17 / 129
第一章 社畜と女子高生と湾岸タワマンルームシェア
17.後輩社員とタワーマンション
しおりを挟む
「えっ……なんですか、ここは」
タワーマンションに着くと、篠田は不審そうな顔で俺とマンションを交互に見ていた。
「俺の家だよ」
「……宮本さん、仕事しすぎて頭おかしくなったんですか?」
同じ会社の人間だから、お互いの給料はだいたいわかっている。豊洲のタワーマンションなんて、うちの社員一人ではローンも組めない存在だ。
「冗談だよ。ここに親戚の子がいて、保護者代わりに住んでるんだ」
「ええ……それ最高じゃないですか……」
疲れきっている篠田は、いちいち驚く余裕もなく、俺についてきた。最上階までのエレベーターでは「はははエレベーターはやーい」なんて別の世界に行ってしまっているような声で言っていたし、本当にそろそろ限界だ。
理瀬はリビングで待っていた。疲れで覇気を失った俺と、おそらく理瀬が見た中で一番荒れ果てた女となっている篠田を見ると、目を丸くしていた。
心が折れている篠田は『親戚の子』というのが女の子であっても驚く力すらなく、すぐにソファに座り込んだ。
「……あのひとが、さっき言ってた人ですか」
理瀬が俺のところに来て、小声で話す。
「そうだ。俺の後輩の篠田彩香。俺と一緒にずっと仕事して疲れ切ってる。豊洲はホテルとかあんまりないし、もう電車に乗る体力もなさそうだったからここに連れてきた」
「わかりました。とりあえず私にまかせてください」
理瀬は篠田の隣に座り「こんにちは。宮本さんの又従姉妹の理瀬です」と自己紹介をした。よく顔色一つ変えず嘘がつけるものだな、と俺は関心してしまう。
しばらく小声で、俺に聞こえないよう話したあと、
「宮本さん、今から私がいいって言うまで部屋にいてもらえますか」
と理瀬に言われ、俺は言われたとおりにした。
そのあと理瀬が篠田に何をしたのかはわからない。風呂とトイレの音は聞こえた。俺は俺で疲れていたから、久々の綺麗なベッドで仰向けになり、ぼうっとしていた。
これからのことを考えると、俺は眠れなかった。
理瀬と俺の危ない関係を、篠田に晒してしまったのだ。
明らかに限界だった篠田を放っておけなかった、という点ではこの選択を後悔していない。俺自身、修羅場を迎えて胃潰瘍になり、何週間もまともに飯を食えなかったことがある。篠田をそうさせたくはなかった。
とりあえず、理瀬は遠縁の親戚だと言ってごまかす。しかしいつまでその嘘がもつかどうか。実は篠田も、栃木の田舎のほうの出身で、田舎者の親戚縁者関係が強いとはいえいまどき同居までさせないということは理解しているはずだ。
ごまかす理由はある程度作れるだろう。精一杯ごまかしていれば、事実はどうあれ『知られたくないこと』だと思われて、不問にしてくれるかもしれない。
だが俺には、別の気持ちがあった。
いつまでこんなことを繰り返すのだろうか?
