9 / 415
異世界への旅立ち
閑話 ペスカside
しおりを挟む
明日は、お兄ちゃんと異世界デートだ~。一年前から計画していた、時空間移動を明日行うんだよ。あ~、久しぶりのルクスフィアだ~! と言っても楽しい事ばかりじゃないんだけどね。
どのみち私が生前やり残した事を片付ける為に、一度は戻らなきゃいけなかったんだし。
そこで考えたのは、お兄ちゃんも連れてっちゃお~って事。
パパリンの事は大丈夫、どうせいつも出張だし。問題はお兄ちゃんだよ。私が突然いなくなったら、すご~く心配するだろうし、帰って来たらすご~く怒るし。
連れて行くのは危険だけど、お兄ちゃんと離れるのはすご~く寂しい。
そもそも、お兄ちゃんは何であんなにゴンゴンぶつんだろ。そのせいで、身長があんまり伸びなかったんだよ。きっとそうだよ。
シルビアのお腹から生まれたんなら、もっと背が高くて、おまけにボンキュッボンになるはずだったのに、生前とあんまり変わんないじゃない。
くそ~、いつかお兄ちゃんが、私のお風呂を覗きたくなる位、ボンキュッボンになって、見返してやるんだから~。
私は記憶と経験も持って転生したから、勿論生まれて直ぐの記憶はある。
中身は大人でも体は赤ちゃんだし、おしっこしておむつを取り替えてもらうなんて貴重な体験もした。赤ちゃんだからって意志疎通は出来るよ、念話を使ってね。
そんなこんなで、シルビアと一緒に慣れない日本って異世界を、頑張って生き抜いてきた。
転生したのは良いけど、困ったのはシルビアも私も、日本の知識が全くないって事だよ。
言葉も知らなければ、文化も生活習慣も全く異なる、完全なる異世界での生活だもん。不法入国者にならない位は、多少魔法を使ってしのいだけど。正直、確実な生活の保障が欲しかったよ。
そんな時に出会ったのが東郷遼太郎、今のお父さん、略してパパリン。
何でも女神様から、ある程度事情を聞いていたみたいで、すんなりと養って貰える事になったの。
その時は心底助かったと思ったよ。でもパパリンは、シルビアのおっぱいに釘付けになってたからな~。お兄ちゃんもおっぱい星人だったらやだな。
しばらくは、シルビアと二人で生活してたんだけど、あの子も帰してあげないといけないし。
ちょっと困ってた時に、パパリンに連れられて、初めて家に行ったんだよ。その時に、お兄ちゃんとの感動の出会いを果たしたの。
間違いなく、一目惚れだね。つい、見とれちゃったよ。お兄ちゃんから差し出された手と笑顔は、一生忘れないね。
私は小さい頃にいじめられる事が多かったの。
髪や目の色が違うからね。子供なら、仕方ないよ。だからって、子供相手に魔法を使う訳にいかないしね。そんな時に助けてくれるのは、いつもお兄ちゃんだったの。
お兄ちゃんは単純で、すぐ怒るしゴンってするけど、私のヒーローだよ。出張でいつも家に居ないパパリンに代わって、いつも私の面倒を見てくれたの。
嬉しかったな~。大好きだよ、お兄ちゃん。
私は、貴族の家に生まれて、違う貴族に養子に出されたの。家族と過ごす時間より、メイド達や使用人達と過ごす時間が多い生活をして来たんだ。
生前はそれが当たり前だと思って来たけど、お兄ちゃんと暮らし始めて、家族の温かさがわかるようになったよ。
シルビアはどうしたって?
