50 / 71
第九章 ダンジョンを攻略して女神様に会おう2
1、90階へ行きたいか!お~!☆80階層……知識のエリア
しおりを挟む
地下80階のセーフティゾーンになっている建物を出ると、いきなり問いかけられた。40代くらいのアナウンサー然とした中年男性がマイクを握って大声で問いかけてくる。
場所は、広いグラウンドである。地面に大きく○と×が描いてある。
「90階階層へ行きたいか!」
「「「「「「「……?」」」」」」」」
「90階階層へ行きたいか!」
「おお~?」
「「「……おお~?」」」
「では、知力、体力、時の運! 90階層を目指して~まずは、5問連取の○×クイズだ!」
確か伝説的なクイズ番組だった筈だ……。和弘さん花織さんを見ると、小さな声で「アメリカ横断ウルト○クイズ」と呟いていた。
「今回の参加者には異世界転移者が多いですが、その転移の原因である次元の穴は、複数あいています。では今回、山本海斗さんが転移した時の穴の数は、500より多い? 多い場合は○へ少ない場合は×へお願いします」
みんながボクの方を見る。
「……いや、これ勘でしか答えれない問題です!」
ボク達は○が書いてある場所に移動する。ブブッ~、不正解のブザーが鳴る。次の瞬間、ボク達は80階のセーフティゾーンの建物の中にいた。
「……80階層は知識のエリアのようですね」
マリアさんが言った。横でブランカさんが嫌そうな顔をしている。知識のエリアを二人は経験済みのようだ。ボクは聞いてみた。
「……前も、こんなでした?」
「派手な演出はありませんでしたが、あまり変わりないかと。賢者様の出す問題に答えて、正解していくとクリアになります……。
あの演出は、何か変なのですか?」
「「「……」」」
パクリとか言いたくないです……。
「クイズ番組の様に見えます。ボク達の国の文化を組み入れることで、歓迎してくれてたのでしょう。
トテモ、ナツカシイデス。女神様ニハ、感謝シカアリマセン」
ボクは何とか、模範的回答を導きして答えた……。
戻されたセーフティゾーンの建物は、図書館になっている。書棚には本が詰まっていた。
特に重要なのだろうか? 机の上にも本が置いてある。
「ダンジョン! 傾向と対策」「よく出る! モンスター問題集」「完全予想! 知識のエリア」「知識のエリア必修問題集」……、大学入試を思い出しました。
書棚の本は、ほとんどが小説だ。……作者名は不明である。が、女神ミューズの大冒険というタイトルのシリーズ本があった。まさかだよね?
クイズ王にならなければ、90階層にはいけないのかと不安になる。
そして、ボク達はパーティーで参加していることに感謝した。ひとりクイズ王が居れば良いのだから……。
「では、問題です。いまから503年前に現アールファン王国に滅ぼされた王国の名前は?」
「……ナーロ王国」
「正解! では、次の問題です。女神のダンジョン地下59階で最後にあなたが倒したのは?」
「ブラックベア」
「正解。では、次の中で闇による身体強化のスキルがないモンスターはどれ? ブラックウルフ、ホーンウルフ、ホーンラビット」
「ホーンラビット」
マリアさんが、次々と問題をクリアしていく。5問連続正解で、下の階へ移動する。不正解でセーフティゾーンに戻される。
マリアさんブランカさんは、女神のダンジョン知識のエリアをクリアした事のある前回優勝チームだったのだ。主にマリアさんの力によるモノの様だが……。
地下85階のセーフティゾーンの中は最初から図書館になっていた。
小説の方をマリアさんブランカさんが読んでいる。不思議に思って聞いてみると、小説を読んでいると、サービス問題が多くなるのだとか……。
「では、問題です。女神のダンジョン地下69階で助けを求めにきた三人の人魚の中で、見事な長セリフを決めた人魚の着ていたドレスの色は?」
「ピンク」
時々、おかしな問題が入っていた。ちょっと、女神様……?
