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ドキドキお出掛け
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今日はお店の定休日。
定期的にお休みは取っている。今までの人生縛られて生きていたから、これからの自分の時間は自分で作って行きたくて……なんてことはいいのです。
先日キファント様に次の休みあけておいてくれって、一緒に出掛けよう。私の事をもっと知って欲しいと、お願いされて、あけた日が今日のお休みの日なんです。
「どーしましょ! 何を着れば良いのかわからないわ。いつもお店では派手ではない動きやすい落ち着いた形のワンピースにワンピース型のエプロンなのだけれど……キファント様とのお出掛けなんて、何を着れば良いのかわからないわ」
以前は、家の見栄のためにそれなりの服ばかり着ていたけど、アーティの街にいては誰一人そんなもの着てないし、あっそういえば、最近以前の私の様な高価な服の方を良くお客様でみかけるわ。
キラキラ輝いている可愛い子と、キチっとした印象の落ち着いた女性が頻繁に来てくれているの。
そうね、あの落ち着いた女性の様な感じの服なら何処へでも大丈夫そうだけれど、そんな服持ってないわ。似た様な物……少しだけでも、良く見える服は……と、アーティへ来てから購入した服を一通りみて、悩み吟味する。
「レティおはよう」
「おはようございますキファント様」
「今日のレティは雰囲気違うな……ああ、髪が違うのか。いつもはあげている髪を下ろすだけで女性はここまで変わるんだな。レティのサラサラの髪、私は好きだよ。手の指先から流れ落ちる柔らかさとレティ同様、優しい香りがするからな」
「キ、キファント様」
私は恥ずかしくて、甘い言葉にどう応えれば良いのか、わからない。ただきっと凄く顔が紅くなっているはず。
「レティ、さあ行こうか」
キファント様が笑顔で私に大きな掌を差し出してくる。こ、これは、私が握り返すというパターンですか?難易度高いのですが……オドオドしている私の手をとり。
「さあ、行こう」
少し強引にぎゅっと包み込み軽く引っ張られた。近い距離感のまま、キファント様の真横で、寄り添い歩く事になってしまった。
「ち、近くないですか?」
「そうか?これからもっと近くなるぞ」
近くなる?良く意味がわからないです。もう、スルーでいいですよね。容量オーバーです。
「何処に行くんですか?」
「ああ、そうだな。先ずは、騎士団へ行ってそれからは内緒だ。楽しみにして貰ってもいいぞ」
なんだか、いつものキファント様の言葉よりも数倍喋り方が、内容が、甘いのですが……返事できません。私にはそのようなスペック無いですよ……
30分歩いた位で着きました。騎士団本部へ着いたようですね。
「結構近くにあったんですね。私、騎士団本部へ来たのはじめてです。こちら方面来ないもので」
「そうだろうな。結構規模が大きいから、離れてないと色々街に迷惑になる事が多いからな」
「迷惑ですか?近い方が良いのでは」
「その理由の一つが、これから行く場所へ関係している」
騎士団本部を歩くと、見知った顔が多くあり、今のこの状態をチラチラみて笑いながら皆さま去って行きます。とてもいたたまれません。
本当に中はとても広く、だんだん建物から離れて、森の近くへ向かっていっています。風景のせいか風も心地よく吹いている様に思えます。
風に乗り何か声が?奇声が聞こえて来ます。
「何か声が聞こえませんか?音ですか?」
「ああ、近くにいるな。では、紹介しよう。私の相棒のラリーだ」
キファント様が指笛を吹くと、側の森の中からニュッと巨大な瞳が現れました。その瞳は私をギロッと観て、その全貌を表しました。
「えっ……」
「私が生まれた時からの相棒ラリーだ。ラリー話してたレティだ。仲良くしてくれな」
「ギュルルルルルルルルルルル」
目の前に見たこともない巨大な鳥が居ます。私を吟味するように見下ろしています。
定期的にお休みは取っている。今までの人生縛られて生きていたから、これからの自分の時間は自分で作って行きたくて……なんてことはいいのです。
先日キファント様に次の休みあけておいてくれって、一緒に出掛けよう。私の事をもっと知って欲しいと、お願いされて、あけた日が今日のお休みの日なんです。
「どーしましょ! 何を着れば良いのかわからないわ。いつもお店では派手ではない動きやすい落ち着いた形のワンピースにワンピース型のエプロンなのだけれど……キファント様とのお出掛けなんて、何を着れば良いのかわからないわ」
以前は、家の見栄のためにそれなりの服ばかり着ていたけど、アーティの街にいては誰一人そんなもの着てないし、あっそういえば、最近以前の私の様な高価な服の方を良くお客様でみかけるわ。
キラキラ輝いている可愛い子と、キチっとした印象の落ち着いた女性が頻繁に来てくれているの。
そうね、あの落ち着いた女性の様な感じの服なら何処へでも大丈夫そうだけれど、そんな服持ってないわ。似た様な物……少しだけでも、良く見える服は……と、アーティへ来てから購入した服を一通りみて、悩み吟味する。
「レティおはよう」
「おはようございますキファント様」
「今日のレティは雰囲気違うな……ああ、髪が違うのか。いつもはあげている髪を下ろすだけで女性はここまで変わるんだな。レティのサラサラの髪、私は好きだよ。手の指先から流れ落ちる柔らかさとレティ同様、優しい香りがするからな」
「キ、キファント様」
私は恥ずかしくて、甘い言葉にどう応えれば良いのか、わからない。ただきっと凄く顔が紅くなっているはず。
「レティ、さあ行こうか」
キファント様が笑顔で私に大きな掌を差し出してくる。こ、これは、私が握り返すというパターンですか?難易度高いのですが……オドオドしている私の手をとり。
「さあ、行こう」
少し強引にぎゅっと包み込み軽く引っ張られた。近い距離感のまま、キファント様の真横で、寄り添い歩く事になってしまった。
「ち、近くないですか?」
「そうか?これからもっと近くなるぞ」
近くなる?良く意味がわからないです。もう、スルーでいいですよね。容量オーバーです。
「何処に行くんですか?」
「ああ、そうだな。先ずは、騎士団へ行ってそれからは内緒だ。楽しみにして貰ってもいいぞ」
なんだか、いつものキファント様の言葉よりも数倍喋り方が、内容が、甘いのですが……返事できません。私にはそのようなスペック無いですよ……
30分歩いた位で着きました。騎士団本部へ着いたようですね。
「結構近くにあったんですね。私、騎士団本部へ来たのはじめてです。こちら方面来ないもので」
「そうだろうな。結構規模が大きいから、離れてないと色々街に迷惑になる事が多いからな」
「迷惑ですか?近い方が良いのでは」
「その理由の一つが、これから行く場所へ関係している」
騎士団本部を歩くと、見知った顔が多くあり、今のこの状態をチラチラみて笑いながら皆さま去って行きます。とてもいたたまれません。
本当に中はとても広く、だんだん建物から離れて、森の近くへ向かっていっています。風景のせいか風も心地よく吹いている様に思えます。
風に乗り何か声が?奇声が聞こえて来ます。
「何か声が聞こえませんか?音ですか?」
「ああ、近くにいるな。では、紹介しよう。私の相棒のラリーだ」
キファント様が指笛を吹くと、側の森の中からニュッと巨大な瞳が現れました。その瞳は私をギロッと観て、その全貌を表しました。
「えっ……」
「私が生まれた時からの相棒ラリーだ。ラリー話してたレティだ。仲良くしてくれな」
「ギュルルルルルルルルルルル」
目の前に見たこともない巨大な鳥が居ます。私を吟味するように見下ろしています。
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