浅葱優よろず事務所

天汐香弓

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宴の終わり★

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『御子様、ご安心ください。色欲の門は宴が終わるまで開きませぬ』
いつの間にか淫らな空間は強固な鉄の扉を遠くに見る、色欲の獄に変わっていた。
『さあ。御子はここで我らの宴を見届けていただきまする』
男は優にそう言うと、再び激しいピストンを開始した。
「あ~~~~~~~~っ!」
男の腰の動きに合わせて嬌声を上げてしまう。しかしそれは決して苦痛からではなく快感によるものだった。
その証拠に陰茎からはトロトロと先走りが流れ出し地面に水たまりを作っているほどだったし、アナルはヒクつき腸壁が肉棒を離すまいと絡みついているのだから。
その反応を見た男たち色欲霊たちはさらに激しく優を責め立てる。
「ああっ!あっ、あ~~~~~~~っ!」
男は乱暴に腰を動かし続けたがそれでも陰茎は萎えることなくむしろ膨張しているように見えるほどだ。そうすることで深く咥えこまれたそれを肉壁の収縮具合によって前後に動かしたり捻ったりするだけで前立腺を突き上げられて身体が仰け反る程の快感に襲われる。そしてそのままピストン運動を続けながら優に覆い被さってキスをするように舌を入れ込むとそこからまたも甘い蜜が流れ出し二人の口内を満たした。
『御子様……我らの想いを受け入れてください』
男はそう言うと一層力強く突き入れ始めた。全身を貫き内臓を押し上げられるかのような感覚に嗚咽を漏らしてしまいそうになるがすぐに唇を塞がれてしまう。
そしてアナルが激しく収縮し巨大な陰茎を締め付け男根を刺激した。
「あぁんっ!あっ、あ~~~~~~~っ!」
『おお!素晴らしい!』
色欲霊たちがそう叫ぶと同時に優の乳首からは白い液体が噴き出したのだった。
しかしそれすらも快感として捉えてしまったのかさらに激しく痙攣して絶頂を迎えた。
同時に男の肉棒からも大量の淫液が注ぎ込まれ、放出した色欲霊は淫気にまた巨大になりながら次の色欲霊の男が巨根を押し込んだ。
『門が開くまで、御子様の世は時を止めております。さあご存分に御子様も色欲に溺れるのです』
その言葉通り門は固く閉じ優からは淫気以外に感じられない。
「あっ、あ~~~~~~~~っ!」」
男の巨根で突き上げられながら優は絶頂に達してしまった。しかしこれから数時間またこの男にイかされる、ただそれだけなのだ。
「あぁっ!あっ!」
『甘露が溢れて……乳首から溢れる白い液体を男たちが吸い付きしゃぶる。背後ではアナルを穿たれ、前も後ろも快楽に溺れさせられる。
『御子様の蜜壺は素晴らしい』
そう言って男は優のアナルに巨根を突き入れる。
やがて男が絶頂を迎えると大量の精液を流し込まれていくと同時に乳首からも白濁液が流れ出す。その快楽でまた絶頂に達してしまい結合部からは愛液が滴り落ちていた。しかしそれでもまだ終わらない。
次の男の陰茎が挿入されアナルは前の男の出した蜜と香りと淫靡な空気で潤滑になっておりまたも求め合ってしまう。
男たちの肉棒の先からは麻薬にも似た快感物質が流れ出し、それを直に受けている優にはその快楽から逃れる術はなかった。そして数百時間の後、ようやく門が開かれた時、色欲霊たちは名残惜しそうにしながらも姿を消したのだった。

『優!!』
玲王の叫びが、優の意識を引き戻した。
「っ……!!……ああ、くそ……最悪っ」
優は膝をつき、荒い息をついた。
目の前には、悔しげに呻く怨霊の妻の姿。
「まだ……まだ、堕ちぬのか……」
怨霊の霊気が揺らめくが、優がゆっくりと立ち上がった。
「……もう、終わりにしよう……」
怨霊の前に歩み寄り、優は静かに手をかざす。
「アンタの夫はもう、誰にも取られない」
「嘘だ……嘘だ……!!」
「アンタの怒りを鎮めるのに何がいる?もう夫のところへ行きなよ」
怨霊はしばらく優を睨んでいたが、次第にその姿が薄れていく。
「……そなたに……をかけてやる……」
そう呟きながら、怨霊は光に包まれ、静かに消えていった。

『……終わったのか?』
玲王の問いに優は肩を竦めた。
「なんか置き土産、されたみたいだけどな」
優は苦笑しながら、ようやく洞窟を後にする。
どうやら浅葱家の宿命がまだ終わっていないらしいということは、体に残る熱で感じていた。


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