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妖精さん達と暮らそう
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裕子ちゃんの盛大なネタバレから、早くも一週間が経とうとしています。相変わらず、裕子ちゃんは私の部屋に入り浸ってます。美夏ちゃんも同じです。
結局、この二人って何がしたいんでしょうね。人間と変わらない癖に妖精さんって言われてもねって感じでしょ? なので三日くらい前に一緒に銭湯へ行って、こっそりと身体検査と言う名の観察をしました。
どこが違うんでしょう? まじまじと裕子ちゃんの身体を眺めていたら、変態扱いされました、グスン。
まぁね、そんな観察をしなくても、裕子ちゃんが妖精さんが見えていた事は流石に納得しましたよ。だって、今では普通に話しをしてますもん。今までが何だったのって思いたくなるくらいですよ。
お料理の妖精さんに、細かくリクエストする姿は未だに不思議な感じがしますね。でも、私との反応の差は、はっきりとしてます。
私とお話しする時、妖精さんは笑顔なんですが、裕子ちゃんと話をする時は、すこし畏まった感じで強張ってます。そんな時ですね、あぁこの人は本当に王様なんだって思うのは。
「ところで、裕子ちゃんが王様ってのは、そろそろ納得してあげても良いけど、美夏ちゃんは何なの?」
「何なのって何よ?」
「王様の補佐にしては、補佐っぽくないよ」
「あ~。最初はね、私より先に美夏があんたと接触するはずだったのよ。それが迷子であんたとは会えなくて、仕方なく私があんたと接触したって訳、わかる?」
「いや、わかんないよ。そもそも、何で私と接触しなきゃいけないの?」
「ほんと馬鹿ね、あんたって。雪の子が、楽しかったって言ってたからに決まってるじゃない」
「雪の子って、雪の妖精さん?」
「それ以外に何が居るって言うのよ!」
「でも、それがどうして理由になるの?」
「はぁ、あんたそれでも妖精マイスター? 私達は楽し事が大好きなの。でも、楽しい事は誰かと分かち合うと、もっと楽しいでしょ? 妖精それぞれに、楽しいって思うポイントは違うの。だから、分かち合ってくれる人をずっと探してのよ。たまたま、見つけたのがあんたって訳!」
確かに妖精さんの性格上なら、わからくは無いですね。って今、妖精マイスターって言ってました? 何だか知らない内に、変な役職についてたりしませんよね!
それはともかく、ビールを飲みながら料理を待っている裕子ちゃんを見ると、何故か突っ込みを入れたくなりますね。
「妖精さんって食事が必要なの? 何で裕子ちゃんと美夏ちゃんは、他の妖精さんと違って、ご飯食べてるの? 特に裕子ちゃんは魔王だし」
「だれが魔王よ! 失礼ね! この体は、人間の身体を実体化したって教えたでしょ! 人間の体は栄養が必要なの! 常識じゃない!」
「いや。それが大食いの理由には、ならないと思うよ」
なんか怒られましたけど、納得いきません。助けを求める様に、美夏ちゃんを見ると、そっぽを向きました。あぁ、王様には逆らえない的なやつね、ハイハイ。
「そもそも、私が稼いだお金で買った食材なのよ! 私が食べて何が悪いのよ! それであんたの食費が浮くんなら、ウィンウィンじゃない!」
「そうかな。部屋に入り浸られてる私の身にもなろうよ。裕子ちゃんは、何で自分の部屋に戻らないで私のベッドで寝ちゃうの?」
「私のベッドを使わせてあげる」
「いや、そうじゃなくて、ちゃんと自分のお部屋に帰ろうね。王様なら、みんなの見本にならなきゃでしょ?」
「美夏はこの部屋で寝てるのに、他の子達もあんたと一緒に居るのに、私だけ追い出すの? いつから、あんたはそんなに薄情になったのよ!」
あぁ、口げんかで裕子ちゃんに勝てる気がしません。仕方ないです、多少のわがままは許してあげますか。だって、甘えっ子のセリフですもん。ツンデレ大爆発ですね。
その後も色々と聞きましたけど、何だか良くわからない答えしか、返ってきませんでした。妖精の王様って何と聞いても、妖精さんの定義自体が良くわからないそうです。王様なのに、何で知らないんでしょうね。
所で、日本で生活する為には手続きが必要でしょ? 戸籍とか色々とね。そういうのは、謎パワーで解決したそうです。何ですかねその謎パワーって、ファンタジーですね。あんまり関わりたくないので、詳しく聞きませんでしたけど。
裕子ちゃんの実家が神奈川とか、美夏ちゃんの出身が真駒内っていうのは、作り話らしいです。だけど、裕子ちゃんがちゃんと働いて、お金を稼いでるのは事実らしいです。
王様と知ったら不思議な感じはしますけど、人間の世界に溶け込もうと一番努力しているのは、裕子ちゃんかもしれませんね。
妖精さんが、必要に応じて現れるのにも、理由がちゃんと有ったみたいです。私が必要と感じると、妖精さんがウキウキして姿を現すそうです。
そういう取り決めにしておかないと、私の所に妖精さんが集まり過ぎて、迷惑をかけるかもしれないからって事らしいです。
一応、配慮してくれてたんですね。根は良い子です、裕子ちゃんって。
それと、私は試されてもいたみたいです。
いくら妖精さんが一緒に居たいと思っても、実は私が迷惑をしていたなら姿を消しても良いと思ってたみたいです。私の気持ちが知りたくて起こしたのが、キャンプ後に起きた妖精さん達の集団外出事件らしいです。
あの時は、不安で泣きそうになってる私を見て、妖精さん達がウルウルしていたらしいです。まぁ、そういう理由なら許してあげなくもないですけど。素知らぬふりしていた、美夏ちゃんにはお仕置きしたいです。
ここまで来ると、役立たず感が半端ない美夏ちゃんですが、実は凄い子らしいです。運動神経は確かに凄かったですし、人間離れしていますが、それだけではないそうです。
会社で言うと、統括本部長的な役割らしいです。全くピンと来ませんし、やっぱり役に立ってるとは思えないんですけどね。
妖精さん曰く、裕子ちゃんと話すのは何だか緊張するけど、美夏ちゃんとは話しやすいらしいです。それなら、統括本部長じゃなくて、アドバイザーじゃないのかな?
美夏ちゃんがあっちこっちで出稼ぎしてるのも、各地の妖精さんの様子を見るって目的も有ったみたいです。お馬鹿ですけど良い子ですよ。向こう見ずな行動をするから、迷惑する事もありますけど。
こうやって見渡すと、妖精さん達が居る毎日が私の日常なんですよね。
お料理の妖精さんが料理をしていて、お掃除の妖精さんが忙しなく掃除しています。飼育の妖精さんが、ペチやモグ達の面倒を見てくれてます。
音楽の妖精さんが素敵なメロディーを奏でてくれて、お花の妖精さんが花壇の花の前で踊ってます。
火と水の妖精さんは相変わらず追いかけっこして、風と土の妖精さんは気ままに過ごしています。
予防医療の妖精さんは、私から離れずに口をモグモグしてますし、危険予測の妖精さんは、私の肩に乗って色々と呟いてくれます。冷凍庫を開けると、氷の妖精さんが踊ってます。
運動、お勉強の妖精さんは、相変わらずスパルタですし、お仕事の妖精さんは、バイト中に困ると助言してくれます。
DIYの妖精さんは日々お部屋の魔改造を企んでいるみたいですし、洋裁の妖精さんは生地を買ってくるだけで洋服を作ってくれます。
私はいつも、妖精さん達に癒されて、助けられて、励まされているんです。
後はモグにミィにペチが居て、裕子ちゃんが居て、美夏ちゃんが居て。私の日常は、世界で一つの宝みたいですね。
感謝をしつつ、笑顔で妖精さん達を見回していると、裕子ちゃんから声がかかります。
「ご飯できたわよ。ニヤニヤしてないで、早く来なさい! ぜんぶ食べちゃうわよ!」
「待ってよ、裕子ちゃん」
「裕子、私の分は残しておいてね」
ありがたい事に、私の日常は続くようです。いつまで続くかわかりませんけど、大切にしたい宝です。
皆さんも、妖精さん達とくらしてみませんか?
