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5.新たな魔物
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腹の底に響くような大きなその音に、涼太は思わず音のする方へ振り返った。
「なんだ、今の音は……。」
「魔物が、もう一体いたのかも……。」
雪は口に手を当てて考え込むようにそう言うと、涼太から少し離れた位置へと移動した。
そして、おもむろに耳に手を当て、何者かと連絡を取り始める。
「こちら雪です。今、近くで爆発音が……。」
いったい誰と連絡を取っているのだろう。
涼太は雪の耳元に目を凝らした。
彼女の耳にはとても小さなイヤホンのようなものがはめられている。
なるほど。これで誰かと連絡を取っているのか。
「中級が一体ですね。分かりました。人間が一人います。保護をお願いします。」
そう伝えると雪は、耳から手を離した。
そしてこちらへ向き直ると、涼太さんと声をかける。
「これから処理班と呼ばれるスタッフの人が来てあなたを保護してくれます。おそらく1分ほどで到着しますから、それまでここで待っていてください。私は、魔物を駆除しに行きます。それでは、気をつけて帰ってくださいね。」
おい、ちょっと……、と涼太が呼び止める間もなく雪の周囲が青白く光り始める。
涼太は、雪の方へと必死に手を伸ばした。
びゅおぉ……と一瞬強く風が吹いた。
地面の雪が強風で高く空へ舞い上がる。
涼太は思わず顔を手で覆った。
風が止み、涼太が顔を上げると、そこにはもう雪の姿はどこにもなかった。
「なんだ、今の音は……。」
「魔物が、もう一体いたのかも……。」
雪は口に手を当てて考え込むようにそう言うと、涼太から少し離れた位置へと移動した。
そして、おもむろに耳に手を当て、何者かと連絡を取り始める。
「こちら雪です。今、近くで爆発音が……。」
いったい誰と連絡を取っているのだろう。
涼太は雪の耳元に目を凝らした。
彼女の耳にはとても小さなイヤホンのようなものがはめられている。
なるほど。これで誰かと連絡を取っているのか。
「中級が一体ですね。分かりました。人間が一人います。保護をお願いします。」
そう伝えると雪は、耳から手を離した。
そしてこちらへ向き直ると、涼太さんと声をかける。
「これから処理班と呼ばれるスタッフの人が来てあなたを保護してくれます。おそらく1分ほどで到着しますから、それまでここで待っていてください。私は、魔物を駆除しに行きます。それでは、気をつけて帰ってくださいね。」
おい、ちょっと……、と涼太が呼び止める間もなく雪の周囲が青白く光り始める。
涼太は、雪の方へと必死に手を伸ばした。
びゅおぉ……と一瞬強く風が吹いた。
地面の雪が強風で高く空へ舞い上がる。
涼太は思わず顔を手で覆った。
風が止み、涼太が顔を上げると、そこにはもう雪の姿はどこにもなかった。
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