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二章 獅子を喰らいて成長せよ至る戦場までに 神託の月編
六十四話 神々が見届ける英雄譚の始まりよ 信託の日来たれり
この世には、魂が実在し、物に宿ることがある。それは、出雲国では、「付喪神」として受け入れられていた。
付喪神は、長年大切にされた物に自然と魂が形成され、やがて精霊の化身としてこの世に生を受けるが……異なる付喪神も生まれることがある。
それは、戦で人の血と魂を喰らい……断片的な魂を継ぎ接ぎのように縫い合わせ、断片的に模倣するが、完全な「付喪神」にはなれない。
魂を喰らった付喪神のなり損ないは、武器に多く現れているらしい。それらは、「妖刀」や「呪物」として周りに不幸をもたらす物が多いと聞く。
この例を元に考えるなら、聖遺物の意思や自我といったものは、その成り損ないの魂たちが一段と上なのだろう。
聖遺物ほど戦で多くの血と魂を喰らった物はないのだろうし、今後も血と魂を喰らい続ける運命を背負っている。
元々あった聖遺物の力と断片の魂たちが交わり自我が芽生え、その自我の元で人を選ぶようになったのなら……いや、それらが聖なる贈り物たちの魂ならば……皮肉以外の何ものでもない。
神暦767年九月十四日 神聖アウグスタ帝国 ラティウム侯爵領首都 ウエプル・ルーナエ
この日を待ち侘びていた人々は、多いだろう。この日こそ、歴史に新たな一ページを刻む日であり、政争が激発する日になるだろう。
しかし……始まりの朝は、いつも通り静かで、綺麗なほどの晴天だった。
窓から入る日光が部屋を照らし、朝の訪れを告げていた。俺のコートを毛布代わりにし、俺の肩に頭を乗せて眠るジャンヌを横目に、十束剣を握りしめていた。
深夜に起きたあの現象は、夢じゃなくて現実のものだと、今になっても理解できている。記憶に残っていることもそうだけど……十束剣が、心臓が鼓動するように熱く疼き、以前より手に馴染む。
「うぅ……」
「ジャンヌ、起きてくれ……もう朝だ。」
「もう……少し……」
「ダメだ、起きろ」
ジャンヌは、目を擦りながらも起きてくれた。眠そうにトボトボとエイレーネー様やホルテンシアを起こしに行っている。
「お母様……朝ですから起きてください」
「うぅ……わかったわ。」
エイレーネー様は、寝相が悪いのか寝巻きがはだけている……最近は、女性の体を直視しづらい時がある……なんでだろう。
ホルテンシアさんも寝ぼけているのか、少し肌がちらちらと見えている……なんでこの人達は、俺がいるのに気にしないのだろうか……まぁ、根本的に異性として見ていないのだろうな。
三人の美人は、部屋内のお風呂に向かって行ったので、俺的には、だいぶ楽な時間が訪れた。
「金時、起きてるかぁ?」
「起きてますよ若」
「今日は、ハルバートをむき出しで持ってろ。」
「どうしてでしょうか?」
「何も無いと思うけど、良くも悪くも聖遺物は、世界の中心だからなぁ……争いの種になる。もし……戦いになった場合は、即座に戦闘できるようにしなきゃならん。」
「了解」
聖遺物は、どんだけ信仰されようとも「兵器」の顔を持っている。国内の政争と同等に外国勢力がどう出るのか分からないのがしんどい。
「若って聖遺物の儀式って二回目なんですよね。感覚的にどうなんですか?」
「知らねぇよ……出雲国とアウグスタじゃ変わるだろうし、俺が手にした時は、色々とあったせいで儀式的なもんやってない。」
でも……世界中で変わらないと思うのは、挑戦者を集わせて必ず聖遺物に一人ずつ触らせるだろうな。
聖遺物が誰かを選んで覚醒したことがわかっても、誰がその適合者なのか分からない。エイレーネー様の口ぶりだと、ある程度の条件や特徴は、国家的に理解している感じだからいいけど……過去の記録がはっきりしているって、ある意味すごいなぁ。
十束剣の時は、五百年近くも封じ込められていたせいで誰も適合者の特徴とか分からなくて、父上が手探りで探してたなぁ……。
「……」
全てが霧に包まれていても、話した内容や出来事が鮮明に思い出される。影も形も忘れた両親でも、心が熱く……そして冷めていく。
「……」
