理想メガネ男子と子猫

カナデ

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にゃん 11 子猫は囲われた

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  ◇◆◇◆◇ 綾乃 side


「綾乃、好きだ。俺と結婚して欲しい」

「そう。プロポーズだよ、綾乃。返事は?」

「婚約してから付き合ったっていいだろう?ダメ?」

「俺は綾乃と結婚したいんだ」

 え?何、この状況は?

 それが昨日、晃さんと待ち合わせ場所で会ってからの感想で。
 あれよあれよという間に押し倒されるて。俺のこと綾乃は好きだよな?と言われて私が晃さんのことを好きということを認めた。

 だって佳代ちゃんにいくら言われたって、好きになったって絶対報われない人だと思ってたから。なんていったって超イケメンで超美形な晃さんだからだ。私とは別次元の存在だって思ってたから。

 なら何故好きになったの?と言われたら…。

 自分の顔が嫌いな晃さんが私の眼鏡選びに付き合ってくれて、選んだ眼鏡も顔を出して掛けてくれて。
 ううん。多分初めて晃さんに「綾乃」と名前で呼ばれた時、晃さんが私の目を見て自然に微笑んでくれたから。その時には多分私は晃さんのことを好きになってたんだ。認められなかったけれど。

 恋人として晃さんと付き合うイメージは持てなかったから。それは私が私に自信がないから。だから今こうやって晃さんが私のことを『好きだ』と言ってくれているのに、心から信じられないでいるんだ。

 でも私の晃さんのことを好きだと思う気持ちは?その気持ちと私の自信のなさとどちらが大きいの?

「…で、でも私、晃さんのことをまだ何も知らないし。私のことも晃さんは良く知らないのに?」
「知らなくても俺は綾乃のことを好きだよ。結婚したいと思ってる。…これからゆっくりお互いに知り合えばいい。ただ俺は綾乃との確かな約束が欲しいんだ」
「…約束」

 プロポーズが約束?…私は晃さんを好きなことを自覚した今、晃さんと一緒に隣を歩くことを選ぶ?ここで拒絶して二度と会わないことを選ぶの?

「…晃さん。晃さん私のどこが好きになったんですか?」

 ああ、ずるいな私。自分の気持ちは自分でしか決められないのに、理由に逃げたがってる。だって、晃さんのことは好きだけど、晃さんと比べたら私なんてって思っちゃうから。
 だったらここで拒絶を選べばいいのに、晃さんを好きだと思う気持ちがそれを嫌がってる。なんて我儘なんだろう、私。こんな私は知らなかった。だって、ずっと理想メガネ男子を探していれば幸せだったんだもの。

 でも、今は?こうやって見つけた理想メガネ男子の晃さんに好きだって言われて。しかもプロポーズまでされて…。

 ふにゃあああああぁあああああっ!!だって、だって、プロポーズなんだよっ!!プロポーズって受けたら結婚なんだよ?結婚なんてしたら、晃さんとずっと一緒だってことだよっ?

 うにゅうぅうううううううっ!うにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!
 だってこうやって晃さんとエ、エッチしちゃったってだけでもまだ実感ないのに、プロポーズなんてっっ!
 って、そうだよ、エ、エッチだってさっきもしちゃったんだよっ!しかも避妊もしてないしっっ!

 だってそれだけ晃さんが本気だってこと、だよね?本気で私と結婚したいって言ってくれたんだよね?もう、もうっ!頭の中がずっとえらいことになっちゃってるから判断なんて出来ないよっっ!



  ◇◆◇◆◇ 晃 side


 どこが好きか?って。俺は綾乃と結婚しなければ、多分一生結婚なんてしたいと思わないだろうってくらいだな。こんな気持ちが俺にあるなんて自分でも驚いているけれど。

 だから。だから逃がさないよ、綾乃。

 俺のプロポーズに応えを返すことなくそんな問をしてきたのに、真っ赤になってあわあわしている綾乃を隣からぎゅっと抱きしめて耳元に囁いた。

「最初は俺の顔に執着しない綾乃に興味を持った。俺のことを美形だって言いながら一人人間としての俺として扱ってくれるのも、俺の顔を『女性ホイホイ』とか言ってくれたこともうれしかった。今まで一度も異性にこんな感情を抱いたことは俺はない。だから俺には綾乃だけだ」

