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本編
第3話 授業
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「このバルハザード国は、アレイオス帝国時代より発生し始めた、影から生まれる魔物『アンブラ』によって、一度は滅びかけた国だった」
アーチ型の天井をした、戦闘訓練場。
その中央で、サラサラとした黒髪の男教師が周りに立つ生徒たちに向かって話しかけていた。
「普通の武器では倒すことのできないアンブラだが、一部の選ばれた魂を持つ人種『魔導士』たちが持つ魂に内包された武器『魂装武具』によって倒すことができるようになった。アレイオス帝国が解体されてなお残ったバルハザード国は、この魔導士たちによって今日まで守り抜かれてきた」
ロザリア含めその場にいる少年少女たち全員が、緊張感を持った眼差しで、教師を見つめていた。
「さて、これはお前たちが入学してきた頃からウンザリするほど話してきたことだが」
教師は真顔で言った。
「私たち魔導士はどのようにしてアンブラと戦うのか?」
鋭い視線を生徒に向ける。
そして目の前にいた白い制服を着た少女に目をとめた。
「アリス・エヴァレット、答えろ」
「は、はい、アレイズ先生っ!」
アリスと呼ばれた少女は、一生懸命に答えた。
「か、神によって魂に吹き込まれた武器をこの世界に具現化し、魂装強化を用いてアンブラと戦います!」
「つまり、アンブラとの戦闘において必要なものを簡潔にいうと?」
「魂装武具と、魂装強化、二つです!」
「よろしい」
教師──アレイズは頷くと、手を前にかざした。
その瞬間、手元がまばゆい光に包まれ、光が消えると同時に一振りの剣が握られていた。
「アンブラは魂装強化や魔術だけで止めをさすことはできない。戦闘において必ず必要なもの──それがこの魂装武具だ」
アレイズは一度、黒い剣を振る。
それは不思議な軌跡を残して、再びアレイズの腰元に収まった。
「お前たちは入学して一月経った。そろそろ戦闘訓練に入りたいところなのだが……」
アレイズはちらりとロザリアに目を向ける。
「若干名、まだ武具の召喚に至っていないものもいるため、これより先の授業は別れて行うこととする」
ロザリアの胃がキリリと痛んだ。
アーチ型の天井をした、戦闘訓練場。
その中央で、サラサラとした黒髪の男教師が周りに立つ生徒たちに向かって話しかけていた。
「普通の武器では倒すことのできないアンブラだが、一部の選ばれた魂を持つ人種『魔導士』たちが持つ魂に内包された武器『魂装武具』によって倒すことができるようになった。アレイオス帝国が解体されてなお残ったバルハザード国は、この魔導士たちによって今日まで守り抜かれてきた」
ロザリア含めその場にいる少年少女たち全員が、緊張感を持った眼差しで、教師を見つめていた。
「さて、これはお前たちが入学してきた頃からウンザリするほど話してきたことだが」
教師は真顔で言った。
「私たち魔導士はどのようにしてアンブラと戦うのか?」
鋭い視線を生徒に向ける。
そして目の前にいた白い制服を着た少女に目をとめた。
「アリス・エヴァレット、答えろ」
「は、はい、アレイズ先生っ!」
アリスと呼ばれた少女は、一生懸命に答えた。
「か、神によって魂に吹き込まれた武器をこの世界に具現化し、魂装強化を用いてアンブラと戦います!」
「つまり、アンブラとの戦闘において必要なものを簡潔にいうと?」
「魂装武具と、魂装強化、二つです!」
「よろしい」
教師──アレイズは頷くと、手を前にかざした。
その瞬間、手元がまばゆい光に包まれ、光が消えると同時に一振りの剣が握られていた。
「アンブラは魂装強化や魔術だけで止めをさすことはできない。戦闘において必ず必要なもの──それがこの魂装武具だ」
アレイズは一度、黒い剣を振る。
それは不思議な軌跡を残して、再びアレイズの腰元に収まった。
「お前たちは入学して一月経った。そろそろ戦闘訓練に入りたいところなのだが……」
アレイズはちらりとロザリアに目を向ける。
「若干名、まだ武具の召喚に至っていないものもいるため、これより先の授業は別れて行うこととする」
ロザリアの胃がキリリと痛んだ。
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