呆然としていたら、お風呂から上がった三人が戻ってきた。体から少し湯気が出ており、髪も湿っている。
「ホルテンシア、紅茶と朝食の準備をお願いね。」
「畏まりました皇后様」
「龍閻くんもお疲れ様……普通に椅子に座ったら?」
エイレーネー様は、扉にもたれて地べたに座る俺を見て、椅子に座るように促す。
俺は、促されるままに移動して椅子に座り、背伸びをする。
「龍閻ちゃんは、何が飲みたいですか?」
「ジャスミンで」
「龍閻は、相変わらずジャスミン好きねぇ」
「悪かったなぁ、味覚が消えていると香りだけしか楽しめないんだよ。」
「なら、たまには他のお茶っ葉でも使ったら?」
「考えとく……」
ホルテンシアさんがお茶を淹れ、ジャスミンを飲む。相変わらず口に含めば無に変わるが……でも、この空間で飲むと幸せに感じるから不思議だ……でも
「エイレーネー様……今日は、神託祭です。今後の動きや流れがあるなら教えてください。」
「警戒は、最大限にしながらも沈黙を貫きなさい。今後の流れは、激流ですから、何が起こってもいいようにしていなさい。」
「承知しました。」
ーーーー
歓喜と歌が街にこだまする……それは、新たな英雄を迎えるための喜びだろうか?。
馬車から見る街並みは、最初にこの街に来た時と違い、不自然と思える程に何か……不気味に感じる。
馬車が向かう場所は、聖遺物を保管している教会に向かっている。その教会は、とある女神の名を冠している。それは、ジャンヌ・ラティウムが月女神と呼ばれた所以であり、この聖遺物の名を持つ。その教会……いや、大聖堂の名は、アルテミス大聖堂。アルテミスは、月の女神であり、狩人の女神とされている。
アルテミスは、美しい容姿に銀髪と青い瞳を持っていると聞いている。その話をエイレーネー様から聞いた時、目の前にいるジャンヌとエイレーネー様の容姿にそっくりであること……聖遺物がジャンヌを選んだ理由も分かった気がする。
「若に姫様方、教会に着きました。」
金時の言葉を聞き、俺は、馬車の扉を開き、ジャンヌ達が降りるのを補佐する。二人のドレスは、合わせているのか、白と青の二色がうまく使われているドレスを着ている。
そのドレスは、この大聖堂と合わさると、神話的な美しさを持っている。
「ありがとうね……龍閻」
「ジャンヌは、緊張しすぎだなぁ……安心しろ、俺がいるから何も気にしないで、導きに従えばいい」
今回の主役は、聖遺物でも誰でもない……ジャンヌであって、他は、副産物に過ぎない。それ程に今のジャンヌの顔は、強張り、言葉も少ない。
軽い震えや表情から、緊張の色が色濃く出ている。
「……それにしてもここは、綺麗な場所ですね」
エイレーネー様は、ジャンヌの表情や仕草を軽く横目で見ながらも、大聖堂に目を移す。大聖堂は、聖遺物を保管しているからだろうが、芸術的にも歴史遺産としても価値の高い作りをしている。
細かく何百といった彫刻が壁に描かれており、その模様全てが月と女神を象徴している。アルテミスと思われるものがあれば、英雄譚のような物語性を持つ彫刻もある。
歴史と伝統の二つが混ざり合い、美しくも神聖で、近寄り難い雰囲気を持っている。周りには、静かながらも聖遺物の目覚めを祝うかのように演奏が流れている。
「皇后陛下、皇女殿下、お待ちしておりました。お席までご案内します。」
「……」
大聖堂の大きな扉の前で待っていた二人の修道女が案内を始める。俺達は、その後ろをついて行く……どうやら貴族の方々は、とっくの前に参列しているらしいが、皇族は、聖遺物がよく見え、大聖堂内を隅々まで見渡せる貴賓席に座った。
大聖堂の中心にある、宝石と見間違えそうな氷の台座と、台座の上に乗っている氷塊……その中に見えるのは、錆びついたような弓。
「あれが「アルテミス」」
俺がアルテミスを見ていたら、儀式が始まったらしい。修道女達による讃美歌が始まった。その歌声は、聖遺物を讃えるものであり、神々へと捧げる供物……歌声は、美しく儚いものだと感じる。
「……」
讃美歌が響き渡る中、ジャンヌは、時を忘れたかのように一心にアルテミスを見続けていた。他の人には、錆びついた弓に見えていても、ジャンヌから見たら、きっと黄金に輝く弓に見えているのだろう。