どう見て俺のことが好きらしい会社の後輩・篠田彩香。
何年も前に別れたが、趣味の音楽のこともあって未だに付き合いがある地元の元彼女・薬王寺照子。
そして、仮想通貨取引でうん億円の資産を得ながら、心も身体もまだ不安定で放っておけない女子高生・常磐理瀬。
この三人の女と、自分の気持ちにいろいろな嘘をつきながら、当たり障りのない範囲で接触を続ける日々。
そろそろ整理すべきではないのか。
そうするとしたら、整理する方法は一つしかない。
社畜として生き延びるためには、一つしか選択肢はないのだ。
「もう出てきていいですよ」
などと長い間考えていると、理瀬が俺を呼んだ。リビングに出ると、理瀬は少し怒っていた。
「本当にすまん。俺の後輩の世話なんかさせて」
「別にいいですよ。それより、なんであんなに疲れるまで働かせちゃうんですか。宮本さんの会社ってやっぱりブラック企業なんじゃないですか?」
篠田を連れてきたことより、篠田の疲れっぷりを心配している理瀬。
「んー、まあ、五年に一回あるかないかの修羅場だったから仕方ないと言いたいが、俺の監督不行き届きなのは間違いないな」
「どうして早く止めなかったんですか?」
「何度も休めって言ったんだけど、もともと篠田の持っていた案件で、自分で処理するっていう責任感が強くてな」
「それはなんとなくわかりましたよ。ずっと『宮本さんごめんなさい』ってうわ言みたいに言ってましたもん」
「そうだったのか……篠田は今どうしてる?」
「私のベッドで寝てますよ」
「すまん。本当は俺の部屋で休ませるつもりだったんが、言うの忘れてた。俺はシャワーだけ借りて会社に戻るから、今日は俺のベッド使ってくれ」
「宮本さんも休んだほうがよくないですか?」
「俺はまだ耐えられるよ」
「仕事をするのは止めませんけど、一晩くらいちゃんとベッドで休んだらどうですか?」
「お前のベッドがなくなるだろ」
「私が宮本さんと同じベッドで寝ればいいんですよ」
「……は?俺と一緒に寝たくなんかないだろ?」
「今日は特別ですよ。私のベッドとられちゃったし、宮本さんもそっちのほうが嬉しいでしょ?女子高生と一緒にお寝んねですよ?」
「いや……お前、俺が変な気起こしたらどうするつもりなんだ?」
「大声を出しながら篠田さんを起こして、レイプされそうになったと伝えます。宮本さんは社会的に終わります」
「こわっ!」
「こういう状況なので、宮本さんが変な気を起こさなければ二人ともベッドで眠れるんですよ」
相変わらず、俺と一緒にいながら襲われたときの最終防衛ラインまで完璧な理瀬。
「わかった。風呂入ってくる」
俺は軽く風呂に入り、部屋に戻った。理瀬はすでにベッドで横になっている。
疲れていた俺は、理瀬のことをあまり気にせず、どさっと布団に潜った。
理瀬は無防備で、手を伸ばせばいくらでも触れる距離にいる。今更になってそれを自覚したのか、少しだけ理瀬の顔が赤くなっていた。
「俺はもう寝るよ」
「ど、どうぞ」
「顔、真っ赤だけど?」
「わ、私、お父さんとは小さい頃に別れたし、よく考えたら男の人と寝るの、初めてですよ」
「嫌なら、今すぐ出ていくけど」
「嫌じゃないです。嫌じゃないんですよ。でも緊張するんですよ」
俺は理瀬の髪をそっと撫でてやった。
最初は「ひっ」と驚いていた理瀬だが、ただ髪を撫でるだけでそれ以上のことはしない、と気づくと、猫みたいに身体を丸めていた。
「……なんですか、これ」
「昔、妹によくこうしてやってたんだよ」
嘘だ。
俺に妹はいるが、こんな甘々な関係ではなかった。