「っっ!!ほえっ、ほえええっほええええええええぇっ!」

 更に真っ赤になって耳から首筋から赤く染まった綾乃の額に、頬に、首筋に、唇に口付ける。チュッと音を立てて口付ける度にビクンッとしながら潤む瞳が愛しくて溜まらない。
 最後に目じりに溜まった涙をお唇で吸い取ってから瞳を覗き込みながら告げる。

「好きだ、綾乃。俺と結婚して欲しい」

 うん、と頷いてくれるまで、何度だって言うよ。綾乃のことを手に入れるまで。

「なあ綾乃。綾乃は俺のこと好きって言ってくれただろう?俺の隣を歩くのが嫌なら、ずっと俺は変装でも何でもして顔は出さないよ。綾乃が変装した俺の隣を歩くのが嫌でなかったら、どっちでも俺はいいんだ。後は何が綾乃をそこまで返事をするのを躊躇わせているんだ?」

「…だって。だって、私は可愛くもないしそこら辺にいる普通の女の子だし。何の取り柄もないのに、晃さんの隣に居ていいのかな?って。…いつかそんな私を晃さんが飽きないかな…って」



  ◇◆◇◆◇ 綾乃 side


「…いつかそんな私を晃さんが飽きないかな…って」

 するりと自分の口から零れた言葉に、ああ、そうかと思った。それが私は怖かったのかって。
 だって晃さんは望めば多分誰でも手に入るだろうって思うから。私のことを望んでくれる人なんて今まで誰もいなかったから。
 釣り合いがとれないから、って言うのは私が晃さんをもっと好きになって晃さん無しには居られなくなってしまった時に捨てられたら?私は多分捨て猫のようににゃーにゃー鳴いてるだけしか出来ないと思うから。

 ふにゅうぅうううぅ。だって今だって夢だって思うもの。夢が覚めたら何の取り柄もない自分しか残らないかもしれないもの。

「…何度好きだと言えば綾乃は俺のことを信用してくれる?俺が欲しいと思ったのは綾乃だけだよ。恭介と和樹に聞いて貰ってもいい。俺なんて普通に社会に適合出来ないただの引きこもりだ。俺の方が綾乃に捨てられたら、多分に度と外へ出たいとも思えなくなるだろう」

「え?」

 え?え?えええ?晃さんは確かに最初に会った時から外を歩くのは苦手そうだった。確かに恭介さんも和樹さんもだから自宅で仕事しているって言ってた?でも私が晃さんを捨てる?えええ?

 ああ、でも。今もしこの晃さんからのプロポーズを私が断ったら、私が晃さんを捨てることになるの?

「ふええええええええっっ!!捨てる?私が晃さんのことを捨てるだなんてそんなっっ!」

「うれしいな。じゃあ綾乃は俺のことを捨てないでくれるんだ?プロポーズを受けてくれるってことでいいのか?」

「ううぇえええっっ」

「なあ綾乃。好きだ。綾乃が俺のことを好きでいてくれるなら。どうか俺と結婚して欲しい」

 え?え?とわたわたしている間にまた目を見つめられながらプロポーズをされてしまった。ついでにチュッとかキス付きで!!

 私は晃さんのことは…好き。私から晃さんを捨てるなんて出来ない。…出来ないってことは私から離れるのは嫌だって思ってるってことなのかな。

 なんか驚きすぎて一回回って三百六十度回転してから五回くらいひねってから最初の位置に戻って来た気分だ。ひねってあるのがポイントね!
 とか脳内の私がどや顔でポーズしていた。うん。なんでだ?

「わ、私は晃さんのことが好き、です」

「うん、うれしいよ。俺も綾乃のことが好きだ。好きなのは綾乃だけだ。だから約束して?俺と結婚して欲しい」

「…はい」

 うん、なんだかぽろっと気がついたらそう言葉が出てたよ。だってね。最初に一目見た時から晃さんはずっと探し求めていた理想メガネ男子そのものだったのだ。
 メガネを掛けた晃さんの顔が好き。メガネを掛けてなくても晃さんのことが好き。ほら。もうとっくに答えなんて出てたんだから。