今から始まるのは、永劫語られる英雄譚の一ページに過ぎないが、新たな神の目覚めであり、時代の変革の訪れ……始まりの歌は、奏でられた。
「神託祭が始まる」
付喪神は、長年大切にされた物に自然と魂が形成され、やがて精霊の化身としてこの世に生を受けるが……異なる付喪神も生まれることがある。
それは、戦で人の血と魂を喰らい……断片的な魂を継ぎ接ぎのように縫い合わせ、断片的に模倣するが、完全な「付喪神」にはなれない。
魂を喰らった付喪神のなり損ないは、武器に多く現れているらしい。それらは、「妖刀」や「呪物」として周りに不幸をもたらす物が多いと聞く。
この例を元に考えるなら、聖遺物の意思や自我といったものは、その成り損ないの魂たちが一段と上なのだろう。
聖遺物ほど戦で多くの血と魂を喰らった物はないのだろうし、今後も血と魂を喰らい続ける運命を背負っている。
元々あった聖遺物の力と断片の魂たちが交わり自我が芽生え、その自我の元で人を選ぶようになったのなら……いや、それらが聖なる贈り物たちの魂ならば……皮肉以外の何ものでもない。
神暦767年九月十四日 神聖アウグスタ帝国 ラティウム侯爵領首都 ウエプル・ルーナエ
この日を待ち侘びていた人々は、多いだろう。この日こそ、歴史に新たな一ページを刻む日であり、政争が激発する日になるだろう。
しかし……始まりの朝は、いつも通り静かで、綺麗なほどの晴天だった。
窓から入る日光が部屋を照らし、朝の訪れを告げていた。俺のコートを毛布代わりにし、俺の肩に頭を乗せて眠るジャンヌを横目に、十束剣を握りしめていた。
深夜に起きたあの現象は、夢じゃなくて現実のものだと、今になっても理解できている。記憶に残っていることもそうだけど……十束剣が、心臓が鼓動するように熱く疼き、以前より手に馴染む。
「うぅ……」
「ジャンヌ、起きてくれ……もう朝だ。」
「もう……少し……」
「ダメだ、起きろ」
ジャンヌは、目を擦りながらも起きてくれた。眠そうにトボトボとエイレーネー様やホルテンシアを起こしに行っている。
「お母様……朝ですから起きてください」
「うぅ……わかったわ。」
エイレーネー様は、寝相が悪いのか寝巻きがはだけている……最近は、女性の体を直視しづらい時がある……なんでだろう。
ホルテンシアさんも寝ぼけているのか、少し肌がちらちらと見えている……なんでこの人達は、俺がいるのに気にしないのだろうか……まぁ、根本的に異性として見ていないのだろうな。
三人の美人は、部屋内のお風呂に向かって行ったので、俺的には、だいぶ楽な時間が訪れた。
「金時、起きてるかぁ?」
「起きてますよ若」
「今日は、ハルバートをむき出しで持ってろ。」
「どうしてでしょうか?」
「何も無いと思うけど、良くも悪くも聖遺物は、世界の中心だからなぁ……争いの種になる。もし……戦いになった場合は、即座に戦闘できるようにしなきゃならん。」
「了解」
聖遺物は、どんだけ信仰されようとも「兵器」の顔を持っている。国内の政争と同等に外国勢力がどう出るのか分からないのがしんどい。
「若って聖遺物の儀式って二回目なんですよね。感覚的にどうなんですか?」
「知らねぇよ……出雲国とアウグスタじゃ変わるだろうし、俺が手にした時は、色々とあったせいで儀式的なもんやってない。」
でも……世界中で変わらないと思うのは、挑戦者を集わせて必ず聖遺物に一人ずつ触らせるだろうな。
聖遺物が誰かを選んで覚醒したことがわかっても、誰がその適合者なのか分からない。エイレーネー様の口ぶりだと、ある程度の条件や特徴は、国家的に理解している感じだからいいけど……過去の記録がはっきりしているって、ある意味すごいなぁ。
十束剣の時は、五百年近くも封じ込められていたせいで誰も適合者の特徴とか分からなくて、父上が手探りで探してたなぁ……。
「……」
全てが霧に包まれていても、話した内容や出来事が鮮明に思い出される。影も形も忘れた両親でも、心が熱く……そして冷めていく。
「……」
呆然としていたら、お風呂から上がった三人が戻ってきた。体から少し湯気が出ており、髪も湿っている。
「ホルテンシア、紅茶と朝食の準備をお願いね。」
「畏まりました皇后様」
「龍閻くんもお疲れ様……普通に椅子に座ったら?」
