指名手配犯【柚月剣】

興梠司

文字の大きさ
2 / 4

決別

しおりを挟む
「俺の話を聞いてくれないか?」とコウさんに言われたのは高橋とあって一週間たった頃だった。コウさんからミッション以外で呼び出されることは無かったので不思議に感じた。

呼び出されたのは道頓堀にある、ルノアール。大事な話をするときはルノアールと決まっている。コウさんは待ち合わせの一時間前からルノアールにやってきてミルクティーを3杯飲み干した。
時間ギリギリにやってきた柚月は遅くなった事を詫た。

コウさんの頼みは最初からわかっていた、高橋から「息子を殺せ」と言われ「わかりました」という親はいない。柚月もそうだった。高橋に嫁と娘を人質にとられやむなくミッションをこなしていた。人質に取られていなければこんなことはしていなかったと思う日もあるが多分していただろうと思いにふけるのを辞める。

コウさんからのミッションを承諾し、コウさんの息子の自宅に向かった、息子の拓哉は柚月が来たことに驚愕をしたがなにを受け止め近くにある、包丁を自分の首におしつけようとしたが、柚月は慌てて包丁を捨てた。
今回のミッションは拓哉を殺すというミッションではない、拓哉を守るというのがコウさんからもらったミッションだ、総額5000万、高橋からのミッションは200万、どっちを取るかなんて小学生からでもわかることだ。

拓哉と家族に逃げるための地下の部屋がある地図を渡し、柚月は家を後にした。
柚月は改めて娘に会いたいと思った、今でも会えないわけではないが、高橋の傘下のもと会う気はなかった。

嫁に【この生活はもい終わりだ】とLINEでメッセージを残し拓哉の家を後にし、高橋のビルに向かった、柚月がこのビルに一人で訪れたのは娘と嫁が拉致られたあの日だけだった。あの日侵入した柚月はボディーガードにぶん殴られごみ置き場び捨てられ、コウさんに見つけられ運ばれた。
コウさんのテントで話したことは今でも覚えている。
コウさんも今の柚月と一緒で家族を人質にとられ、裏稼業をしていた。

今回の高橋の依頼は人質の殺害だった、コウさんは察した。人質を抹殺されるということはコウさん自信も殺される可能性があるということを悟っていた。

秘書は一人で来ることのない柚月を不思議と眺める、高橋の部屋の前にはボディーガードが立っているが、かつての柚月とは違う、片手で男たちをなぎ倒し。拳銃を持って高橋の部屋に入り込んだ。

「なに騒いでるんだ」という高橋、高橋は柚月が来た意図をわかっているようだった。「俺を殺しに来たんだろ」と言いテーブルの引き出しから拳銃を出し、拳銃コメカミにあて「ミッション失敗だな」といい引き金を引いた。
舎弟に娘の場所を聞き出し、道頓堀にある一軒家にむかった、嫁は夕食を作っている途中で娘は柚月に気づいて「パパ-」と駆け寄った。

これで家族3人で暮らせると思い柚月は涙を流した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

シャーロットの仮説

ariya
ミステリー
ルイスは出版会社に勤務し始めたばかりの新人編集者。 彼が担当することになったのは、人気作家チャールズ・イヴァノヴィッチだった。 しかし作家は極度の引きこもりで、打ち合わせに現れたのは代理人だという女性だった。 紫の瞳を持つ、どこか不思議な雰囲気のシャーロット。 二人が打ち合わせをしていた喫茶店で事件が起こる。 ※ミステリーを書いてみたいと思い、挑戦した作品です。 ※架空の帝国「ケルトニカ帝国」を舞台にしたミステリー

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

不思議なショートストーリーたち

フジーニー
ミステリー
さくっと読める短編集 電車内の暇つぶしに、寝る前のお供に、毎日の楽しみに。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...