これは、昔付き合っていた照子が好きだったことだ。セックスが終わってから眠るまで、俺はずっと照子の髪を撫で続けていた。理瀬と何かしたわけではないが、仕事のあとの風呂でセックスをした後のように疲れていた俺は、自然とそれを思い出したのだ。
まずいな、と俺は思う。女子高生に触るなんて。しかも同じ布団の中で。
だがもうダメだ。疲れで意識がはっきりしない。
「妹さん、いたんですか」
「いるよ。実家に」
「妹さんにこんなことするの、ちょっとまずくないですか」
「俺も妹もガキだった頃の話だよ」
「私も、宮本さんがお兄さんだったらよかったかも」
俺の記憶に残っているのは、そこまでだ。
一週間も徹夜をしている社畜が、暖かい風呂でくつろぎ、ふかふかの布団に入って、五分も意識を保てるわけがなかった。
タワーマンションに着くと、篠田は不審そうな顔で俺とマンションを交互に見ていた。
「俺の家だよ」
「……宮本さん、仕事しすぎて頭おかしくなったんですか?」
同じ会社の人間だから、お互いの給料はだいたいわかっている。豊洲のタワーマンションなんて、うちの社員一人ではローンも組めない存在だ。
「冗談だよ。ここに親戚の子がいて、保護者代わりに住んでるんだ」
「ええ……それ最高じゃないですか……」
疲れきっている篠田は、いちいち驚く余裕もなく、俺についてきた。最上階までのエレベーターでは「はははエレベーターはやーい」なんて別の世界に行ってしまっているような声で言っていたし、本当にそろそろ限界だ。
理瀬はリビングで待っていた。疲れで覇気を失った俺と、おそらく理瀬が見た中で一番荒れ果てた女となっている篠田を見ると、目を丸くしていた。
心が折れている篠田は『親戚の子』というのが女の子であっても驚く力すらなく、すぐにソファに座り込んだ。
「……あのひとが、さっき言ってた人ですか」
理瀬が俺のところに来て、小声で話す。
「そうだ。俺の後輩の篠田彩香。俺と一緒にずっと仕事して疲れ切ってる。豊洲はホテルとかあんまりないし、もう電車に乗る体力もなさそうだったからここに連れてきた」
「わかりました。とりあえず私にまかせてください」
理瀬は篠田の隣に座り「こんにちは。宮本さんの又従姉妹の理瀬です」と自己紹介をした。よく顔色一つ変えず嘘がつけるものだな、と俺は関心してしまう。
しばらく小声で、俺に聞こえないよう話したあと、
「宮本さん、今から私がいいって言うまで部屋にいてもらえますか」
と理瀬に言われ、俺は言われたとおりにした。
そのあと理瀬が篠田に何をしたのかはわからない。風呂とトイレの音は聞こえた。俺は俺で疲れていたから、久々の綺麗なベッドで仰向けになり、ぼうっとしていた。
これからのことを考えると、俺は眠れなかった。
理瀬と俺の危ない関係を、篠田に晒してしまったのだ。
明らかに限界だった篠田を放っておけなかった、という点ではこの選択を後悔していない。俺自身、修羅場を迎えて胃潰瘍になり、何週間もまともに飯を食えなかったことがある。篠田をそうさせたくはなかった。
とりあえず、理瀬は遠縁の親戚だと言ってごまかす。しかしいつまでその嘘がもつかどうか。実は篠田も、栃木の田舎のほうの出身で、田舎者の親戚縁者関係が強いとはいえいまどき同居までさせないということは理解しているはずだ。
ごまかす理由はある程度作れるだろう。精一杯ごまかしていれば、事実はどうあれ『知られたくないこと』だと思われて、不問にしてくれるかもしれない。
だが俺には、別の気持ちがあった。
いつまでこんなことを繰り返すのだろうか?
