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第七章 ダンジョンには女神様が待っている
3、街道モンスター出現!?☆ダンジョンへ潜る
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☆☆☆
マリアクアの騎士マイルズは、釈然としないものを感じながらも町を出た。
騎士隊長の指示で冒険者風の装いをしている。
ハワード伯爵からの命令で、アキノカズヤという17歳の冒険者を秘密裏に捕縛する任務である。
その冒険者が、どのような罪を犯したのかは知らない。
だがこれは、犯罪でなく公務である……。
街道には所々に、馬車を道からはずして馬を休めるための休息所を設けられている。
マイルズは道幅の広い休息所に来ると、騎士隊長の指示で10名の同僚と共に小休止をしていた。使い潰す訳にも行かないのだから、馬も休めなくてはならない。
その時、街道にモンスターが出現した。
パッパッ~! と聞いたことの無い吼え声と共に、ものすごい勢いで迫ってくる。
モンスターは、よける方向に巧みに修正しながら突っ込んで来た。
ギリギリだった。微かに体をかすめた感覚がある。
「キャ~どいてどいて! どかないと死んじゃうから~!」(日本語なので意味不明)
姿は勿論の事、うなり声も吼え声も珍しく聞いた事がない。始めての新種のモンスターだ。
被害が無かったのは奇跡だろう。
あの勢いで跳ね飛ばされたなら、命に関わるのではないか? とマイルズは思うのだった。
隊長が、伝言スキルを持つ隊員を呼び伝達を命ずる。
「周囲の町にも、この街道モンスターへの緊急手配と兵士の増員を要請しておけ!」
この事が、海斗たちの行動に二択を強いる事になる。
伝言スキルは、平民の間では一般的ではない。しかし、支配者層の貴族と軍隊においては便利に使われている。
個人の能力により、いろいろ制限はあるが確立している固定連絡網であった。
☆☆☆
マリアースの町に入ると、冒険者ギルドへ向かう。
和弘さん達が親子であることを身分証で知らせて、和也くんの行方を調べてもらうと、すでにダンジョンに昨日向かっている事が分かる。
どうやっても、ダンジョンに潜る前に捕まえる事はできそうに無かった。
ボク達は、宿屋に向かい一泊する事に決めた。
ダンジョンは北東に2キロほど行った所にある。
ダンジョンは、1000年以上前から各領地に一つ存在した。なので現在は、聖王家の領地のみダンジョンが二箇所ある。
女神により、ダンジョンは作られている。
ダンジョンは人間が、自らを鍛えるための場所なのである。
ダンジョンの領域において、女神の神罰を恐れて人間同士の争いはほとんど見られない。
権力者に狙われているボク達に取って、ある意味ダンジョンは安全地帯と言える。
ダンジョンにはセーフティゾーンがある。実際に、そこで諍いを起こした冒険者が、女神の呪いにかかる事があるのだ。
女神の呪いは、そのレベルに応じてステータスにマイナス補正がかかる。一生涯付いて回る事もあるので、犯罪抑止力としてはかなりなモノである。
それでも罪を犯す者が居るのは、もはや人間の性としか言いようがないだろう。
だがダンジョンが、安全と言う訳はない。
モンスターは階層を下るに連れて、強くなっていく。
ダンジョンは、心身を鍛える場所ではあるが利益も得られる。宝箱とモンスターの素材である。それを目当てに、無理をして死ぬ者も後を絶たないのだ。
ダンジョンをクリアした者は、女神様に会い何でも願いをかなえてもらう事ができる。
と、言われているのだが、実際にはクリアした者の話は、伝説や神話にしか出てこない。不思議な事に、その割には確かな事実として認識されている……。
マリアースの宿屋で、空野家、ブランカ達、ボク達と三部屋を取ろうとすると反対されパーティー用の大部屋に泊まる事になった。
その目は、もはやモフモフ中毒者のモノになっている。
ぽち、たま、うさ子の安全のためにも、気をそらすべくお菓子パーティーを開くのだが……そちらの中毒も進んでいるようだ。
『カイトも悪よの~』『おだいかんさま~』
『あれ~、ごむたいな~』
『いえいえ、モフモフには敵いませぬ、ふっふふふ……』
帯はないのだが、うさ子に押されて、たまがくるくると回転しながら、ヨヨヨとボクの膝の上に崩れ落ちて行きモフられる。
ぽち、たま、うさ子は中々の演技派でもある。
可愛いポーズの研究にも余念が無い……。いつか最強の名を欲しいままにするだろう。
ダンジョンの入り口付近も狭いが安全地帯になっていて、野営しているパーティーもいる。
過去ここに王家の監視人を置いた時に、関係者が女神の呪いを受けた事がある。それ以来は、その出入りに権力者の干渉は無くなっている。
野営しているパーティーに、空野家の和也君は居なかった。
今回ボク達の目的は、ダンジョン探索ではない。和也君と合流しての第六王家領地からの脱出である。
人探しは勿論の事ダンジョン探索にも、ぽち、たま、うさ子の探知能力は欠かせない。
『頼りにしてるぞ!』
『まかせるニャ~』『がんばる~』
『だいじょうぶ~』
「……さてと、ダンジョンへ行きましょうか!」
「「はい」」「おう」「「はいっ」」
『『『らじゃ~』』』
マリアクアの騎士マイルズは、釈然としないものを感じながらも町を出た。
騎士隊長の指示で冒険者風の装いをしている。
ハワード伯爵からの命令で、アキノカズヤという17歳の冒険者を秘密裏に捕縛する任務である。
その冒険者が、どのような罪を犯したのかは知らない。
だがこれは、犯罪でなく公務である……。
街道には所々に、馬車を道からはずして馬を休めるための休息所を設けられている。
マイルズは道幅の広い休息所に来ると、騎士隊長の指示で10名の同僚と共に小休止をしていた。使い潰す訳にも行かないのだから、馬も休めなくてはならない。
その時、街道にモンスターが出現した。
パッパッ~! と聞いたことの無い吼え声と共に、ものすごい勢いで迫ってくる。
モンスターは、よける方向に巧みに修正しながら突っ込んで来た。
ギリギリだった。微かに体をかすめた感覚がある。
「キャ~どいてどいて! どかないと死んじゃうから~!」(日本語なので意味不明)
姿は勿論の事、うなり声も吼え声も珍しく聞いた事がない。始めての新種のモンスターだ。
被害が無かったのは奇跡だろう。
あの勢いで跳ね飛ばされたなら、命に関わるのではないか? とマイルズは思うのだった。
隊長が、伝言スキルを持つ隊員を呼び伝達を命ずる。
「周囲の町にも、この街道モンスターへの緊急手配と兵士の増員を要請しておけ!」
この事が、海斗たちの行動に二択を強いる事になる。
伝言スキルは、平民の間では一般的ではない。しかし、支配者層の貴族と軍隊においては便利に使われている。
個人の能力により、いろいろ制限はあるが確立している固定連絡網であった。
☆☆☆
マリアースの町に入ると、冒険者ギルドへ向かう。
和弘さん達が親子であることを身分証で知らせて、和也くんの行方を調べてもらうと、すでにダンジョンに昨日向かっている事が分かる。
どうやっても、ダンジョンに潜る前に捕まえる事はできそうに無かった。
ボク達は、宿屋に向かい一泊する事に決めた。
ダンジョンは北東に2キロほど行った所にある。
ダンジョンは、1000年以上前から各領地に一つ存在した。なので現在は、聖王家の領地のみダンジョンが二箇所ある。
女神により、ダンジョンは作られている。
ダンジョンは人間が、自らを鍛えるための場所なのである。
ダンジョンの領域において、女神の神罰を恐れて人間同士の争いはほとんど見られない。
権力者に狙われているボク達に取って、ある意味ダンジョンは安全地帯と言える。
ダンジョンにはセーフティゾーンがある。実際に、そこで諍いを起こした冒険者が、女神の呪いにかかる事があるのだ。
女神の呪いは、そのレベルに応じてステータスにマイナス補正がかかる。一生涯付いて回る事もあるので、犯罪抑止力としてはかなりなモノである。
それでも罪を犯す者が居るのは、もはや人間の性としか言いようがないだろう。
だがダンジョンが、安全と言う訳はない。
モンスターは階層を下るに連れて、強くなっていく。
ダンジョンは、心身を鍛える場所ではあるが利益も得られる。宝箱とモンスターの素材である。それを目当てに、無理をして死ぬ者も後を絶たないのだ。
ダンジョンをクリアした者は、女神様に会い何でも願いをかなえてもらう事ができる。
と、言われているのだが、実際にはクリアした者の話は、伝説や神話にしか出てこない。不思議な事に、その割には確かな事実として認識されている……。
マリアースの宿屋で、空野家、ブランカ達、ボク達と三部屋を取ろうとすると反対されパーティー用の大部屋に泊まる事になった。
その目は、もはやモフモフ中毒者のモノになっている。
ぽち、たま、うさ子の安全のためにも、気をそらすべくお菓子パーティーを開くのだが……そちらの中毒も進んでいるようだ。
『カイトも悪よの~』『おだいかんさま~』
『あれ~、ごむたいな~』
『いえいえ、モフモフには敵いませぬ、ふっふふふ……』
帯はないのだが、うさ子に押されて、たまがくるくると回転しながら、ヨヨヨとボクの膝の上に崩れ落ちて行きモフられる。
ぽち、たま、うさ子は中々の演技派でもある。
可愛いポーズの研究にも余念が無い……。いつか最強の名を欲しいままにするだろう。
ダンジョンの入り口付近も狭いが安全地帯になっていて、野営しているパーティーもいる。
過去ここに王家の監視人を置いた時に、関係者が女神の呪いを受けた事がある。それ以来は、その出入りに権力者の干渉は無くなっている。
野営しているパーティーに、空野家の和也君は居なかった。
今回ボク達の目的は、ダンジョン探索ではない。和也君と合流しての第六王家領地からの脱出である。
人探しは勿論の事ダンジョン探索にも、ぽち、たま、うさ子の探知能力は欠かせない。
『頼りにしてるぞ!』
『まかせるニャ~』『がんばる~』
『だいじょうぶ~』
「……さてと、ダンジョンへ行きましょうか!」
「「はい」」「おう」「「はいっ」」
『『『らじゃ~』』』
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