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妖精さんと怖い話
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ある熱い夏の夜でした。とても寝苦しく、日が暮れてもじっとりと汗をかくほどでした。
真夜中に私は目を覚ましました。物音ひとつしないワンルームに、ヒタリ、ヒタリと足音が聞こえます。
少し怖くなった私は、肌掛け布団を頭から被りました。段々と音は近づいてきます。
ヒタリ、ヒタリ。
音はすぐそこまで、来ていました。私の背にはスーっと凍るような寒さを感じます。全身が粟立ってました。
恐怖で震える私に、足音は迫ります。ヒタリ、ヒタリ、ヒタリ。
枕元まで足音が近づいた時に、ぴたりと音は止みました。まるで何事もなかったかの様に、部屋は静まり返ります。私は、布団から顔を出します。
するとそこには!
「お前が居たのだ~!」
私のがなり声と共に、妖精さん達がはしゃぎだしました。
はい。とりあえず状況から説明しましょう。
たまには、妖精さん達とレクレーションをしようって事になったんです。なんやかんや、すったもんだした挙句に、怪談をしようって事になったんですよ。
いや、わかってますって。私には、ホラー話をする才能なんて無いんですよ。その証拠に、妖精さんがはしゃいでます。キャーキャー言って、走り回ってます。
せっかく電気を消して雰囲気を出したのに、グスン。
ちなみに、さっき話したのは、最近起きた実話だったりします。ほんとに怖かったんですよ。
最近、急に気温が上がったのも、あったんでしょうね。たまたま私は、真夜中に目が覚めたんです。珍しくお掃除の妖精さんも眠っていました。
ビックリするくらい凄く静かな部屋で、ピチョン、ピチョンという水の滴る音と、ヒタリという足音が聞こえてきました。
私は急に怖くなったんです。
いつもなら、夜中でも妖精さんが動き回っているので、不安に感じる事は無いんです。でもその日だけは、妖精さんがみんな寝静まってました。
怖くて布団を被った私ですが、足音は少しずつ近づいてきます。急に足音が止まったので、不思議に思った私が布団から顔を出すと、デロンって溶けた何かが目の前に現れました。
「ぎゃあ~!」
びっくりして私は大声を上げます。その正体は、半分溶けた氷の妖精さんでした。私の叫び声に驚いた氷の妖精さんは、布団の上で気を失います。
私の叫び声で、次々に妖精さん達が目を覚まします。ペチやモグにミィも、目を覚ましてニャーニャー泣いて、走り回り出しました。
あっと言う間に、私の部屋は騒がしくなります。私は、直ぐにベッドから降りて、電気を点けました。
そして、かなり溶けている氷の妖精さんを、慌てて冷凍庫に放り込みました。
「ふぅ~」
氷の妖精さんが溶けきらずに済んで良かった。ってよりも、何で氷の妖精さんは冷凍庫から出てきてしまったんでしょう。そんな事を考えるよりまず先に、ペチ達を静かにさせないと。
私は飼育の妖精さんに子猫達の事をお願いした後に、音楽の妖精さんに子守唄をお願いしました。流石はプロフェッショナルですね。あっと言う間に、ペチ達を静かに寝かしつけました。
もともと猫は夜行性なんですよ。それが、プロフェッショナル達のおかげで、すやすや寝息を立て始めました。
目を覚ましたお掃除の妖精さんが、濡れた床を拭いています。結局のところ何が原因だったのか、いまいちわかりませんけど。もしかしたら、冷凍庫が少し空いてたんじゃ? まぁ、取り敢えずは静かになったので、良いってことにしましょう。
でもね、ほっとしたのも束の間です。本当のホラーはここから始まったんです。
突然ガタンガタンと、玄関のドアが激しく揺れます。ドアノブがガチャガチャと音を立てて、動いています。
誰がドアを開けようとしてるの? 夜中に誰かが来ることなんて無いです。そんな予定があるはずも無いです。
私はサーっと血の気が引いていくのがわかりました。
ガタンガタンと、玄関のドアとノブは激しい音を立ててます。思わず私は妖精さん達を見渡しました。うん、全員いるね。妖精さん達の仕業って事じゃなさそう。
怖がる私は、すがるような目で妖精さん達を見ました。そして妖精さん達は、そろって首を傾げてつぶらな瞳を輝かせていました。
何だか怖がっているのが私だけみたいで、少し不満です。いや、面白がってないで助けようよ、私をさぁ。
ドアスコープを覗く気にすらなりませんよ。なんか居たら怖いじゃないですか! 玄関にすら近寄りたくないです。
少しすると、静かになります。収まったのかとほっとするのも束の間、ガチャリと玄関の鍵が開く音が聞こえます。
玄関のドアがゆっくりと静かに開いていくじゃないですか。怖いです、チョー怖いです。
心臓がバクバクしてます。助けを求める様に妖精さん達を見ても、助けてくれる気配がありません。
私は少し腰が抜けて、床に座り込んでしまいました。ドアが開いていくのと同時に、私は両手を使ってジタバタと後ずさりします。やがて、ドアが全開になります。
「うるさいのよ! 何時だと思ってんの!」
玄関には、鬼の形相をした裕子ちゃんが立ってました。
「びっくりさせないでよ、裕子ちゃん!」
「びっくりしたのは私よ。あんたこんな夜中に何て声だしてんのよ!」
「だってぇ」
「だってじゃないわよ、この馬鹿!」
そこからは、朝まで裕子ちゃんのお説教が続きました。碌に睡眠も取れないまま、翌朝から大学に行って、バイトに行きました。講義の最中に何度も睡魔が私を襲いました。
ある意味、本当にホラーでしたね。『幽霊の正体見たり裕子ちゃん』でしたけどね。
それよりも、妖精さん達ですよ。私が裕子ちゃんにお説教されている間中、ず~っと爆笑していたんですから。ドッキリにひっかかったタレントを見ている、視聴者の様です。
実はそれが悔しかったので、怪談話しで妖精さん達を驚かそうと思ったんですが、駄目だったようですね。仕方ないです。次の手を考えるとしましょう。
私の復讐はまだ始まったばかりなのだよ、はっはっは~! 妖精さん達よ、油断していると良いさ。いつかビックリさせてあげるんだから~!
真夜中に私は目を覚ましました。物音ひとつしないワンルームに、ヒタリ、ヒタリと足音が聞こえます。
少し怖くなった私は、肌掛け布団を頭から被りました。段々と音は近づいてきます。
ヒタリ、ヒタリ。
音はすぐそこまで、来ていました。私の背にはスーっと凍るような寒さを感じます。全身が粟立ってました。
恐怖で震える私に、足音は迫ります。ヒタリ、ヒタリ、ヒタリ。
枕元まで足音が近づいた時に、ぴたりと音は止みました。まるで何事もなかったかの様に、部屋は静まり返ります。私は、布団から顔を出します。
するとそこには!
