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ペンションでの一夜
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とある高原へ友人と旅行に出かけた。
実は、私はペンションなどに宿泊するのは苦手だ。アットホームな雰囲気とは程遠い人間なのだ。
友人もそのことは認識している。
建物も、よその家の匂いが常にしていてとにかく落ち着かなかった。
「明日のお出掛けを楽しみに我慢しますか!」
宿泊先に到着する頃、私は体調を崩していた。
お昼に食べた貝が合わなかったらしい。
吐き気と寒気に血圧も下がり「ヤバいかなぁ」と横になって休んでいた。
私が休んでいるベッドは壁際にあり、その壁には絵が飾られていた。
草原に立つ女の子。
柔らかい緑の中に立つ女の子は、赤のワンピースに帽子をかぶっている。
顔はハッキリ描かれてはいない。
「景色ならわかるけど、人の絵を飾るのって珍しいなぁ」
そんなことを考えながら、まだ回復していなかった私はうつらうつらし始めた。このまま少し眠ろうかと思っていたら、人の気配がする。
この時友人は、建物内をウロウロしてコーヒーを飲んでのんびりしていたらしい。
だから、部屋にいるのは私だけ。
ベッドの側に誰かいる。
「具合が悪すぎて、変な夢でも見てんのかな・・・」
「赤い服・・・ああ、絵を見た後だから印象に残って夢に見たんだろうなぁ」
「今はそれどころじゃない。寝て休むことに集中!」
そのまま少し眠った。
そうこうしているうちに、夕食の時間になった。体調はだいぶよくなっていたが、あまり食べられなくて申し訳なかった。
部屋に戻り友人は大浴場へ行くと言った。
私は大浴場や温泉が苦手なので、部屋でシャワー。
シャワーから出ても友人はまだ戻っていなかった。車の運転で疲れただろうし、のんびりお風呂に浸かってるんだろう。
ベッドの上で荷物の整理をしながら、ふと思った。
「横になっている時、誰かいたような」
真正面にある絵を見て、なんとなく絵の裏側を見てみた。
「⁈」
まさかなぁなんて思いながら見ただけだったが、絵の裏には・・・
お札が貼ってあった。
静かに絵を元に戻し、改めて絵を眺めた。
友人が戻りお風呂の様子なんかを話してくれて、明日もあるし早く寝ようということになった。
眠ってどのくらいたっただろう。
夜中なのは間違いない。
友人はグッスリ眠っている。
薄暗い中、目を開けるといた!
絵に描かれている女の子は、ただ何もせず立っている。
私は声には出さずに
「なんも用がないなら、眠いから戻って」
そう言うと、女の子が消える前に眠りについた。
翌朝もその後も、友人には何も話していない。
「夢見たんじゃない?」
と、言われるだろうから。
そう、これくらいのこと私にとっては恐怖でもなんでもない。
私の本当に怖いものは・・・・・
実は、私はペンションなどに宿泊するのは苦手だ。アットホームな雰囲気とは程遠い人間なのだ。
友人もそのことは認識している。
建物も、よその家の匂いが常にしていてとにかく落ち着かなかった。
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お昼に食べた貝が合わなかったらしい。
吐き気と寒気に血圧も下がり「ヤバいかなぁ」と横になって休んでいた。
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草原に立つ女の子。
柔らかい緑の中に立つ女の子は、赤のワンピースに帽子をかぶっている。
顔はハッキリ描かれてはいない。
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「赤い服・・・ああ、絵を見た後だから印象に残って夢に見たんだろうなぁ」
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そのまま少し眠った。
そうこうしているうちに、夕食の時間になった。体調はだいぶよくなっていたが、あまり食べられなくて申し訳なかった。
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ベッドの上で荷物の整理をしながら、ふと思った。
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「⁈」
まさかなぁなんて思いながら見ただけだったが、絵の裏には・・・
お札が貼ってあった。
静かに絵を元に戻し、改めて絵を眺めた。
友人が戻りお風呂の様子なんかを話してくれて、明日もあるし早く寝ようということになった。
眠ってどのくらいたっただろう。
夜中なのは間違いない。
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薄暗い中、目を開けるといた!
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私は声には出さずに
「なんも用がないなら、眠いから戻って」
そう言うと、女の子が消える前に眠りについた。
翌朝もその後も、友人には何も話していない。
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そう、これくらいのこと私にとっては恐怖でもなんでもない。
私の本当に怖いものは・・・・・
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