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番外編
もふもふ日記 ~スノーの好きなこと~
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時系列は9話と10話の間になります。番外編へと移行しました
********
私はスノーティア、スノーなの!アリトがつけてくれた名前なの!だからずっとアリトと一緒にいるの!
アリトはねー、この世界?に落ちて?来たんだって。で、スノーがアリトを見つけたの!
じいじにもアリトにも褒められたの!
でもあの時じいじとお母さんとチェダと森に居たんだけど、なんだか急にすっごく気になって。そわそわしてたら落ち着きなさい、ってお母さんに言われたんだけど、どうしても気になってスノーは走ったの。
慌てて後ろをじいじとお母さんとチェダがついて来たんだけど、私だって森で一人でも大丈夫だもん。魔物だって一人で倒せるのに、皆心配して一人じゃダメって言うの。まだ小さいからだって。
だからスノーは大きくなるの!大きくなれば強いからいいんだよね?
あ!アリトのことだったの!アリトに聞かれた時も言ったけど、なんかふわーんっ!って暖かい空気がアリトからしてたんだー。そのふわーんっていうアリトの空気が私は心地よくて、アリトが撫でてくれるのも気持ち良くて、ずっと一緒に居たいって思ったの!
だからお母さんとお父さんが、ずっと一緒に居たいなって思った人がいたらじいじとお母さんとお父さんがしているみたいに契約してもいいよって言ってたから、アリトと契約をしようって思ったんだよ!
それからアリトと契約するまでは時間がかかったけれど、私もまだ小さいって言われるからよかったの。
それでもね。アリトはね。契約する前もずーっと一緒にいてくれたの。私もふわーっていう温かいのがもっとふわわーんってなったの!
アリトはね、すっごい撫でてくれるんだよ!なんか『もふもふ』って言ってた。私の毛並みがすごいふわふわつやつやで気持ちいいって言ってたの。私もアリトに撫でてもらえると気持ちいいの!
こう、頭をなでてねー、耳の後ろのたまにむずむずする場所もがしがししてくれてね。あごのとこもすっごい気持ちいいしね。スノーがむずむずするのに脚が届かなかったりするところを、まだおはなし出来ないのに、アリトはそこをがしがし撫でてくれるんだよ!
もうねー、こうねー、ぽわわーんって感じになってねー、すっごく気持ちがいいんだー。
アリトはね、凄いんだよ。じいじと一緒にお家で暮らし始めてね。皆で狩ってきた獲物を皆そのまま食べていたんだけどね。じいじが自分の分をやるように、皆の分も皮を取ってくれたんだよ!
血はね、臭いから皆もなるべく出し終わったのを食べてたんだけど、皮は中々うまく取れないから歯に当たってイヤだったの。内臓もキレイなのを洗って血を落としてくれて美味しかったの!
お肉もね、すこーし焼いた方が、生よりも美味しかったの。皆も美味しい、美味しいって食べてたよ!
それでアリトはね。
「ここを切るとな、血がどばーって出るだろ?だからこう後ろ脚を立てて血を抜いてやるんだよ。フェラル、ちょっと脚を上げて貰えるか?ああ、魔法でもいいぞ。うん、いい感じここまでは本当はすぐやった方が美味いんだ。ここまでは持って帰った時にやってくれるか?で、血を抜き終わったら毛皮を剥ぐんだけど、この時内臓に気をつけないと肉が臭くなっちゃうだろ?とくに大腸、ああ、排泄物を出すところはダメだ。お前達も上手い内臓だけ食っているんじゃないか?」
「ガウガウ」
「うん、それでな、うーん、ここは難しいかもしれないな。ちょっとやって見せるな」
ふわわー。パパパって切って内臓が出て来たの!内臓は美味しいヤツと食べたくないヤツがあるの!あっ、あれは美味しくないヤツ!臭いヤツなの!
