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耳元で
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高校生の頃、学校が早く終わり友だちと遊ぶ約束も珍しくしなかったため暇だった。
そういえば読みかけの本があったなと思い、続きを読むことにした。
途中で読むのをやめてからしばらく時間が経っていたので、話の内容がぼんやりとしか思い出せない。
「仕方ない、最初から読み直すか」
読んでいた本は、その頃好きだったクライヴ・バーカーの本。
ヘルレイザーが大好きで、映画を観た時は想像していた通りの箇所がいくつもあり嬉しかった。
なんの邪魔も入らず、読み始めたら時間もあっという間に過ぎた。
読み終え目を閉じて、一番気に入ったシーンを想像しながら次はどの作品を手に入れようかと考えていると
「ボソボソ ボソボソ」
何か右の耳元で聞こえる。
何の音なのか、それとも声なのかハッキリ聞き取れないので目を開けずにそのまま集中してみた。
「ボソボソ ボソボソ」
ラジオのノイズのような音?似てるけどラジオは聞いてない。
やはりわからない。
部屋に1人でいるのに、右の耳だけ街中の雑踏にいる感じ。
「面白い感覚だなぁ・・・」
怖いでも気味悪いでもなく、右耳にだけ聞こえる音が不思議でたまらなかった。
「ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ」
音量が上がった?
というより・・・・・
生暖かい空気と一緒に音が耳の奥まで一気に、そして途切れなく入ってくる。
いつまで続くんだ。いい加減うっとおしい。
ただ、音ではなく誰かが話しているということだけは勢いよくなったおかげでわかった。
相変わらず何を話しているのかは、サッパリだ。
しかも、勢いがすごくて頭ごと押される。
「何言ってるかわかんない、うるさい!」
そう声に出すと、ピタッとおさまった。
今回、私がいた部屋の位置は以前カードをして行列が通っていったのと同じ位置。
「ここ、通り道になってんのか?」
だとしたら、かなり迷惑だ。
それ以降、時間のある時に模様替えをしてくつろぐ場所を変えた。
まあ、今でもたまに「ボソボソ」聞こえる時はあるが・・・日々の忙しさで気にしている暇はない。
結局何を言っているかわからないしね。
そう、これくらいのこと私にとっては恐怖でもなんでもない。
私の本当に怖いものは・・・・・
そういえば読みかけの本があったなと思い、続きを読むことにした。
途中で読むのをやめてからしばらく時間が経っていたので、話の内容がぼんやりとしか思い出せない。
「仕方ない、最初から読み直すか」
読んでいた本は、その頃好きだったクライヴ・バーカーの本。
ヘルレイザーが大好きで、映画を観た時は想像していた通りの箇所がいくつもあり嬉しかった。
なんの邪魔も入らず、読み始めたら時間もあっという間に過ぎた。
読み終え目を閉じて、一番気に入ったシーンを想像しながら次はどの作品を手に入れようかと考えていると
「ボソボソ ボソボソ」
何か右の耳元で聞こえる。
何の音なのか、それとも声なのかハッキリ聞き取れないので目を開けずにそのまま集中してみた。
「ボソボソ ボソボソ」
ラジオのノイズのような音?似てるけどラジオは聞いてない。
やはりわからない。
部屋に1人でいるのに、右の耳だけ街中の雑踏にいる感じ。
「面白い感覚だなぁ・・・」
怖いでも気味悪いでもなく、右耳にだけ聞こえる音が不思議でたまらなかった。
「ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ ボソボソ」
音量が上がった?
というより・・・・・
生暖かい空気と一緒に音が耳の奥まで一気に、そして途切れなく入ってくる。
いつまで続くんだ。いい加減うっとおしい。
ただ、音ではなく誰かが話しているということだけは勢いよくなったおかげでわかった。
相変わらず何を話しているのかは、サッパリだ。
しかも、勢いがすごくて頭ごと押される。
「何言ってるかわかんない、うるさい!」
そう声に出すと、ピタッとおさまった。
今回、私がいた部屋の位置は以前カードをして行列が通っていったのと同じ位置。
「ここ、通り道になってんのか?」
だとしたら、かなり迷惑だ。
それ以降、時間のある時に模様替えをしてくつろぐ場所を変えた。
まあ、今でもたまに「ボソボソ」聞こえる時はあるが・・・日々の忙しさで気にしている暇はない。
結局何を言っているかわからないしね。
そう、これくらいのこと私にとっては恐怖でもなんでもない。
私の本当に怖いものは・・・・・
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