結局、この二人って何がしたいんでしょうね。人間と変わらない癖に妖精さんって言われてもねって感じでしょ? なので三日くらい前に一緒に銭湯へ行って、こっそりと身体検査と言う名の観察をしました。
どこが違うんでしょう? まじまじと裕子ちゃんの身体を眺めていたら、変態扱いされました、グスン。
まぁね、そんな観察をしなくても、裕子ちゃんが妖精さんが見えていた事は流石に納得しましたよ。だって、今では普通に話しをしてますもん。今までが何だったのって思いたくなるくらいですよ。
お料理の妖精さんに、細かくリクエストする姿は未だに不思議な感じがしますね。でも、私との反応の差は、はっきりとしてます。
私とお話しする時、妖精さんは笑顔なんですが、裕子ちゃんと話をする時は、すこし畏まった感じで強張ってます。そんな時ですね、あぁこの人は本当に王様なんだって思うのは。
「ところで、裕子ちゃんが王様ってのは、そろそろ納得してあげても良いけど、美夏ちゃんは何なの?」
「何なのって何よ?」
「王様の補佐にしては、補佐っぽくないよ」
「あ~。最初はね、私より先に美夏があんたと接触するはずだったのよ。それが迷子であんたとは会えなくて、仕方なく私があんたと接触したって訳、わかる?」
「いや、わかんないよ。そもそも、何で私と接触しなきゃいけないの?」
「ほんと馬鹿ね、あんたって。雪の子が、楽しかったって言ってたからに決まってるじゃない」
「雪の子って、雪の妖精さん?」
「それ以外に何が居るって言うのよ!」
「でも、それがどうして理由になるの?」
「はぁ、あんたそれでも妖精マイスター? 私達は楽し事が大好きなの。でも、楽しい事は誰かと分かち合うと、もっと楽しいでしょ? 妖精それぞれに、楽しいって思うポイントは違うの。だから、分かち合ってくれる人をずっと探してのよ。たまたま、見つけたのがあんたって訳!」
確かに妖精さんの性格上なら、わからくは無いですね。って今、妖精マイスターって言ってました? 何だか知らない内に、変な役職についてたりしませんよね!
それはともかく、ビールを飲みながら料理を待っている裕子ちゃんを見ると、何故か突っ込みを入れたくなりますね。
「妖精さんって食事が必要なの? 何で裕子ちゃんと美夏ちゃんは、他の妖精さんと違って、ご飯食べてるの? 特に裕子ちゃんは魔王だし」
「だれが魔王よ! 失礼ね! この体は、人間の身体を実体化したって教えたでしょ! 人間の体は栄養が必要なの! 常識じゃない!」
「いや。それが大食いの理由には、ならないと思うよ」
なんか怒られましたけど、納得いきません。助けを求める様に、美夏ちゃんを見ると、そっぽを向きました。あぁ、王様には逆らえない的なやつね、ハイハイ。
「そもそも、私が稼いだお金で買った食材なのよ! 私が食べて何が悪いのよ! それであんたの食費が浮くんなら、ウィンウィンじゃない!」
「そうかな。部屋に入り浸られてる私の身にもなろうよ。裕子ちゃんは、何で自分の部屋に戻らないで私のベッドで寝ちゃうの?」
「私のベッドを使わせてあげる」
「いや、そうじゃなくて、ちゃんと自分のお部屋に帰ろうね。王様なら、みんなの見本にならなきゃでしょ?」
「美夏はこの部屋で寝てるのに、他の子達もあんたと一緒に居るのに、私だけ追い出すの? いつから、あんたはそんなに薄情になったのよ!」
あぁ、口げんかで裕子ちゃんに勝てる気がしません。仕方ないです、多少のわがままは許してあげますか。だって、甘えっ子のセリフですもん。ツンデレ大爆発ですね。
その後も色々と聞きましたけど、何だか良くわからない答えしか、返ってきませんでした。妖精の王様って何と聞いても、妖精さんの定義自体が良くわからないそうです。王様なのに、何で知らないんでしょうね。
