《完結》公爵令嬢は逃げ出し獣人国で肉を焼く

皇子(みこ)

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ラリー心の声視点

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僕はラリー。知ってるかい?僕は産まれた時からの相棒の幸せをずっーっと祈っていたんだ。

 相棒は、キファントっていう優しい、すっごく優しいエレファントなんだよ。

 優しすぎて断れなくてね。相手を傷つけまいと、好きでもな相手と付き合ったりしてたんだ。けど、そんな好きでも無い相手に抱き締めたりキスしたりなんて、できないでしょ。だから、お相手はプンプンだよね。

「なぜですの!私に何か至らな点でもあって!」って叫ばれてさ。もうキファントが可哀想でさ。あんな、ケバケバしいお化けみたいなのの、何がいいんだろう?獣人の感性は僕わかんないや。

 獣人の付き合いで、何人か仕方なく付き合ってたんだけど、キファントって精神的に潔癖症なんだよ。嫌いな獣人が近くにいると、食欲が無くなったり眠れなくなるのそれに、ブツブツもできるんだよ。スマートに、腰抱いてエスコートって言うのをした後、袖捲ったらブツブツできてて、本人も驚いてた。

 あれから、家族の人達に伝えて、もう無理だからって、誰とも付き合わないって涙流しながら言ってたよ。僕も、もらい泣きしてしまったんだ。その頃、僕はここまで大きくなかったから、いつも側にいたんだよ。

 その後は、兄弟に混じって、本当の本気で鍛錬に励んでた。

 僕もね。キファントに負けじと、自分自身を磨いてたんだ。

 僕は、不死鳥って鳥だからね。魔力有るんだよ。僕に乗った時の風の抵抗を無くしたり、落ちない様ガードしたり。口から火を吹いたりできるんだ。スッゲーでしょ!他にも戦闘時には、羽ばたいたら強風が出たりするんだよ。それを頑張って、凄くできる様にしたんだ。

 戦闘能力あげてからは、キファントのお手伝いとかいっぱいしてるんだ。僕は使えるからね。

 でね。最近キファントがね。僕に、はじめて好きになったかもって告白したんだよ。それも、相手は人間だって。人間の女の子が気になって、寝る時も起きてる時も目を閉じたら瞼の奥にその子がいるんだって。こわっ……って思ったことは内緒だからね。

 きっと初恋で、愛しちゃったから気持ちが抑えられなかったんだね。うん。そうだよねきっと。

 ま、まあ、相手もキファントを好きになってくれたら、めでたく両想いだから。構わないよね。キファントってモテるから、きっとその子も好きになってくれるよ!

 はじめてのデートで、僕にお願いしてきたんだ。一人じゃあ心細いから、僕についてきて欲しいって。まあ、僕もその子見てみたいから良いよって。了解したんだ。

 そしたら、僕の上で抱き合ってさ!キスまでしたんだよ。僕の上は絶対落ちないけどね。ずっーと抱き合ってさ。キスだって、一回じゃあなかったよ。何回もチュッチュチュッチュしてたんだ。

 目的地着いちゃったけど、僕って、できる子だから、目的地の上を旋回してたんだ。キファントが気付くまで。僕偉いよね。

 きっとギュルルルルギュルルルーしか言わないけど、心の中ではメッチャ喋ってるから。そこんとこわかってほしくてさっ!

じゃあ。それだけだょ。またね。バイバイ~!
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