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御屋敷
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色々あった後。
ラリーさんから降り、キファント様の正式なお名前や、御家族の事を教えていただきました。
キファント・ファーマン様。ご両親様と。お兄様方お二人いらっしゃるそうです。皆様王宮の役職に就かれていらっしゃるみたいで、お忙しいらしいので本日の御屋敷は、誰もいらっしゃらないみたいです。
私、手土産も何も持ってなく、本当に御家族が御留守の時にお邪魔して、大丈夫なのでしょうか?キファント様は、レティはお客様なんだ。私が招いたから、大丈夫なんておっしゃいますが、心配でなりません。
御実家の御屋敷に着きましたが、驚きました。
「キファント様、凄いですね。王宮の大きさでは、ありませんか?人間国だと、ここまで大きな御屋敷は、宮殿と言います……」
「獣人族の中でも、私達エレファントは大きい部類だからな。この屋敷は、代々エレファントが住んでいるから、自然と大きな創りと屋敷になってしまったんだ。
実際、一族皆、此処に住んでるんだよ。それぞれ別棟にだけどな。別棟に住むと、出入り口も違うし逢うこともないから、気にはならない」
そう言って、御屋敷の中へ私の手を取りさっさと入って行く。
「キファント様、お帰りなさいませ」
「アランか、久しぶりだな。元気か」
「はい、皆様もお元気ですよ」
「そうか。アラン、レティだ。私の大切な人だ」
「そうでございますか……それはよろしゅうございました。レティ様わたくし此方の御屋敷の執事をしております。アランと申します」
「レティです。お世話になります」
執事のアラン様は、とても矍鑠とした方でした。背筋がピシッと伸びており、カッコいいお爺様です。目の奥がキラキラ潤んで見えたのは、私の気の所為でしょうか?
「アラン、奥はどの様だ」
「キファント様、準備は整っております。料理長は、数日前からメニューに悩んでおられましたが、納得のいくものが用意できたみたいですよ。レティ様、どうぞお楽しみくださいませ」
「はい。ありがとうございます。楽しみです」
「それでは、ご案内します」
アラン様の案内の元、とても眺めの良いお部屋に来ました。そのお部屋は、奥に大きな扉があり、扉の外は薔薇園になってました。色とりどりの鮮やかな薔薇が咲き誇ってます。
お部屋に入ってすぐ、外の自然光と薔薇の色彩に目を奪われます。
一つ一つの薔薇が大きく立派で、見応えのある豪華な薔薇園です。こんなに立派な薔薇園は、はじめて見ました。
「凄いですね。はじめてです、この様な豪奢な薔薇園」
「あら、嬉しいわ。わたくしの自慢の薔薇達なのよ。わたくしが、日々手ずからお世話をしていますの」
「ほうほうこの子がキファントの好みなのか。うんうん清楚で、賢そうだな。獣人国の令嬢では、この清楚な空気はだせないか。獣人国の令嬢は、肉食系が多いからな」
「駄目ですって父上。その様な言葉は禁句なのですよ。他の令嬢の話は駄目でしょう」
「あー!可愛い子だねぇ。キファント!俺が欲しいなぁ。これで、料理上手で優しいなんて、最高だよね。良いなぁ!俺もまだ、結婚してないから、立候補しても良い?」
別の奥の扉が開いて、キファント様に似た感じの、大きな身体のエレファントの獣人の方が三人と、綺麗な黄色の髪と瞳の女性の獣人の方が出て来られて、其々自由に話しています。
「父上!母上……兄上……なぜ此処に。本日は皆、王宮で会議のはずではなかったですか」
「「「「サボっちゃった」」」」
ラリーさんから降り、キファント様の正式なお名前や、御家族の事を教えていただきました。
キファント・ファーマン様。ご両親様と。お兄様方お二人いらっしゃるそうです。皆様王宮の役職に就かれていらっしゃるみたいで、お忙しいらしいので本日の御屋敷は、誰もいらっしゃらないみたいです。
私、手土産も何も持ってなく、本当に御家族が御留守の時にお邪魔して、大丈夫なのでしょうか?キファント様は、レティはお客様なんだ。私が招いたから、大丈夫なんておっしゃいますが、心配でなりません。
御実家の御屋敷に着きましたが、驚きました。
「キファント様、凄いですね。王宮の大きさでは、ありませんか?人間国だと、ここまで大きな御屋敷は、宮殿と言います……」
「獣人族の中でも、私達エレファントは大きい部類だからな。この屋敷は、代々エレファントが住んでいるから、自然と大きな創りと屋敷になってしまったんだ。
実際、一族皆、此処に住んでるんだよ。それぞれ別棟にだけどな。別棟に住むと、出入り口も違うし逢うこともないから、気にはならない」
そう言って、御屋敷の中へ私の手を取りさっさと入って行く。
「キファント様、お帰りなさいませ」
「アランか、久しぶりだな。元気か」
「はい、皆様もお元気ですよ」
「そうか。アラン、レティだ。私の大切な人だ」
「そうでございますか……それはよろしゅうございました。レティ様わたくし此方の御屋敷の執事をしております。アランと申します」
「レティです。お世話になります」
執事のアラン様は、とても矍鑠とした方でした。背筋がピシッと伸びており、カッコいいお爺様です。目の奥がキラキラ潤んで見えたのは、私の気の所為でしょうか?
「アラン、奥はどの様だ」
「キファント様、準備は整っております。料理長は、数日前からメニューに悩んでおられましたが、納得のいくものが用意できたみたいですよ。レティ様、どうぞお楽しみくださいませ」
「はい。ありがとうございます。楽しみです」
「それでは、ご案内します」
アラン様の案内の元、とても眺めの良いお部屋に来ました。そのお部屋は、奥に大きな扉があり、扉の外は薔薇園になってました。色とりどりの鮮やかな薔薇が咲き誇ってます。
お部屋に入ってすぐ、外の自然光と薔薇の色彩に目を奪われます。
一つ一つの薔薇が大きく立派で、見応えのある豪華な薔薇園です。こんなに立派な薔薇園は、はじめて見ました。
「凄いですね。はじめてです、この様な豪奢な薔薇園」
「あら、嬉しいわ。わたくしの自慢の薔薇達なのよ。わたくしが、日々手ずからお世話をしていますの」
「ほうほうこの子がキファントの好みなのか。うんうん清楚で、賢そうだな。獣人国の令嬢では、この清楚な空気はだせないか。獣人国の令嬢は、肉食系が多いからな」
「駄目ですって父上。その様な言葉は禁句なのですよ。他の令嬢の話は駄目でしょう」
「あー!可愛い子だねぇ。キファント!俺が欲しいなぁ。これで、料理上手で優しいなんて、最高だよね。良いなぁ!俺もまだ、結婚してないから、立候補しても良い?」
別の奥の扉が開いて、キファント様に似た感じの、大きな身体のエレファントの獣人の方が三人と、綺麗な黄色の髪と瞳の女性の獣人の方が出て来られて、其々自由に話しています。
「父上!母上……兄上……なぜ此処に。本日は皆、王宮で会議のはずではなかったですか」
「「「「サボっちゃった」」」」
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