エイレーネー様は、扉にもたれて地べたに座る俺を見て、椅子に座るように促す。
俺は、促されるままに移動して椅子に座り、背伸びをする。
「龍閻ちゃんは、何が飲みたいですか?」
「ジャスミンで」
「龍閻は、相変わらずジャスミン好きねぇ」
「悪かったなぁ、味覚が消えていると香りだけしか楽しめないんだよ。」
「なら、たまには他のお茶っ葉でも使ったら?」
「考えとく……」
ホルテンシアさんがお茶を淹れ、ジャスミンを飲む。相変わらず口に含めば無に変わるが……でも、この空間で飲むと幸せに感じるから不思議だ……でも
「エイレーネー様……今日は、神託祭です。今後の動きや流れがあるなら教えてください。」
「警戒は、最大限にしながらも沈黙を貫きなさい。今後の流れは、激流ですから、何が起こってもいいようにしていなさい。」
「承知しました。」
ーーーー
歓喜と歌が街にこだまする……それは、新たな英雄を迎えるための喜びだろうか?。
馬車から見る街並みは、最初にこの街に来た時と違い、不自然と思える程に何か……不気味に感じる。
馬車が向かう場所は、聖遺物を保管している教会に向かっている。その教会は、とある女神の名を冠している。それは、ジャンヌ・ラティウムが月女神と呼ばれた所以であり、この聖遺物の名を持つ。その教会……いや、大聖堂の名は、アルテミス大聖堂。アルテミスは、月の女神であり、狩人の女神とされている。
アルテミスは、美しい容姿に銀髪と青い瞳を持っていると聞いている。その話をエイレーネー様から聞いた時、目の前にいるジャンヌとエイレーネー様の容姿にそっくりであること……聖遺物がジャンヌを選んだ理由も分かった気がする。
「若に姫様方、教会に着きました。」
金時の言葉を聞き、俺は、馬車の扉を開き、ジャンヌ達が降りるのを補佐する。二人のドレスは、合わせているのか、白と青の二色がうまく使われているドレスを着ている。
そのドレスは、この大聖堂と合わさると、神話的な美しさを持っている。
「ありがとうね……龍閻」
「ジャンヌは、緊張しすぎだなぁ……安心しろ、俺がいるから何も気にしないで、導きに従えばいい」
今回の主役は、聖遺物でも誰でもない……ジャンヌであって、他は、副産物に過ぎない。それ程に今のジャンヌの顔は、強張り、言葉も少ない。
軽い震えや表情から、緊張の色が色濃く出ている。
「……それにしてもここは、綺麗な場所ですね」
エイレーネー様は、ジャンヌの表情や仕草を軽く横目で見ながらも、大聖堂に目を移す。大聖堂は、聖遺物を保管しているからだろうが、芸術的にも歴史遺産としても価値の高い作りをしている。
細かく何百といった彫刻が壁に描かれており、その模様全てが月と女神を象徴している。アルテミスと思われるものがあれば、英雄譚のような物語性を持つ彫刻もある。
歴史と伝統の二つが混ざり合い、美しくも神聖で、近寄り難い雰囲気を持っている。周りには、静かながらも聖遺物の目覚めを祝うかのように演奏が流れている。
「皇后陛下、皇女殿下、お待ちしておりました。お席までご案内します。」
「……」
大聖堂の大きな扉の前で待っていた二人の修道女が案内を始める。俺達は、その後ろをついて行く……どうやら貴族の方々は、とっくの前に参列しているらしいが、皇族は、聖遺物がよく見え、大聖堂内を隅々まで見渡せる貴賓席に座った。
大聖堂の中心にある、宝石と見間違えそうな氷の台座と、台座の上に乗っている氷塊……その中に見えるのは、錆びついたような弓。
「あれが「アルテミス」」
俺がアルテミスを見ていたら、儀式が始まったらしい。修道女達による讃美歌が始まった。その歌声は、聖遺物を讃えるものであり、神々へと捧げる供物……歌声は、美しく儚いものだと感じる。
「……」
讃美歌が響き渡る中、ジャンヌは、時を忘れたかのように一心にアルテミスを見続けていた。他の人には、錆びついた弓に見えていても、ジャンヌから見たら、きっと黄金に輝く弓に見えているのだろう。
今から始まるのは、永劫語られる英雄譚の一ページに過ぎないが、新たな神の目覚めであり、時代の変革の訪れ……始まりの歌は、奏でられた。
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