「で、これを取っちゃえば、内臓を傷つけないように外して、と。毛皮はもう皆が狩って来てくれたヤツがいっぱいあるから、欲しいヤツは言うから、あとはこう両足を外して、首を落として、あとは魔法の風を操って切れ目を入れてな、そこからこう体に沿って風を操作して行けば、ホラ」
ふおおおー。いつもナイフでやってるのに、アリト、魔法で皮をとった!何回か魔法使ったら、皮が剥げたよ!
「後は魔法で水を出して血を洗いながしてっと。で、好きな大きさに風の魔法で切って、火の魔法で好きな感じに焼く。な、自分達でも美味しくご飯食べられるだろ?」
すごーい!アリト、凄いよ!いつもアリトが作ってくれる美味しいご飯が自分で作れちゃうよ!いつでも美味しいご飯が食べられる!
皆うれしそうに協力して他の獲物をやってたよ!
なんかじいじも昔はやってくれたこともあったんだけれど、皆いっぱいになっちゃったから全部は出来ないからって遠慮してたんだって。
アリト凄いよね!皆もアリトのこと凄いって言ってくれてうれしいな!
アリトは皆のことも『もふもふ~ああ、みんないいもふもふだよ~』って言いながら撫でてたり、お腹に乗ってたりしてるのは、スノーはちょっとアリトはスノーを撫でてくれてればいいのに、って思っちゃったけど皆も大好きだしじいじも好きだから仕方ないよね。
それでねそれでね。あとはね、アリトがね、スノーの為にブラシっていうのをね、作ってくれたんだよ。
なんかね、最初はそれで体をこすられるとちょっとくすぐったいかな、って思ったんだけど、でもね、丁寧にアリトにそのブラシを全身にされているとね、なでなでされたり、がしがしされたりするのとは違くても気持ちがよくなったんだよ!凄いよね、アリト!
あんなのじいじもお母さんとお父さんにも他の皆にもやってないよ!
なんかね。アリトがブラシでスノーのことこするとね、毛がつやつやできれいになっているんだって!気持ち良かったのは、そのせいだったのかな?
でね、皆がスノーのことをうらやましそうに見てたら、アリトがね、スノーのより大きなブラシを作ったの。
それでね、お母さんとお父さんとかチェダとか他の皆もブラシでごしごししたの!じいじもしてたよ。そしたらみんな気持ちいいってほわわーん、ぽややーんってしてたの!
アリト、凄いよね!!
それから毎日皆も全員は無理だからって少しずつブラシでがしがししてもらえることになったんだよ!じいじもやるから、皆自分の番を楽しみに待ってるの。
でもね。でもね。スノーはね、アリトと契約してるからね、アリトの特別だからね、毎日ブラシでがしがししてく
れるんだよ!!すごいでしょ!!
毎日なでなでもしてくれるんだけどね、でもスノーが大きくなったからアリトと一緒に寝れなくなっちゃったんだよ…。
最初はスノーが小さかったから、アリトの寝る場所で寝てたんだよ。だってずっとアリトと一緒にいたかったんだもん。ちゃんとお母さんにいいよって言ってもらったもん。
でね、夜ね、一緒の部屋にいるとね、アリトは魔力操作?の訓練?をやってるんだけどね、アリトの座っている横にいつもすりすりしてるとね、『よしよしかわいいヤツめ』って言ってなでなでがしがししてくれたんだよ!
