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13)学級委員長
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「じゃあ、君たち二人は僕を騙して安心させるための囮だったってこと?あんなに本気で僕のことを仕留めにきていたのに?」
「それもフィオーレの支持ですよ。騙すのは身内からと言いますよね?元々本物の先生の位置を知っているルーナ嬢と、先生の元へ特攻する3人しか囮の先生については教えていませんでしたから」
「だから君たち以外の違和感に気づけなかったんだね。いや、よくできているよ。よく僕を出し抜けたね」
先生が僕を見て微笑む。正直やめて欲しい。今、僕はとても目立っている。クラスの視線を独り占めしているのだ。爵位もそんな高くない、それも貧乏である僕はあまり貴族ばかりのこのクラスで目立ちたくない。しっかりといじめの対象になるからだ。しかも、貴族たちのいじめはかなりえげつないものが多い。
「フィオーレ様、聞いたことありませんわ。でもなんて聡明なのかしら」
「僕は先生が幻だった時まんまと騙されたよ」
周りからの視線は思っていたよりも暖かいもので、賞賛の声もちらほらと聞こえた。
(上位貴族というものはもっと傲慢で目立ちたがり屋な奴が多いんじゃ無いのか!?)
思っていた反応とは違い、困惑する。
「フィオーレ君。君はもっと自分に自信を持った方がいい。ほぼ頭脳でSクラスになっている君は努力の天才なのだから」
「ありがとう…ございます」
あの王宮魔導士のトップに褒められたのだ。嬉しく無いはずがない。でも僕は元々勉強が好きだったことと、支援金のために順位を落とすことができない環境にいたから、色んなことが積み重なって今があるんだ。
「ということで、君にはこのクラスの学級委員長になってもらいたいんだ☆」
「嫌です」
「でも、今回の演習で一番貢献していたのは君だろう?」
「いいえ。まず、ルーナ嬢の能力がなかったら無理でしたし、殿下のクラスをまとめる力、囮役になってくれた二人、クラスの皆がいなければ無理でした。それに、ナタリー先生に最後の一撃を与えたのは殿下です。殿下が学級委員長になるのが妥当ではありませんか?」
「き、君はなかなか謙虚なんだね。彼の言葉も一理ある。どうかな?」
「私はどちらでも構いませんよ。学級委員には副会長と書記もありましたよね?その人たちは私が指名しても構いませんか?」
「別に構わないが」
きっと殿下は幼馴染のレナート様や、婚約者のサテラ様を副会長や書記に選ぶだろう。二人とも優秀な人材だ。この人たちであればクラスを上手くまとめてくれるだろう。
「ーというわけで、副会長をレナート。書記をフィオーレに任せたいんだ」
「んんっ!?!?!?!?」
「妥当な理由だな」
(妥当な理由とは!?!?!?何も話を聞いていなかったんだが!?)
いつの間にか殿下に名出しで指名されてしまった。周りも異論がないようで拍手をしている。きっと殿下が言葉巧みに皆を操っているのだろう。でなければ、満場一致でこんなよく分からない奴をクラスの役職につけることに同意なんてしないだろう。
「では学級委員長はクラウン君。副会長はレナート君で書記はフィオーレ君だね。何か異論のあるものはいるかな?」
お願いだ。誰か僕を否定してくれ。僕では書記なんか務まらないと言ってくれ!!
(そうだサテラ様は!?)
一筋の光に希望をかけてサテラ様の方を見る。だが、なんと言うことだろうか。サテラ様は満足気な表情を浮かべ賛同の拍手までしているではないか。
「え、ええ?」
「これから私たちと一緒に頑張ろうね。フィオーレ♡」
完璧イケメンの殿下の顔が今は悪魔のように見える。これからの学園生活一体どうなってしまうのだろう。
ーーー
「じゃあ、今日の講義はここまで。皆の素晴らしい一面を見せてくれてありがとう。ああそれと、学級委員は残ってくれ。では解散」
クラスメイトが各自寮に戻っていくのを横目に見る。帰れないのは僕が何故このクラスの書記に抜擢したからだ。ネイロが近くに寄ってきて「出世が早いじゃんフィオーレ君♡じゃあまた明日ー♪」と言って教室を後にしていく。
(いつか絶対僕の仲間をしなかったことを後悔させてやる!!)