「では、問題です! 女神ミューズ様が神話の中で、その歌声で眠らせたと云われるモンスターの名前は?」
「ケルベロス」
89階で再び二択の○×問題になる。
最後の2問は通常なら、判断に迷う問題だった。
「では、問題です! マルチエンターテイナーとしても名高い女神ミューズ様ですが、そのお友達は100名より多い? 多いは○へ、少ないは×へどうぞ」
「えっ、……みんな○へ」
「正解! では、問題です! 忙しく幾つものお仕事をこなしておられる女神様ですが、いま同時に行っている仕事の数は100より多い? 多いは○へ、少ないは×へどうぞ」
「……みんな、○へ」
最後の問題を無事に回答して、ボク達は90階層へと降りる事が出来た。
『カイト、だいじょうぶ?』『……疲れてる?』
『カイト、疲れた?』
『……すごく、疲れた。特に最後の2問で』
『……正解?』『まちがってる?』
『……?』
『答えは合ってるよ。正解かは、分からないなぁ……』
『『『……?』』』
『接待○○○みたいなものかな?』
『カイト、モフモフする?』『『もふもふ?』』
そう言うと、ぽち、たま、うさ子がキャリーバックを出て腕の中に滑り込んできた。
場所は、広いグラウンドである。地面に大きく○と×が描いてある。
「90階階層へ行きたいか!」
「「「「「「「……?」」」」」」」」
「90階階層へ行きたいか!」
「おお~?」
「「「……おお~?」」」
「では、知力、体力、時の運! 90階層を目指して~まずは、5問連取の○×クイズだ!」
確か伝説的なクイズ番組だった筈だ……。和弘さん花織さんを見ると、小さな声で「アメリカ横断ウルト○クイズ」と呟いていた。
「今回の参加者には異世界転移者が多いですが、その転移の原因である次元の穴は、複数あいています。では今回、山本海斗さんが転移した時の穴の数は、500より多い? 多い場合は○へ少ない場合は×へお願いします」
みんながボクの方を見る。
「……いや、これ勘でしか答えれない問題です!」
ボク達は○が書いてある場所に移動する。ブブッ~、不正解のブザーが鳴る。次の瞬間、ボク達は80階のセーフティゾーンの建物の中にいた。
「……80階層は知識のエリアのようですね」
マリアさんが言った。横でブランカさんが嫌そうな顔をしている。知識のエリアを二人は経験済みのようだ。ボクは聞いてみた。
「……前も、こんなでした?」
「派手な演出はありませんでしたが、あまり変わりないかと。賢者様の出す問題に答えて、正解していくとクリアになります……。
あの演出は、何か変なのですか?」
「「「……」」」
パクリとか言いたくないです……。
「クイズ番組の様に見えます。ボク達の国の文化を組み入れることで、歓迎してくれてたのでしょう。
トテモ、ナツカシイデス。女神様ニハ、感謝シカアリマセン」
ボクは何とか、模範的回答を導きして答えた……。
戻されたセーフティゾーンの建物は、図書館になっている。書棚には本が詰まっていた。
特に重要なのだろうか? 机の上にも本が置いてある。
「ダンジョン! 傾向と対策」「よく出る! モンスター問題集」「完全予想! 知識のエリア」「知識のエリア必修問題集」……、大学入試を思い出しました。
書棚の本は、ほとんどが小説だ。……作者名は不明である。が、女神ミューズの大冒険というタイトルのシリーズ本があった。まさかだよね?
クイズ王にならなければ、90階層にはいけないのかと不安になる。
そして、ボク達はパーティーで参加していることに感謝した。ひとりクイズ王が居れば良いのだから……。
「では、問題です。いまから503年前に現アールファン王国に滅ぼされた王国の名前は?」
「……ナーロ王国」
「正解! では、次の問題です。女神のダンジョン地下59階で最後にあなたが倒したのは?」
「ブラックベア」
「正解。では、次の中で闇による身体強化のスキルがないモンスターはどれ? ブラックウルフ、ホーンウルフ、ホーンラビット」
「ホーンラビット」
マリアさんが、次々と問題をクリアしていく。5問連続正解で、下の階へ移動する。不正解でセーフティゾーンに戻される。
マリアさんブランカさんは、女神のダンジョン知識のエリアをクリアした事のある前回優勝チームだったのだ。主にマリアさんの力によるモノの様だが……。
地下85階のセーフティゾーンの中は最初から図書館になっていた。
小説の方をマリアさんブランカさんが読んでいる。不思議に思って聞いてみると、小説を読んでいると、サービス問題が多くなるのだとか……。
「では、問題です。女神のダンジョン地下69階で助けを求めにきた三人の人魚の中で、見事な長セリフを決めた人魚の着ていたドレスの色は?」
「ピンク」
時々、おかしな問題が入っていた。ちょっと、女神様……?
「では、問題です! 女神ミューズ様が神話の中で、その歌声で眠らせたと云われるモンスターの名前は?」
「ケルベロス」
89階で再び二択の○×問題になる。
最後の2問は通常なら、判断に迷う問題だった。
「では、問題です! マルチエンターテイナーとしても名高い女神ミューズ様ですが、そのお友達は100名より多い? 多いは○へ、少ないは×へどうぞ」
「えっ、……みんな○へ」
「正解! では、問題です! 忙しく幾つものお仕事をこなしておられる女神様ですが、いま同時に行っている仕事の数は100より多い? 多いは○へ、少ないは×へどうぞ」
「……みんな、○へ」
最後の問題を無事に回答して、ボク達は90階層へと降りる事が出来た。
『カイト、だいじょうぶ?』『……疲れてる?』
『カイト、疲れた?』
『……すごく、疲れた。特に最後の2問で』
『……正解?』『まちがってる?』
『……?』
『答えは合ってるよ。正解かは、分からないなぁ……』
『『『……?』』』
『接待○○○みたいなものかな?』
『カイト、モフモフする?』『『もふもふ?』』
そう言うと、ぽち、たま、うさ子がキャリーバックを出て腕の中に滑り込んできた。
0
あなたにおすすめの小説
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる