗せられた事で、アリスちゃんの臭いは地面に残らなくなる。警察犬なら、これで見失うかもしれない。
だが、ボク達はコミュニケーションが取れる。アリスちゃんの臭いは置いといて、対象を馬車の臭いに切り替えて追跡を再開した。
馬車はメインストリートに向かっていた。悪い予感がする。メインストリートに出ると、外門に向かって角を曲がっていく。
そのまま外門に、馬車の臭いはマルシカの町の外に続いていた。その意味を理解したマリウス君の顔が青ざめていく。
あと数時間で外は暗くなり、マルシカの町の外門は閉まる。
「マリウス君、頼みがある。ボクの代理で冒険者ギルドに依頼して欲しい」
「えっ、……はい」
「依頼内容は、アリスちゃんを見つけて保護しているボクの、捜索と護衛で」
「えっ……?」
「捜索と護衛。対象は、アリスちゃんを見つけて保護しているカイトだからね」
驚ろいて固まっているマリウス君に、大金貨を二枚200万マールを渡す。
「依頼料は、前金で200万マール成功報酬で200万マール。……急いで!」
少しためらうと、マリウス君が駆け出した。
マリウス君には危険すぎるから返したいし、もしもの時の保険も欲しい。ボクは、ブランカさんと会って冒険者も信用してみようと思っていた。
ボールペンの売り上げ300万+100万マールは、また文明の利器を売ればよい。
男には、カッコつけなきゃいけない時があるんだ……。
『『『カイト、かっこいい~』』』
いったんキャリーバックを置くと、中に手を入れて、ぽち、たま、うさ子を撫でていく。
『『『カイトだいじょうぶ?』』』
『これは武者震いっていうんだよ。……大丈夫!」
ボク達は、心を落ち着かせて歩き出した。
マルシカの町の外へ、アリスちゃんの痕跡を追って……。
『ぽち、たま、うさ子、頼んだぞ』
『『『らじゃ~』』』
『マリウス、きょうふ。ぜつぼう、きたい』『不安でいっぱい』
『アリス、ピンチ?』
アリスちゃんの身に何かあったようである。
マリウス君は焦燥感で見ていられない程にまいっていた。ぽち、たま、うさ子も心配している。
「見てないけど……。アリスちゃん、探しに行きましょう」
『ぽち、たま、うさ子頼む』
『『『らじゃ~』』』
「えっ。で、でも……」
マリウス君は相変わらず不安そうである。犬の嗅覚は人間の一億倍も優れていて、アリスちゃんを探し出すのに最適なのだが。はて、何と説明すべきか?
スマートフォンを取り出して動画を再生する。アリスちゃんの声と姿が画面に映される。スマートフォンの画面を呆然と見るマリウス君にボクは言った。
「ボクの秘密の一つです。安心して任せてください」
「……はい、お願いします!」
前の世界でなら、アリスちゃんがスマホを持っていれば位置が分かったかも知れない。当然のこと、通信衛星のない異世界では出来ない。
魔法は無いけど、魔法みたいな世界だったね。スマホを見て、マリウス君もビックリしていた。そして、少しは不安も薄れたようだ。
たぶんマリウス君は誤解したと思うけど、アリスちゃん探しは当然ぽち達の五感が頼りだ。
『『『カイトのうそつき~』』』
『ふっはは……、アリスちゃんの臭いわかる?』
『わかる~じめんににおい付いてる』
そうか、警察犬は地面の臭いをくんくんして追跡するよね。手提げの取っ手では位置が高すぎる。
ボクはキャリーバックのショルダーベルトを調整して、手で持った時に地面スレスレになる様に調整する。
覗き窓も開放して、顔が出せるようにして手で持った。
『ちょっと、揺れるけど大丈夫?』
『『『だいじょうぶ』』』『ゆらゆら~』『『ぶらんこ~』』
小窓から顔を覗かせる姿の可愛いこと……。ずっと見ていたいが、ボクは心を鬼にしてアリスちゃん捜索を開始するべく宿を出る。
「レベッカさんメアリーちゃん、ちょっと出かけてきます」
「はい、ブライアンさんに連絡しておきますね」
マリウス君が焦ってる。ブライアンさんに、連絡するの忘れてたのかな。
ぽちが、キャリーバックの小窓から顔を覗かせて地面をくんくんする。あっち行けわんわんする方向へボクはぐんぐんと進んでいく。
いつかは大判小判もザックザック、枯れ木に花だって咲かせてしまいそうだ。……ん? 縁起でもなかった。童話の癖にポチを死なせるとは、なんて残虐な……。
歩きながら、マリウス君が簡単に事情を話してくれた。
「おおぅ、持続型ポーション? 新薬の開発しちゃうなんてミッシェルさん優秀なんですね」
「……事前に飲んでおく事で、怪我をした時に自動回復する画期的なポーションなんです」
リ○ェネだね……。前の世界の影響で、てっきり幼女誘拐犯かと思っていが。新薬が目的なら、不用意にアリスちゃんを傷つける事はない筈だ。
ぽちが、今まで追っていたのよりも新しい臭いを見つける。今日のアリスちゃんの臭いだ。その臭いは一軒の家の中に続いていた。
『アリス、ここに入った~』
『ぽち、たま、うさ子、この家の中にアリスちゃん居る? 他に誰か居たら人数も』
『アリスいない』『いえのなか音しない』『人いないよ』
ぽちが、あたりの臭いをより詳しく嗅いで情報を探る。
『ここで、おびえてる。馬車の臭いと混ざったよ』
「この家の前でアリスちゃんは、馬車に無理やり乗せられています」
ボクはマリウス君に説明する。
「現在、この家には人がいません。アリスちゃんが乗せられた馬車を追いかけます」
馬車に乗せられた事で、アリスちゃんの臭いは地面に残らなくなる。警察犬なら、これで見失うかもしれない。
だが、ボク達はコミュニケーションが取れる。アリスちゃんの臭いは置いといて、対象を馬車の臭いに切り替えて追跡を再開した。
馬車はメインストリートに向かっていた。悪い予感がする。メインストリートに出ると、外門に向かって角を曲がっていく。
そのまま外門に、馬車の臭いはマルシカの町の外に続いていた。その意味を理解したマリウス君の顔が青ざめていく。
あと数時間で外は暗くなり、マルシカの町の外門は閉まる。
「マリウス君、頼みがある。ボクの代理で冒険者ギルドに依頼して欲しい」
「えっ、……はい」
「依頼内容は、アリスちゃんを見つけて保護しているボクの、捜索と護衛で」
「えっ……?」
「捜索と護衛。対象は、アリスちゃんを見つけて保護しているカイトだからね」
驚ろいて固まっているマリウス君に、大金貨を二枚200万マールを渡す。
「依頼料は、前金で200万マール成功報酬で200万マール。……急いで!」
少しためらうと、マリウス君が駆け出した。
マリウス君には危険すぎるから返したいし、もしもの時の保険も欲しい。ボクは、ブランカさんと会って冒険者も信用してみようと思っていた。
ボールペンの売り上げ300万+100万マールは、また文明の利器を売ればよい。
男には、カッコつけなきゃいけない時があるんだ……。
『『『カイト、かっこいい~』』』
いったんキャリーバックを置くと、中に手を入れて、ぽち、たま、うさ子を撫でていく。
『『『カイトだいじょうぶ?』』』
『これは武者震いっていうんだよ。……大丈夫!」
ボク達は、心を落ち着かせて歩き出した。
マルシカの町の外へ、アリスちゃんの痕跡を追って……。
『ぽち、たま、うさ子、頼んだぞ』
『『『らじゃ~』』』
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