~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~

あおいろ

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間章 驚愕な話

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 二人が前に出ていくと、領主達も気がついた様子だ。
 サーディンが顔を振り向かせ、問いかける。
 「…君は、誰だい?」
 「あたしは、アニタ。…リリャーの関係者だよ。」
 「…そうなのか。…此方の子は?」
 「…あたしの、………師匠みたいなもんだ。」
 「ど、どうも。」
 「…それよりも、…あんた達は、リリャーに何をしにきたんだい?」
 「いや、私達は。…」
 「ハッキリ答えなよ。」
 とアニタは、臆せずに喋っている。なんとなく声色に怒気が含まれており、一方的に敵意を剥き出しているようだ。
 サーラを含め、周りの村人達も冷や冷やしながら、成り行きを見守っている。
 サーディンとエピカも、一瞬だけ互いに顔を見合せていた。少しして意を決した様に頷くと、ゆっくりとした口調で話を始めた。
 「…なんと、申し上げてよいやら。…その前に、一つ確認をしても良いですか?」
 「なんだい?」
 「リリャーさんには、子供がいますか?」
 「…いるよ。…女の子の赤ん坊が。」
 「そうですか、…やはり生まれてましたか。…実を言うと、私達は彼女に謝りに来たのです。」
 「謝りに?…どういう事だ?」
 「…リリャーさんが今の苦境にあるのは、私達の家族が原因なのです。」
 その話を聞き、「はぁ?」とアニタは驚いていた。
 同時にエピカが代わって話を引き継ぎ、説明をしだした。
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