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第10章 対面デート
恋をしたことがあるか
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時が止まったかのように感じた。
ルビオの言葉に理解が追いつかず、呆然とする。
しかし、頭の中で何度も『私の妻になってくれないか』という言葉が響き渡る。
「な、なななな、何を」
プロポーズされたのだと気がついたら、一気にアリサの頬が赤くなった。
動揺し、言葉が出てこない。
ルビオはベンチから立ち上がると、夕日を背に振り返り、アリサに向き直った。
「恋をしたことがあるか」
急なルビオの質問に、しどろもどろ答える。
「え……まあ、片思いばかりですが……」
学生時代も、社会人になっても、素敵な人には彼女か奥さんがいて、なかなか実際の恋愛には発展しないことが多かった。
芸能人やゲームのキャラにばっかりときめいていたのだ。
「私は今まで一度も無かった」
ルビオがまっすぐ見つめながらアリサに語る。
「恋は突然落ちるものだと聞いていた。
だから、第三者が介入して、理想の相手を品定めする結婚相談所など、くだらないと始めは思っていた」
城下町をお忍びで歩いていた際、飛んできたチラシの煽り文句を、くだらないと握りつぶした。僧侶コンが大繁盛したなど、馬鹿馬鹿しいと初めは思っていたのだ。
「だが、確かに楽しく食事を取れる相手は良い。
趣味が同じで、仕事に理解がある人でなければ、長年共にいられないだろう。
一緒にいると時間がすぐ過ぎるのは、相性がいい証拠だと思う。
それら全て満たす人が、運命の相手だというのも頷ける。
そなたは、優秀な婚活アドバイザーだ」
相席居酒屋、趣味コン、マッチングアプリ。何をやってもうまくいかず文句を言っていたのに。
今までの婚活アドバイスは間違いないと頷き、ルビオはそっとアリサの手を取る。
「優秀な婚活アドバイザーのおかげで、私も自分を見つめ直しじっくりと考えた」
一緒にいてすぐに時間が過ぎ、気兼ねなく素が見せれる相手は、一人しかいなかった。
「その答えだ。
アリサ、私はそなたが好きだ。
ずっと一緒にいたい」
そう言うとひざまずき、ルビオはアリサの手の甲にキスをした。
まるでおとぎ話のプリンセスに、王子様がするかのような優雅さで。
温かい唇を離して手を握るも、驚いて固まってしまったアリサに気がつき、そっと体を離し立ち上がる。
「……ああそうだった。
告白は三回目のデートが良いんだったな?
今のは聞かなかったことにしてくれ」
顔を離し、不敵に笑うルビオ。
婚活セミナーのアドバイスを思い出したかのように口に出す。
夕陽が沈み、徐々に夜に近づいてきた。
顔を紅潮させて黙り込んだアリサに、
「今日は楽しかった。家まで送ろう」
ルビオは手を差し出し、スマートにエスコートするのだった。
ルビオの言葉に理解が追いつかず、呆然とする。
しかし、頭の中で何度も『私の妻になってくれないか』という言葉が響き渡る。
「な、なななな、何を」
プロポーズされたのだと気がついたら、一気にアリサの頬が赤くなった。
動揺し、言葉が出てこない。
ルビオはベンチから立ち上がると、夕日を背に振り返り、アリサに向き直った。
「恋をしたことがあるか」
急なルビオの質問に、しどろもどろ答える。
「え……まあ、片思いばかりですが……」
学生時代も、社会人になっても、素敵な人には彼女か奥さんがいて、なかなか実際の恋愛には発展しないことが多かった。
芸能人やゲームのキャラにばっかりときめいていたのだ。
「私は今まで一度も無かった」
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だから、第三者が介入して、理想の相手を品定めする結婚相談所など、くだらないと始めは思っていた」
城下町をお忍びで歩いていた際、飛んできたチラシの煽り文句を、くだらないと握りつぶした。僧侶コンが大繁盛したなど、馬鹿馬鹿しいと初めは思っていたのだ。
「だが、確かに楽しく食事を取れる相手は良い。
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それら全て満たす人が、運命の相手だというのも頷ける。
そなたは、優秀な婚活アドバイザーだ」
相席居酒屋、趣味コン、マッチングアプリ。何をやってもうまくいかず文句を言っていたのに。
今までの婚活アドバイスは間違いないと頷き、ルビオはそっとアリサの手を取る。
「優秀な婚活アドバイザーのおかげで、私も自分を見つめ直しじっくりと考えた」
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「その答えだ。
アリサ、私はそなたが好きだ。
ずっと一緒にいたい」
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「……ああそうだった。
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今のは聞かなかったことにしてくれ」
顔を離し、不敵に笑うルビオ。
婚活セミナーのアドバイスを思い出したかのように口に出す。
夕陽が沈み、徐々に夜に近づいてきた。
顔を紅潮させて黙り込んだアリサに、
「今日は楽しかった。家まで送ろう」
ルビオは手を差し出し、スマートにエスコートするのだった。
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