僕は心の中でそう誓い、学級委員長と副委員長と共に先生の元へ向かう。授業初日から一体なんの用事があると言うのだ。
「きてくれてありがとう。君たちは晴れてSクラスの代表になったわけだが、現時点でのクラスの評価を各々聞かせて欲しい」
クラスの評価?わざわざそんなことを聞くために3人を集めたのか?ナタリー先生が何を考えているのかわからない。だが、皆を帰してまで呼んんだのだ何か望む答えがあるのだろう。
「ああ、そんなに身構えなくても大丈夫。ただ純粋に君たちの考えが知りたいだけなんだ。僕には君たちを最高の未来へ連れていく義務があるその上で君たちの目指すクラス像と僕の考えているクラス像のすり合わせをしたいんだ」
なるほど。先生の話を簡単にまとめると、これからの学級の方針をクラス委員の方であらかじめ決めていきたいと言うわけか。ナタリー先生は行動が突発的なところがあるから身構えてしまった。
「それもフィオーレの支持ですよ。騙すのは身内からと言いますよね?元々本物の先生の位置を知っているルーナ嬢と、先生の元へ特攻する3人しか囮の先生については教えていませんでしたから」
「だから君たち以外の違和感に気づけなかったんだね。いや、よくできているよ。よく僕を出し抜けたね」
先生が僕を見て微笑む。正直やめて欲しい。今、僕はとても目立っている。クラスの視線を独り占めしているのだ。爵位もそんな高くない、それも貧乏である僕はあまり貴族ばかりのこのクラスで目立ちたくない。しっかりといじめの対象になるからだ。しかも、貴族たちのいじめはかなりえげつないものが多い。
「フィオーレ様、聞いたことありませんわ。でもなんて聡明なのかしら」
「僕は先生が幻だった時まんまと騙されたよ」
周りからの視線は思っていたよりも暖かいもので、賞賛の声もちらほらと聞こえた。
(上位貴族というものはもっと傲慢で目立ちたがり屋な奴が多いんじゃ無いのか!?)
思っていた反応とは違い、困惑する。
「フィオーレ君。君はもっと自分に自信を持った方がいい。ほぼ頭脳でSクラスになっている君は努力の天才なのだから」
「ありがとう…ございます」
あの王宮魔導士のトップに褒められたのだ。嬉しく無いはずがない。でも僕は元々勉強が好きだったことと、支援金のために順位を落とすことができない環境にいたから、色んなことが積み重なって今があるんだ。
「ということで、君にはこのクラスの学級委員長になってもらいたいんだ☆」
「嫌です」
「でも、今回の演習で一番貢献していたのは君だろう?」
「いいえ。まず、ルーナ嬢の能力がなかったら無理でしたし、殿下のクラスをまとめる力、囮役になってくれた二人、クラスの皆がいなければ無理でした。それに、ナタリー先生に最後の一撃を与えたのは殿下です。殿下が学級委員長になるのが妥当ではありませんか?」
「き、君はなかなか謙虚なんだね。彼の言葉も一理ある。どうかな?」
「私はどちらでも構いませんよ。学級委員には副会長と書記もありましたよね?その人たちは私が指名しても構いませんか?」
「別に構わないが」
きっと殿下は幼馴染のレナート様や、婚約者のサテラ様を副会長や書記に選ぶだろう。二人とも優秀な人材だ。この人たちであればクラスを上手くまとめてくれるだろう。
「ーというわけで、副会長をレナート。書記をフィオーレに任せたいんだ」
「んんっ!?!?!?!?」
「妥当な理由だな」
(妥当な理由とは!?!?!?何も話を聞いていなかったんだが!?)
いつの間にか殿下に名出しで指名されてしまった。周りも異論がないようで拍手をしている。きっと殿下が言葉巧みに皆を操っているのだろう。でなければ、満場一致でこんなよく分からない奴をクラスの役職につけることに同意なんてしないだろう。
「では学級委員長はクラウン君。副会長はレナート君で書記はフィオーレ君だね。何か異論のあるものはいるかな?」
お願いだ。誰か僕を否定してくれ。僕では書記なんか務まらないと言ってくれ!!
(そうだサテラ様は!?)
一筋の光に希望をかけてサテラ様の方を見る。だが、なんと言うことだろうか。サテラ様は満足気な表情を浮かべ賛同の拍手までしているではないか。
「え、ええ?」
「これから私たちと一緒に頑張ろうね。フィオーレ♡」
完璧イケメンの殿下の顔が今は悪魔のように見える。これからの学園生活一体どうなってしまうのだろう。
ーーー
「じゃあ、今日の講義はここまで。皆の素晴らしい一面を見せてくれてありがとう。ああそれと、学級委員は残ってくれ。では解散」
クラスメイトが各自寮に戻っていくのを横目に見る。帰れないのは僕が何故このクラスの書記に抜擢したからだ。ネイロが近くに寄ってきて「出世が早いじゃんフィオーレ君♡じゃあまた明日ー♪」と言って教室を後にしていく。
(いつか絶対僕の仲間をしなかったことを後悔させてやる!!)
僕は心の中でそう誓い、学級委員長と副委員長と共に先生の元へ向かう。授業初日から一体なんの用事があると言うのだ。
「きてくれてありがとう。君たちは晴れてSクラスの代表になったわけだが、現時点でのクラスの評価を各々聞かせて欲しい」
クラスの評価?わざわざそんなことを聞くために3人を集めたのか?ナタリー先生が何を考えているのかわからない。だが、皆を帰してまで呼んんだのだ何か望む答えがあるのだろう。
「ああ、そんなに身構えなくても大丈夫。ただ純粋に君たちの考えが知りたいだけなんだ。僕には君たちを最高の未来へ連れていく義務があるその上で君たちの目指すクラス像と僕の考えているクラス像のすり合わせをしたいんだ」
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