どう見て俺のことが好きらしい会社の後輩・篠田彩香。
何年も前に別れたが、趣味の音楽のこともあって未だに付き合いがある地元の元彼女・薬王寺照子。
そして、仮想通貨取引でうん億円の資産を得ながら、心も身体もまだ不安定で放っておけない女子高生・常磐理瀬。
この三人の女と、自分の気持ちにいろいろな嘘をつきながら、当たり障りのない範囲で接触を続ける日々。
そろそろ整理すべきではないのか。
そうするとしたら、整理する方法は一つしかない。
社畜として生き延びるためには、一つしか選択肢はないのだ。
「もう出てきていいですよ」
などと長い間考えていると、理瀬が俺を呼んだ。リビングに出ると、理瀬は少し怒っていた。
「本当にすまん。俺の後輩の世話なんかさせて」
「別にいいですよ。それより、なんであんなに疲れるまで働かせちゃうんですか。宮本さんの会社ってやっぱりブラック企業なんじゃないですか?」
篠田を連れてきたことより、篠田の疲れっぷりを心配している理瀬。
「んー、まあ、五年に一回あるかないかの修羅場だったから仕方ないと言いたいが、俺の監督不行き届きなのは間違いないな」
「どうして早く止めなかったんですか?」
「何度も休めって言ったんだけど、もともと篠田の持っていた案件で、自分で処理するっていう責任感が強くてな」
「それはなんとなくわかりましたよ。ずっと『宮本さんごめんなさい』ってうわ言みたいに言ってましたもん」
「そうだったのか……篠田は今どうしてる?」
「私のベッドで寝てますよ」
「すまん。本当は俺の部屋で休ませるつもりだったんが、言うの忘れてた。俺はシャワーだけ借りて会社に戻るから、今日は俺のベッド使ってくれ」
「宮本さんも休んだほうがよくないですか?」
「俺はまだ耐えられるよ」
「仕事をするのは止めませんけど、一晩くらいちゃんとベッドで休んだらどうですか?」
「お前のベッドがなくなるだろ」
「私が宮本さんと同じベッドで寝ればいいんですよ」
「……は?俺と一緒に寝たくなんかないだろ?」
「今日は特別ですよ。私のベッドとられちゃったし、宮本さんもそっちのほうが嬉しいでしょ?女子高生と一緒にお寝んねですよ?」
「いや……お前、俺が変な気起こしたらどうするつもりなんだ?」
「大声を出しながら篠田さんを起こして、レイプされそうになったと伝えます。宮本さんは社会的に終わります」
「こわっ!」
「こういう状況なので、宮本さんが変な気を起こさなければ二人ともベッドで眠れるんですよ」
相変わらず、俺と一緒にいながら襲われたときの最終防衛ラインまで完璧な理瀬。
「わかった。風呂入ってくる」
俺は軽く風呂に入り、部屋に戻った。理瀬はすでにベッドで横になっている。
疲れていた俺は、理瀬のことをあまり気にせず、どさっと布団に潜った。
理瀬は無防備で、手を伸ばせばいくらでも触れる距離にいる。今更になってそれを自覚したのか、少しだけ理瀬の顔が赤くなっていた。
「俺はもう寝るよ」
「ど、どうぞ」
「顔、真っ赤だけど?」
「わ、私、お父さんとは小さい頃に別れたし、よく考えたら男の人と寝るの、初めてですよ」
「嫌なら、今すぐ出ていくけど」
「嫌じゃないです。嫌じゃないんですよ。でも緊張するんですよ」
俺は理瀬の髪をそっと撫でてやった。
最初は「ひっ」と驚いていた理瀬だが、ただ髪を撫でるだけでそれ以上のことはしない、と気づくと、猫みたいに身体を丸めていた。
「……なんですか、これ」
「昔、妹によくこうしてやってたんだよ」
嘘だ。
俺に妹はいるが、こんな甘々な関係ではなかった。
これは、昔付き合っていた照子が好きだったことだ。セックスが終わってから眠るまで、俺はずっと照子の髪を撫で続けていた。理瀬と何かしたわけではないが、仕事のあとの風呂でセックスをした後のように疲れていた俺は、自然とそれを思い出したのだ。
まずいな、と俺は思う。女子高生に触るなんて。しかも同じ布団の中で。
だがもうダメだ。疲れで意識がはっきりしない。
「妹さん、いたんですか」
「いるよ。実家に」
「妹さんにこんなことするの、ちょっとまずくないですか」
「俺も妹もガキだった頃の話だよ」
「私も、宮本さんがお兄さんだったらよかったかも」
俺の記憶に残っているのは、そこまでだ。
一週間も徹夜をしている社畜が、暖かい風呂でくつろぎ、ふかふかの布団に入って、五分も意識を保てるわけがなかった。
22
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる