《完結》公爵令嬢は逃げ出し獣人国で肉を焼く

皇子(みこ)

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好きなの?

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「なんてことでしょう。私なんかの事を好きだと……あ、愛しているのって言ってくれました。

 毎日の様にお店に来てくれている騎士団の中でも頻繁に来てくれて、おおらかで優しい笑顔で声をかけてくれていたキファント様が、私の事を好きなど……

 大きな身体で包み込む感じにぎゅっと抱きしめてくれたなんてーー!

 あーーーーー! どうしましょうー!お月様」



私はお月様へ向かって叫びましたよ。

 あの後、はっと気付いたらキファント様の腕の中で……ダダ漏れてた涙をタオルで拭いっていたら、私の身体を抱き締めていたキファント様の手が離れていきました。

 恥ずかしくて、視線を合わせられなかったから、俯いたままキファント様から離れ、冷やしていた大きめな箱を取り出した。その箱はもしキファント様が通った時用に作っておいたキファント様へ渡すお弁当です。

 どうぞ食べてください、おやすみなさい。と、渡して固まっていたキファント様をお店から押し出しました。キファント様は、俯いたままの私の頬に両掌をそっと当てて、押し上げ視線を合わせました。


「レティ……いつもありがとう。美味しくいただいているよ。さっきのだけど……私はレティのこと好きだ。もし、レティが私の事をほんの少しでも好きなら、付き合って欲しい。獣人の私だけれど、結婚を前提に考えて欲しい。良い返事を待っている」


って、帰っていったの……えっ! 返事ってどうしましょう。どう返事すればいいのかわからない。あれからキファント様の前だと緊張しちゃって! どうしていいのかわからないの。

 私は、逃げ出してきっと死んだ事になってるし、結婚なんて……どうしましょう。キファント様と結婚……私のことを好き……愛しているのって…………



 私は、嬉しいof駄目どっちだろう。
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