「うれしい。ありがとう、綾乃!じゃあ俺達はお互いのことをもっと知ろうな」

 だってそう言った晃さんの顔は、本当にうれしそうで甘くてそれはそれは美しい笑顔だった。そんな顔を見て、きゅうんって胸が高鳴って顔がまた赤くなって行く。
 うん。もう手遅れだよね。私だって晃さんのことをもっと知りたい。晃さんの一番のままでずっと居たい。
 こんなに私が我儘な子だなんて思わなかった。でもそんな私を晃さんが好きだって言ってくれるなら。

「はいっ!よろしくお願いします!」

 そう笑顔で頷いていた。


 それから。ギュッと抱きしめられてチュッとキスされて、とろとろに蕩けた笑みを向けられて。すっかり茹で上がってのぼせている間に気が付いたらまたベッドに居て押し倒されていた。

 あれぇ?あれぇ?あれええええええぇ?知るって、知るってこういうことだったの?ちょっと、ちょっと待って!私、もういっぱいいっぱいだからっ!ねえ、晃さあぁああああんっっ!!

 まあそんな内心は晃さんに伝わることはなく。勿論そのまま色々されて気が付いた時には晃さんの腕の中で。また晃さんにお風呂に連れていかれて。
 ねえ、これってもしかしてエンドレスなのぉっっ!!!


  ◇◆◇◆◇ 晃 side


 俺のプロポーズを綾乃が受け入れてくれた。そしてつい予定通りだが週末はずっとほとんどベッドの中で過ごした。俺の腕の中で真っ赤に震えながら甘い声をあげて恥じらう姿が可愛くて手放せる訳はないよな。
 初めてそういう行為が愛し合う行為だっていうことが分かった。
 まあ俺は元々好奇心だけで一人だけそういう行為をした相手がいただけだったが。その時の虚しさでやっぱりこんなもんかと思ったものだ。だからわざわざ寄って来る女性をベッドに誘おうなんて思ったことはそれ以来一度もない。だからかなり自分でも淡泊な方だと思っていたんだがな。

 綾乃が相手だと、いくらでもずっと抱いていたいと思ってしまう。
 ああ、本当に俺は綾乃のことが好きなのだと実感して、俺の中の感情が動いたことのうれしさもあってつい何度も抱きつぶしてしまった。

 今はその償いにかいがいしく作った料理をソファの上でぐったりと隣に座っている綾乃へ食べさせている。こんなことをしたいと思えた自分にも驚いたが。

「なあ、綾乃。俺のことを何も知らないって言ってただろう。それに俺のことを知りたいって。だから見て欲しい物があるんだ」

 食事が終わった後、用意していた最終段階の物を持って来て綾乃の前に広げた。

「この部屋は俺の持ち物だ。これが権利書だ。勿論ローンではなく一括で買った物だ。これが俺の貯金通帳。これ以外に他にもまだある。俺は学生時代からずっと株取引をして稼いでいたんだ。株の資格も一応持っている。その他にPCのプログラムをしてソフトを開発して売ったりもしていた。ただ全部自営業だったからそれだと綾乃のご両親が不安がるかと思って、和樹の姉の千夏さんの旦那さんの経営する会社でプログラマーの登録もした。まあ派遣社員みたいなものだ。ただ会社には行かないで自宅で作業に参加するから会社に通うことはないがな。それでも綾乃が将来が不安だというなら自社会社を立ち上げてもいい。一応大学は経済学部を出たからすぐに会社を興すことも出来る知識もあるから。なあ、これを持って綾乃のご両親にご挨拶に行ってもいいか?」

「へ?え?ええええ?うわっ、これ、ええええええっ?」

 なんかこの部屋の権利書で固まって、見せた貯金通帳の残高を見て凍ったな。実は今から何も働かないでも綾乃と子供くらいならいくらでも養えるだけの貯蓄がある。まあ何もやらなくても暇だから、手慰みにプログラムとかも書いてたから増える一方なんだが。

 綾乃に連絡をするまでの二週間の準備に何が一番時間がかかったかと言ったら千夏さんの旦那さんへの会社への根回しだ。自社会社を興しても良かったが、信用度は会社に所属している方が綾乃の両親が納得してくれそうだと思ったから、一本仕事を受けて終わらせたのだ。その結果を持って自宅作業での派遣社員みたいな扱いを手に入れた。