えへへへへ。アリトはいつも頭なでてくれるからうれしいの。
なのに最近お家に入りたくても扉を通れなくなちゃったの…。無理やり通ろうとしたらね、じいじとアリトにごめんね、って言われちゃったの。
ずっとアリトと一緒だったのに…。
スノーはね、大きくなりたかったの。だって皆に小さいからダメだって言われてずっと好きに出来なかったし。大きくなれば強くなるんだよ?お母さんとお父さんも大きいから凄くつよいもん!だから早く大きくなりたいなーってずっと思ってたの。
でもね、大きくなってアリトと一緒にいられないなら小さいままの方がよかったのかなぁ…。
だって、今日だってじいじとアリトは村に行ったのに、前まではスノーもロクスに乗って一緒にいったのに、おおきくなったからダメだって言われたの…。
それに前は飛びつくと、アリトうれしそうに笑って『ほーらもふもふ~』って抱きしめて撫でてくれたのに、大きくなってからアリトに『大きくなったから飛びつかれたら潰れちゃうよ』って言われちゃったの…。
スノーは大きくなりたいと思ってたけど、大きくなるとアリトを乗せられるのはうれしいけれど、大きいとくっついてはいられなくなっちゃうのかな…。
大きくなったら強くなるし、大きくなるっていいことじゃないの?
「なぁに、スノー。アリトはすぐに帰って来るのに。そんなにしょんぼりして、どうしたの?」
「お母さん!だってね、私、大きくなったらお母さんみたいに強くなるし、なんでも出来るようになるって思ってたから大きくなりたかったの。でもね。大きくなったらアリトとずっと一緒にいられなくなっちゃったの…」
「ああ、あなたは小さかったからずっとアリトと一緒にいられたからね。私は大きくなってからオーストと出会ったから、そんなもんだと思ったものだけれど」
「いや!いやなの!アリトとスノーはずっと一緒にいたいの!」
「うーん。じゃあね、スノー。スノーが頑張れるなら、貴方にいい方法を教えてあげるわ。ただ凄く覚えるのは大変なのよ?まだ今の貴方が覚えるには難しいとは思うんだけど」
「お母さん、それを覚えたらアリトとずーっと、ずーっと一緒にいられるの?部屋も村も一緒にいられる?」
「ええ、そうね。スノーがちゃーんと覚えて制御出来たらそうなれるわよ」
「だったらスノーは頑張る!大きいのもいいけど、アリトとも一緒にいたいもん!」
「フフフフフ。分かったわ。本当にアリトが好きなのね。貴方はまだ小さいから契約するのもちょっとは不安だったけれど、貴方が幸せならいいわよね」
そう言うとお母さんが久しぶりに毛づくろいをしてくれたの。アリトのブラシでがしがしもほわーんってして好きだけど、お母さんの毛づくろいもふんわりするから好き!
そしてお母さんに魔法を教わることになったの!
教わる時はお母さん、とっても怖かったの。でもアリトとずーっと一緒にいたいから、いっぱいいっぱい頑張ったんだよ?
「お、おおおおおおおおおーーーーっっ!!凄いな、スノー!!それ、魔法なのか?!」
『うん!お母さんが教えてくれたの!えーとね、街に入る時に使う魔法なんだって。すごーく難しかったんだよ?でもスノー、頑張ったの!アリトとずーっと一緒にいたいの!一緒の部屋で寝るの!』
「うん、うん、一緒にいような!部屋にスノーがいなくて、俺も寂しかったんだよ。大きい家を建てようかと思っちゃったよ。ありがとうな、スノー。スノーが頑張ったから、どこでも一緒にられるな!」
えへへへへへ。ほめられちゃった!!
それにわしゃわしゃわしゃーって小さい体を撫でてくれたの!全身感じられるから、これ好きなの!
そう、頑張って小さくなる魔法を覚えたの!大きい魔獣の魔法なんだって!大きさをね、好きに変えられるんだよ!えっへん、スノー、凄い?頑張ったよね!
どんな魔法かって?うーんと自分の魔力をねー、こうぎゅーーーーっとしてねー、ぎゅぎゅーんって頑張ると小さくなって、こうぱあーっって魔力をやると大きくなるんだよ。
これからね、アリトを乗せたりー、大きいお腹に乗せてお腹を全身で撫でて貰ったりー、小さくなってアリトに抱きしめて貰ってわしゃわしゃわしゃーってなでて貰ったり一緒に寝たりも出来るの!
そうスノーが言ったらね、アリトも『うれしい!もふもふ三昧や!』って喜んでくれたの!