「お前が居たのだ~!」
私のがなり声と共に、妖精さん達がはしゃぎだしました。
はい。とりあえず状況から説明しましょう。
たまには、妖精さん達とレクレーションをしようって事になったんです。なんやかんや、すったもんだした挙句に、怪談をしようって事になったんですよ。
いや、わかってますって。私には、ホラー話をする才能なんて無いんですよ。その証拠に、妖精さんがはしゃいでます。キャーキャー言って、走り回ってます。
せっかく電気を消して雰囲気を出したのに、グスン。
ちなみに、さっき話したのは、最近起きた実話だったりします。ほんとに怖かったんですよ。
最近、急に気温が上がったのも、あったんでしょうね。たまたま私は、真夜中に目が覚めたんです。珍しくお掃除の妖精さんも眠っていました。
ビックリするくらい凄く静かな部屋で、ピチョン、ピチョンという水の滴る音と、ヒタリという足音が聞こえてきました。
私は急に怖くなったんです。
いつもなら、夜中でも妖精さんが動き回っているので、不安に感じる事は無いんです。でもその日だけは、妖精さんがみんな寝静まってました。
怖くて布団を被った私ですが、足音は少しずつ近づいてきます。急に足音が止まったので、不思議に思った私が布団から顔を出すと、デロンって溶けた何かが目の前に現れました。
「ぎゃあ~!」
びっくりして私は大声を上げます。その正体は、半分溶けた氷の妖精さんでした。私の叫び声に驚いた氷の妖精さんは、布団の上で気を失います。
私の叫び声で、次々に妖精さん達が目を覚まします。ペチやモグにミィも、目を覚ましてニャーニャー泣いて、走り回り出しました。
あっと言う間に、私の部屋は騒がしくなります。私は、直ぐにベッドから降りて、電気を点けました。
そして、かなり溶けている氷の妖精さんを、慌てて冷凍庫に放り込みました。
「ふぅ~」
氷の妖精さんが溶けきらずに済んで良かった。ってよりも、何で氷の妖精さんは冷凍庫から出てきてしまったんでしょう。そんな事を考えるよりまず先に、ペチ達を静かにさせないと。
私は飼育の妖精さんに子猫達の事をお願いした後に、音楽の妖精さんに子守唄をお願いしました。流石はプロフェッショナルですね。あっと言う間に、ペチ達を静かに寝かしつけました。
もともと猫は夜行性なんですよ。それが、プロフェッショナル達のおかげで、すやすや寝息を立て始めました。
目を覚ましたお掃除の妖精さんが、濡れた床を拭いています。結局のところ何が原因だったのか、いまいちわかりませんけど。もしかしたら、冷凍庫が少し空いてたんじゃ? まぁ、取り敢えずは静かになったので、良いってことにしましょう。
でもね、ほっとしたのも束の間です。本当のホラーはここから始まったんです。
突然ガタンガタンと、玄関のドアが激しく揺れます。ドアノブがガチャガチャと音を立てて、動いています。
誰がドアを開けようとしてるの? 夜中に誰かが来ることなんて無いです。そんな予定があるはずも無いです。
私はサーっと血の気が引いていくのがわかりました。
ガタンガタンと、玄関のドアとノブは激しい音を立ててます。思わず私は妖精さん達を見渡しました。うん、全員いるね。妖精さん達の仕業って事じゃなさそう。
怖がる私は、すがるような目で妖精さん達を見ました。そして妖精さん達は、そろって首を傾げてつぶらな瞳を輝かせていました。
何だか怖がっているのが私だけみたいで、少し不満です。いや、面白がってないで助けようよ、私をさぁ。
ドアスコープを覗く気にすらなりませんよ。なんか居たら怖いじゃないですか! 玄関にすら近寄りたくないです。
少しすると、静かになります。収まったのかとほっとするのも束の間、ガチャリと玄関の鍵が開く音が聞こえます。
玄関のドアがゆっくりと静かに開いていくじゃないですか。怖いです、チョー怖いです。
心臓がバクバクしてます。助けを求める様に妖精さん達を見ても、助けてくれる気配がありません。
私は少し腰が抜けて、床に座り込んでしまいました。ドアが開いていくのと同時に、私は両手を使ってジタバタと後ずさりします。やがて、ドアが全開になります。
「うるさいのよ! 何時だと思ってんの!」
玄関には、鬼の形相をした裕子ちゃんが立ってました。
「びっくりさせないでよ、裕子ちゃん!」
「びっくりしたのは私よ。あんたこんな夜中に何て声だしてんのよ!」
「だってぇ」
「だってじゃないわよ、この馬鹿!」
そこからは、朝まで裕子ちゃんのお説教が続きました。碌に睡眠も取れないまま、翌朝から大学に行って、バイトに行きました。講義の最中に何度も睡魔が私を襲いました。
ある意味、本当にホラーでしたね。『幽霊の正体見たり裕子ちゃん』でしたけどね。
それよりも、妖精さん達ですよ。私が裕子ちゃんにお説教されている間中、ず~っと爆笑していたんですから。ドッキリにひっかかったタレントを見ている、視聴者の様です。
実はそれが悔しかったので、怪談話しで妖精さん達を驚かそうと思ったんですが、駄目だったようですね。仕方ないです。次の手を考えるとしましょう。
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