「綾乃は結婚して働きたいと言うなら働いてもいいし、この家で働きに出ないで俺と一緒に居てくれてもいい。…子供が出来るまでに考えてくれればいい。結婚式も綾乃の望む通りにする。…ただ綾乃のご両親への挨拶はすぐにでも行きたいんだ。いつ子供が出来るか分からないしね?」

 まだ貯金通帳を手にもっと呆然としている綾乃の肩を抱きながら耳元で囁いた。

 自分の子供なんて想像もしたこともなかったけれど。綾乃との子供なら欲しいと思ったし、しばらく二人でもいいんだけれど逃げ道を塞ぐ為にも卑怯でも避妊はしてなかった。綾乃の同意を取っての行為じゃないから、これに関してはいくらでも罵りを受けるつもりだ。でも綾乃のことを手放すつもりはないが。

「こ、子供っっ!ああっ!あう、あ、でもっ!」
「ね?来週か再来週には挨拶に行こう?それといつでも綾乃はここに引っ越して来ていいから。今度買い物も行こう。余っている部屋もあるから、綾乃の好きな家具で揃えよう」
 まあベッドは買わなくてもいいがな。

「ね?ご両親に連絡して予定を聞いてくれ」

「…あう。は、はい。。。」

 うん。確かに約束だけしてくれたら結婚はいつでもいいとは言ったが。別れるつもりがないんだから結婚してからお互いを知り合ってもいいだろうと思うのだ。


  ◇◆◇◆◇ 綾乃 side


 え?えええええ?と晃さんが出して来た晃さんの資産に茫然としている間に両親に挨拶に行くことが決まり。子供と言われて確かにいつ出来てもおかしくないのかっっ!とパニック状態の頭で両親に携帯電話で連絡をするように促され。電話したらあっさり晃さんに奪われて約束を取り付けられていて。

 そのまま住んでいる部屋へと送って貰ったら(晃さんは車も持ってたんだよ!)あっという間に何日か分かの着替えや化粧品などをまとめられ。そのまままた晃さんの車で晃さんの部屋へ戻って来て日曜も泊まって。
 月曜日の朝に起こされてかいがいしく朝食まで出して貰って(明日会社だからって言ったのに夜にまた抱かれてしまったのだ!)車で会社に送られて。

 しかも会社が終わるころに晃さんが迎えに来てそのまままた晃さんの家に連れてかれ。次の日も会社へ送られて、なんてしてたら会社の同僚に見られて婚約のことまでバレて!!
 その週末に実家に晃さんと一緒に行ったらあっと言う間に結婚式の予定まで決まっていたのだ!

 えええええ?だって私、わたわたしている間に決まってたんだよ?

 さすがに式場の予約だってすぐには無理だから結婚式を待つ間の同棲の許可まで晃さんは私の両親にとっていて。あれよあれよという間に晃さんの部屋へと引っ越ししていた。
 小さな部屋の荷物なんてすぐだったけど、いつの間にかベッドは処分されてた!!

 さすがに毎日の送り迎えは止めてってお願いして新しく定期を買いなおしたけれど。少しでも遅くなると心配して迎えに来るのは止めて欲しいのだ。一応変装はしてはくれているんだけれどね!

 ああ、もうっ!どうしていつの間にこうなったの?

 そういつも頭の中で叫んでいるんだけれど、晃さんの嬉しそうに笑った顔を見ているとまあいいかと思ってしまうのだ。


 うにゅううううううっっ!なんか理想メガネ男子を求めてもうすぐアニバーサリーだったのに!もうすぐアニバーサリーで理想メガネ男子を捕まえた?捕まえられた?みたいですっ!!



******
という感じで一応これは短編として書き出したものでした。…6万文字って短編ですか??
一応晃の幼馴染編とかも考えてあるんですが、いつになることやら…?
あと一話くらい番外編を投稿したいのですが、一応ここで完結とさせていただきます。
ここまでお読みいただいてありがとうございました!!
番外編などもお待ちいただけたらうれしいです!

恋愛大賞に参加したくて改稿してまで昔の作品を引っ張り出しましたが。完結まで書くことが出来て良かったです。
お気に入り登録してくれた方、投票してくれた方、どうもありがとうございました!
良かったら今晩!までなのでぽちっと余った投票を入れてくれたらうれしいです(図々しいですね)
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