これからもスノーはアリトとずーっと、ずーっと一緒にいるんだ!!
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私はスノーティア、スノーなの!アリトがつけてくれた名前なの!だからずっとアリトと一緒にいるの!
アリトはねー、この世界?に落ちて?来たんだって。で、スノーがアリトを見つけたの!
じいじにもアリトにも褒められたの!
でもあの時じいじとお母さんとチェダと森に居たんだけど、なんだか急にすっごく気になって。そわそわしてたら落ち着きなさい、ってお母さんに言われたんだけど、どうしても気になってスノーは走ったの。
慌てて後ろをじいじとお母さんとチェダがついて来たんだけど、私だって森で一人でも大丈夫だもん。魔物だって一人で倒せるのに、皆心配して一人じゃダメって言うの。まだ小さいからだって。
だからスノーは大きくなるの!大きくなれば強いからいいんだよね?
あ!アリトのことだったの!アリトに聞かれた時も言ったけど、なんかふわーんっ!って暖かい空気がアリトからしてたんだー。そのふわーんっていうアリトの空気が私は心地よくて、アリトが撫でてくれるのも気持ち良くて、ずっと一緒に居たいって思ったの!
だからお母さんとお父さんが、ずっと一緒に居たいなって思った人がいたらじいじとお母さんとお父さんがしているみたいに契約してもいいよって言ってたから、アリトと契約をしようって思ったんだよ!
それからアリトと契約するまでは時間がかかったけれど、私もまだ小さいって言われるからよかったの。
それでもね。アリトはね。契約する前もずーっと一緒にいてくれたの。私もふわーっていう温かいのがもっとふわわーんってなったの!
アリトはね、すっごい撫でてくれるんだよ!なんか『もふもふ』って言ってた。私の毛並みがすごいふわふわつやつやで気持ちいいって言ってたの。私もアリトに撫でてもらえると気持ちいいの!
こう、頭をなでてねー、耳の後ろのたまにむずむずする場所もがしがししてくれてね。あごのとこもすっごい気持ちいいしね。スノーがむずむずするのに脚が届かなかったりするところを、まだおはなし出来ないのに、アリトはそこをがしがし撫でてくれるんだよ!
もうねー、こうねー、ぽわわーんって感じになってねー、すっごく気持ちがいいんだー。
アリトはね、凄いんだよ。じいじと一緒にお家で暮らし始めてね。皆で狩ってきた獲物を皆そのまま食べていたんだけどね。じいじが自分の分をやるように、皆の分も皮を取ってくれたんだよ!
血はね、臭いから皆もなるべく出し終わったのを食べてたんだけど、皮は中々うまく取れないから歯に当たってイヤだったの。内臓もキレイなのを洗って血を落としてくれて美味しかったの!
お肉もね、すこーし焼いた方が、生よりも美味しかったの。皆も美味しい、美味しいって食べてたよ!
それでアリトはね。
「ここを切るとな、血がどばーって出るだろ?だからこう後ろ脚を立てて血を抜いてやるんだよ。フェラル、ちょっと脚を上げて貰えるか?ああ、魔法でもいいぞ。うん、いい感じここまでは本当はすぐやった方が美味いんだ。ここまでは持って帰った時にやってくれるか?で、血を抜き終わったら毛皮を剥ぐんだけど、この時内臓に気をつけないと肉が臭くなっちゃうだろ?とくに大腸、ああ、排泄物を出すところはダメだ。お前達も上手い内臓だけ食っているんじゃないか?」
「ガウガウ」
「うん、それでな、うーん、ここは難しいかもしれないな。ちょっとやって見せるな」
ふわわー。パパパって切って内臓が出て来たの!内臓は美味しいヤツと食べたくないヤツがあるの!あっ、あれは美味しくないヤツ!臭いヤツなの!
「で、これを取っちゃえば、内臓を傷つけないように外して、と。毛皮はもう皆が狩って来てくれたヤツがいっぱいあるから、欲しいヤツは言うから、あとはこう両足を外して、首を落として、あとは魔法の風を操って切れ目を入れてな、そこからこう体に沿って風を操作して行けば、ホラ」
ふおおおー。いつもナイフでやってるのに、アリト、魔法で皮をとった!何回か魔法使ったら、皮が剥げたよ!
「後は魔法で水を出して血を洗いながしてっと。で、好きな大きさに風の魔法で切って、火の魔法で好きな感じに焼く。な、自分達でも美味しくご飯食べられるだろ?」
すごーい!アリト、凄いよ!いつもアリトが作ってくれる美味しいご飯が自分で作れちゃうよ!いつでも美味しいご飯が食べられる!
皆うれしそうに協力して他の獲物をやってたよ!
なんかじいじも昔はやってくれたこともあったんだけれど、皆いっぱいになっちゃったから全部は出来ないからって遠慮してたんだって。
アリト凄いよね!皆もアリトのこと凄いって言ってくれてうれしいな!
アリトは皆のことも『もふもふ~ああ、みんないいもふもふだよ~』って言いながら撫でてたり、お腹に乗ってたりしてるのは、スノーはちょっとアリトはスノーを撫でてくれてればいいのに、って思っちゃったけど皆も大好きだしじいじも好きだから仕方ないよね。
それでねそれでね。あとはね、アリトがね、スノーの為にブラシっていうのをね、作ってくれたんだよ。
なんかね、最初はそれで体をこすられるとちょっとくすぐったいかな、って思ったんだけど、でもね、丁寧にアリトにそのブラシを全身にされているとね、なでなでされたり、がしがしされたりするのとは違くても気持ちがよくなったんだよ!凄いよね、アリト!
あんなのじいじもお母さんとお父さんにも他の皆にもやってないよ!
なんかね。アリトがブラシでスノーのことこするとね、毛がつやつやできれいになっているんだって!気持ち良かったのは、そのせいだったのかな?
でね、皆がスノーのことをうらやましそうに見てたら、アリトがね、スノーのより大きなブラシを作ったの。
それでね、お母さんとお父さんとかチェダとか他の皆もブラシでごしごししたの!じいじもしてたよ。そしたらみんな気持ちいいってほわわーん、ぽややーんってしてたの!
アリト、凄いよね!!
それから毎日皆も全員は無理だからって少しずつブラシでがしがししてもらえることになったんだよ!じいじもやるから、皆自分の番を楽しみに待ってるの。
でもね。でもね。スノーはね、アリトと契約してるからね、アリトの特別だからね、毎日ブラシでがしがししてく
れるんだよ!!すごいでしょ!!
毎日なでなでもしてくれるんだけどね、でもスノーが大きくなったからアリトと一緒に寝れなくなっちゃったんだよ…。
最初はスノーが小さかったから、アリトの寝る場所で寝てたんだよ。だってずっとアリトと一緒にいたかったんだもん。ちゃんとお母さんにいいよって言ってもらったもん。
でね、夜ね、一緒の部屋にいるとね、アリトは魔力操作?の訓練?をやってるんだけどね、アリトの座っている横にいつもすりすりしてるとね、『よしよしかわいいヤツめ』って言ってなでなでがしがししてくれたんだよ!
えへへへへ。アリトはいつも頭なでてくれるからうれしいの。
なのに最近お家に入りたくても扉を通れなくなちゃったの…。無理やり通ろうとしたらね、じいじとアリトにごめんね、って言われちゃったの。
ずっとアリトと一緒だったのに…。
スノーはね、大きくなりたかったの。だって皆に小さいからダメだって言われてずっと好きに出来なかったし。大きくなれば強くなるんだよ?お母さんとお父さんも大きいから凄くつよいもん!だから早く大きくなりたいなーってずっと思ってたの。
でもね、大きくなってアリトと一緒にいられないなら小さいままの方がよかったのかなぁ…。
だって、今日だってじいじとアリトは村に行ったのに、前まではスノーもロクスに乗って一緒にいったのに、おおきくなったからダメだって言われたの…。
それに前は飛びつくと、アリトうれしそうに笑って『ほーらもふもふ~』って抱きしめて撫でてくれたのに、大きくなってからアリトに『大きくなったから飛びつかれたら潰れちゃうよ』って言われちゃったの…。
スノーは大きくなりたいと思ってたけど、大きくなるとアリトを乗せられるのはうれしいけれど、大きいとくっついてはいられなくなっちゃうのかな…。
大きくなったら強くなるし、大きくなるっていいことじゃないの?