あの子は、今の家で暮らし始めて二年位で帰ったよ。あの子は色々向こうでやる事あるしね。
思えばシルビアには向こうでもこっちでも、色々世話になったね。
転生する時は、「ペスカ様の行く所は、必ず着いて行きます」なんて言って母体になってくれたし。
帰るときも「ペスカ様が心配です。帰るなんてとんでも有りません」なんて、相当ごねたけどね。
今は、クラウス君と一緒に私のいなくなった後を盛り立ててくれると良いな。
この世界に来て驚いたのは、科学技術の進歩ね。
誰もが魔法を使わず光を出したり、火を使ったり、物を冷やしたり出来るんだよ。威力はともかく、武器も便利そうなのが多いね。便利と言えば車や飛行機は、すっごいね。
まぁ科学技術の発展で生じた問題も色々学んだし、そっくり真似るつもりは無いけどね。
私だって、人の考えている事を読み取ったりしながら、テストの成績上げてたから、人の事はあんまり言えないけどさ。
お兄ちゃんには内緒ね。絶対叱られるから。
そんなこんなで当日がやって来ました。予想通りお兄ちゃんの荷物チェックが入ります。怪しいものは入ってないよ。
いくら頭の固いお兄ちゃんでも、玄関を開けたら森の中で、帰る方法もわからなかったら焦るだろうね。お兄ちゃんのビックリする顔が目に浮かぶぜぃ!
さぁ出発! そんで、ごめんなさい。
はい、想像以上でした。
驚きすぎて私が困る位だよ。でもあんなに大声で怒鳴らなくても良いと思うの。
流石お兄ちゃんなのは、やっぱり私を庇うようにして戦うのよね。ちょ~カッコイイよ、お兄ちゃん。
ただ、トラブルって常に付いて回るのね。
よりによってマンティコアが出るなんて。そんな時に限って私のマナは、時空間移動魔法で、ほぼすっからかんだし。まぁ撃退位は出来るかなって思ってたけど、ここでもお兄ちゃんがやってくれました。私を庇って怪我した時には、かなり焦ったけど。
お兄ちゃんがマンティコアと戦う姿は、超カッコ良かったの。
私の頭の中には、某ゲームの戦闘テーマが、迫力のサウンドで流れてます。おっといけない、うっとりしている場合じゃ無かったよ。ちゃんと、サポートもしたよ。
ほんとだよ。
その後も大変だったよ。
お兄ちゃんに気付かれ無い様に、こっそり念話でクラウスに連絡して、後始末を頼んだり。
お兄ちゃんにすっごく叱られたり。色々喋らされたり。
お兄ちゃんは、ちょろいから、適当な説明でも納得してくれるけどさ。
何にせよ、お兄ちゃんが無事で良かったよ。でも何か嫌な予感はするね。
お兄ちゃんを怪我させて、ただで済むと思わない事だね。いつかこの落とし前はきっちりつけさせて貰うよ。
どのみち私が生前やり残した事を片付ける為に、一度は戻らなきゃいけなかったんだし。
そこで考えたのは、お兄ちゃんも連れてっちゃお~って事。
パパリンの事は大丈夫、どうせいつも出張だし。問題はお兄ちゃんだよ。私が突然いなくなったら、すご~く心配するだろうし、帰って来たらすご~く怒るし。
連れて行くのは危険だけど、お兄ちゃんと離れるのはすご~く寂しい。
そもそも、お兄ちゃんは何であんなにゴンゴンぶつんだろ。そのせいで、身長があんまり伸びなかったんだよ。きっとそうだよ。
シルビアのお腹から生まれたんなら、もっと背が高くて、おまけにボンキュッボンになるはずだったのに、生前とあんまり変わんないじゃない。
くそ~、いつかお兄ちゃんが、私のお風呂を覗きたくなる位、ボンキュッボンになって、見返してやるんだから~。
私は記憶と経験も持って転生したから、勿論生まれて直ぐの記憶はある。
中身は大人でも体は赤ちゃんだし、おしっこしておむつを取り替えてもらうなんて貴重な体験もした。赤ちゃんだからって意志疎通は出来るよ、念話を使ってね。
そんなこんなで、シルビアと一緒に慣れない日本って異世界を、頑張って生き抜いてきた。
転生したのは良いけど、困ったのはシルビアも私も、日本の知識が全くないって事だよ。
言葉も知らなければ、文化も生活習慣も全く異なる、完全なる異世界での生活だもん。不法入国者にならない位は、多少魔法を使ってしのいだけど。正直、確実な生活の保障が欲しかったよ。
そんな時に出会ったのが東郷遼太郎、今のお父さん、略してパパリン。