所で、日本で生活する為には手続きが必要でしょ? 戸籍とか色々とね。そういうのは、謎パワーで解決したそうです。何ですかねその謎パワーって、ファンタジーですね。あんまり関わりたくないので、詳しく聞きませんでしたけど。
裕子ちゃんの実家が神奈川とか、美夏ちゃんの出身が真駒内っていうのは、作り話らしいです。だけど、裕子ちゃんがちゃんと働いて、お金を稼いでるのは事実らしいです。
王様と知ったら不思議な感じはしますけど、人間の世界に溶け込もうと一番努力しているのは、裕子ちゃんかもしれませんね。
妖精さんが、必要に応じて現れるのにも、理由がちゃんと有ったみたいです。私が必要と感じると、妖精さんがウキウキして姿を現すそうです。
そういう取り決めにしておかないと、私の所に妖精さんが集まり過ぎて、迷惑をかけるかもしれないからって事らしいです。
一応、配慮してくれてたんですね。根は良い子です、裕子ちゃんって。
それと、私は試されてもいたみたいです。
いくら妖精さんが一緒に居たいと思っても、実は私が迷惑をしていたなら姿を消しても良いと思ってたみたいです。私の気持ちが知りたくて起こしたのが、キャンプ後に起きた妖精さん達の集団外出事件らしいです。
あの時は、不安で泣きそうになってる私を見て、妖精さん達がウルウルしていたらしいです。まぁ、そういう理由なら許してあげなくもないですけど。素知らぬふりしていた、美夏ちゃんにはお仕置きしたいです。
ここまで来ると、役立たず感が半端ない美夏ちゃんですが、実は凄い子らしいです。運動神経は確かに凄かったですし、人間離れしていますが、それだけではないそうです。
会社で言うと、統括本部長的な役割らしいです。全くピンと来ませんし、やっぱり役に立ってるとは思えないんですけどね。
妖精さん曰く、裕子ちゃんと話すのは何だか緊張するけど、美夏ちゃんとは話しやすいらしいです。それなら、統括本部長じゃなくて、アドバイザーじゃないのかな?
美夏ちゃんがあっちこっちで出稼ぎしてるのも、各地の妖精さんの様子を見るって目的も有ったみたいです。お馬鹿ですけど良い子ですよ。向こう見ずな行動をするから、迷惑する事もありますけど。
こうやって見渡すと、妖精さん達が居る毎日が私の日常なんですよね。
お料理の妖精さんが料理をしていて、お掃除の妖精さんが忙しなく掃除しています。飼育の妖精さんが、ペチやモグ達の面倒を見てくれてます。
音楽の妖精さんが素敵なメロディーを奏でてくれて、お花の妖精さんが花壇の花の前で踊ってます。
火と水の妖精さんは相変わらず追いかけっこして、風と土の妖精さんは気ままに過ごしています。
予防医療の妖精さんは、私から離れずに口をモグモグしてますし、危険予測の妖精さんは、私の肩に乗って色々と呟いてくれます。冷凍庫を開けると、氷の妖精さんが踊ってます。
運動、お勉強の妖精さんは、相変わらずスパルタですし、お仕事の妖精さんは、バイト中に困ると助言してくれます。
DIYの妖精さんは日々お部屋の魔改造を企んでいるみたいですし、洋裁の妖精さんは生地を買ってくるだけで洋服を作ってくれます。
私はいつも、妖精さん達に癒されて、助けられて、励まされているんです。
後はモグにミィにペチが居て、裕子ちゃんが居て、美夏ちゃんが居て。私の日常は、世界で一つの宝みたいですね。
感謝をしつつ、笑顔で妖精さん達を見回していると、裕子ちゃんから声がかかります。
「ご飯できたわよ。ニヤニヤしてないで、早く来なさい! ぜんぶ食べちゃうわよ!」
「待ってよ、裕子ちゃん」
「裕子、私の分は残しておいてね」
ありがたい事に、私の日常は続くようです。いつまで続くかわかりませんけど、大切にしたい宝です。
皆さんも、妖精さん達とくらしてみませんか?
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