「なぁに、スノー。アリトはすぐに帰って来るのに。そんなにしょんぼりして、どうしたの?」
「お母さん!だってね、私、大きくなったらお母さんみたいに強くなるし、なんでも出来るようになるって思ってたから大きくなりたかったの。でもね。大きくなったらアリトとずっと一緒にいられなくなっちゃったの…」
「ああ、あなたは小さかったからずっとアリトと一緒にいられたからね。私は大きくなってからオーストと出会ったから、そんなもんだと思ったものだけれど」
「いや!いやなの!アリトとスノーはずっと一緒にいたいの!」
「うーん。じゃあね、スノー。スノーが頑張れるなら、貴方にいい方法を教えてあげるわ。ただ凄く覚えるのは大変なのよ?まだ今の貴方が覚えるには難しいとは思うんだけど」
「お母さん、それを覚えたらアリトとずーっと、ずーっと一緒にいられるの?部屋も村も一緒にいられる?」
「ええ、そうね。スノーがちゃーんと覚えて制御出来たらそうなれるわよ」
「だったらスノーは頑張る!大きいのもいいけど、アリトとも一緒にいたいもん!」
「フフフフフ。分かったわ。本当にアリトが好きなのね。貴方はまだ小さいから契約するのもちょっとは不安だったけれど、貴方が幸せならいいわよね」
そう言うとお母さんが久しぶりに毛づくろいをしてくれたの。アリトのブラシでがしがしもほわーんってして好きだけど、お母さんの毛づくろいもふんわりするから好き!
そしてお母さんに魔法を教わることになったの!
教わる時はお母さん、とっても怖かったの。でもアリトとずーっと一緒にいたいから、いっぱいいっぱい頑張ったんだよ?
「お、おおおおおおおおおーーーーっっ!!凄いな、スノー!!それ、魔法なのか?!」
『うん!お母さんが教えてくれたの!えーとね、街に入る時に使う魔法なんだって。すごーく難しかったんだよ?でもスノー、頑張ったの!アリトとずーっと一緒にいたいの!一緒の部屋で寝るの!』
「うん、うん、一緒にいような!部屋にスノーがいなくて、俺も寂しかったんだよ。大きい家を建てようかと思っちゃったよ。ありがとうな、スノー。スノーが頑張ったから、どこでも一緒にられるな!」
えへへへへへ。ほめられちゃった!!
それにわしゃわしゃわしゃーって小さい体を撫でてくれたの!全身感じられるから、これ好きなの!
そう、頑張って小さくなる魔法を覚えたの!大きい魔獣の魔法なんだって!大きさをね、好きに変えられるんだよ!えっへん、スノー、凄い?頑張ったよね!
どんな魔法かって?うーんと自分の魔力をねー、こうぎゅーーーーっとしてねー、ぎゅぎゅーんって頑張ると小さくなって、こうぱあーっって魔力をやると大きくなるんだよ。
これからね、アリトを乗せたりー、大きいお腹に乗せてお腹を全身で撫でて貰ったりー、小さくなってアリトに抱きしめて貰ってわしゃわしゃわしゃーってなでて貰ったり一緒に寝たりも出来るの!
そうスノーが言ったらね、アリトも『うれしい!もふもふ三昧や!』って喜んでくれたの!
これからもスノーはアリトとずーっと、ずーっと一緒にいるんだ!!
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