何でも女神様から、ある程度事情を聞いていたみたいで、すんなりと養って貰える事になったの。
その時は心底助かったと思ったよ。でもパパリンは、シルビアのおっぱいに釘付けになってたからな~。お兄ちゃんもおっぱい星人だったらやだな。
しばらくは、シルビアと二人で生活してたんだけど、あの子も帰してあげないといけないし。
ちょっと困ってた時に、パパリンに連れられて、初めて家に行ったんだよ。その時に、お兄ちゃんとの感動の出会いを果たしたの。
間違いなく、一目惚れだね。つい、見とれちゃったよ。お兄ちゃんから差し出された手と笑顔は、一生忘れないね。
私は小さい頃にいじめられる事が多かったの。
髪や目の色が違うからね。子供なら、仕方ないよ。だからって、子供相手に魔法を使う訳にいかないしね。そんな時に助けてくれるのは、いつもお兄ちゃんだったの。
お兄ちゃんは単純で、すぐ怒るしゴンってするけど、私のヒーローだよ。出張でいつも家に居ないパパリンに代わって、いつも私の面倒を見てくれたの。
嬉しかったな~。大好きだよ、お兄ちゃん。
私は、貴族の家に生まれて、違う貴族に養子に出されたの。家族と過ごす時間より、メイド達や使用人達と過ごす時間が多い生活をして来たんだ。
生前はそれが当たり前だと思って来たけど、お兄ちゃんと暮らし始めて、家族の温かさがわかるようになったよ。
シルビアはどうしたって?
あの子は、今の家で暮らし始めて二年位で帰ったよ。あの子は色々向こうでやる事あるしね。
思えばシルビアには向こうでもこっちでも、色々世話になったね。
転生する時は、「ペスカ様の行く所は、必ず着いて行きます」なんて言って母体になってくれたし。
帰るときも「ペスカ様が心配です。帰るなんてとんでも有りません」なんて、相当ごねたけどね。
今は、クラウス君と一緒に私のいなくなった後を盛り立ててくれると良いな。
この世界に来て驚いたのは、科学技術の進歩ね。
誰もが魔法を使わず光を出したり、火を使ったり、物を冷やしたり出来るんだよ。威力はともかく、武器も便利そうなのが多いね。便利と言えば車や飛行機は、すっごいね。
まぁ科学技術の発展で生じた問題も色々学んだし、そっくり真似るつもりは無いけどね。
私だって、人の考えている事を読み取ったりしながら、テストの成績上げてたから、人の事はあんまり言えないけどさ。
お兄ちゃんには内緒ね。絶対叱られるから。
そんなこんなで当日がやって来ました。予想通りお兄ちゃんの荷物チェックが入ります。怪しいものは入ってないよ。
いくら頭の固いお兄ちゃんでも、玄関を開けたら森の中で、帰る方法もわからなかったら焦るだろうね。お兄ちゃんのビックリする顔が目に浮かぶぜぃ!
さぁ出発! そんで、ごめんなさい。
はい、想像以上でした。
驚きすぎて私が困る位だよ。でもあんなに大声で怒鳴らなくても良いと思うの。
流石お兄ちゃんなのは、やっぱり私を庇うようにして戦うのよね。ちょ~カッコイイよ、お兄ちゃん。
ただ、トラブルって常に付いて回るのね。
よりによってマンティコアが出るなんて。そんな時に限って私のマナは、時空間移動魔法で、ほぼすっからかんだし。まぁ撃退位は出来るかなって思ってたけど、ここでもお兄ちゃんがやってくれました。私を庇って怪我した時には、かなり焦ったけど。
お兄ちゃんがマンティコアと戦う姿は、超カッコ良かったの。
私の頭の中には、某ゲームの戦闘テーマが、迫力のサウンドで流れてます。おっといけない、うっとりしている場合じゃ無かったよ。ちゃんと、サポートもしたよ。
ほんとだよ。
その後も大変だったよ。
お兄ちゃんに気付かれ無い様に、こっそり念話でクラウスに連絡して、後始末を頼んだり。
お兄ちゃんにすっごく叱られたり。色々喋らされたり。
お兄ちゃんは、ちょろいから、適当な説明でも納得してくれるけどさ。
何にせよ、お兄ちゃんが無事で良かったよ。でも何か嫌な予感はするね。
お兄ちゃんを怪我させて、ただで済むと思わない事だね。いつかこの落とし前はきっちりつけさせて貰うよ。
2
あなたにおすすめの小説
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる