~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~

あおいろ

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間章 驚愕な話

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 「好きな物?」
 「そうさね。…なぁ、リリャーさん?…アンタ、何か食べたい料理はないのかい?」
 やがて、ばあ様はリリャーの方を振り返りつつ質問をする。
 「食べたい料理、ですか?…」
 「あぁ、元気がない時とかにさ、…あぁ、あれが食べたいなぁって、言うのがあるだろう。」
 「えぇっと、…」
 とリリャーも俯きながら沈黙してしまう。次第に考える素振りをしながら、ー
 「…あ、……アップルパイ。」
 と、ふとした拍子に小さな声で呟いていた。
 「アップルパイだって?!」
 すると、ばあ様は驚いていた。
 「…は、はい。」
 「それって、あれだろう。…甘く煮たリンゴを包んだパイだろう。…それが食べたいのかい?」
 さらには、ケリーが思わず聞き返し、話に入っていく。
 「…えぇ。……あの人が作ってくれてた様な、アップルパイが食べたいです。」
 「あの人って誰だい?」
 「……働いていた時に、お世話になったお婆さん。…料理屋をやってた人で、私に料理を教えてくれました。…それに私が元気のない時にも、自分の好きなアップルパイを振る舞ってくれた優しい人なんです。」
 「うぅむ。…そうかい。…なんか特徴とかないのかい?…味付けとか、形とかは?…なんなら作り方でも知らないかい?」
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