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23)静かなチームメイト
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「あの…僕、そろそろ話してもいいのぉ?」
ナナ嬢の話を止められないでいると、隣でのほほんとした声が聞こえる。
(こ、子供…?)
もちろん僕もまだ子供だが、隣の少年はかなり体が小さい。まだ10もいってないんじゃないかと思うほど小柄なのだ。それに口には飴を含んでいる。学園的に授業中に飴を食べるのは良いのだろうか。
「ごめーん!ナナ、ついついたくさんお話ししちゃった☆エリたん。自己紹介どーぞ!!」
「はあい。エリたん事、エリオット・ヴァンスだよ~。「拠点作りチーム」にしたのは~僕が楽できそうだから~」
薄緑の瞳と髪の少年はぼんやりとした表情で今にも眠りそうだ。それにしても、なんなんだそのふざけた理由は。この子は一体何ができるんだというのだろう。
「エリたんはこんな風にのんびり屋さんだけど、めちゃくちゃ頭がいいんだよ!!ナナが中等部の時もエリたんに助けてもらったんだ!」
「ナナたんは頭が悪すぎるんだよ~。中等部の勉強くらいは考えなくてもわかるでしょ」
(ん?エリオット・ヴァンス?)
「君、魔法史のテストで唯一勝てたと言われた、あのエリオット・ヴァンスなのかい?」
そうなのだ。中等部の時、殿下はずっと学業でも武術や運動、魔法学でもトップだった。しかし、一回だけ魔法史のテストで2位になったのだ。その時は学園中で大騒ぎ。「1位になったやつはどんなやつなんだー!」「殿下が誰かに点数で負けるなんて!!」とあまりに騒ぐものだから嫌でも覚えている。
「う~ん。その通りなんだけど…でもたった一回だよ~」
「たった一回でもすごいよ…」
そう、本当にすごい事なんだ。なぜなら殿下は毎回のテストでほぼ満点をとっているからだ。うちのテストは他の学園よりもかなり難易度が高いらしい。7~8割問題があっていれば頭がいいと言われているテストに対してほぼ満点を取るなんて余程の天才しかいない。
(僕は死に物狂いで頑張って平均8割くらいだったけど…)
そして、僕たちはやっとお互いの名前を知り合えた。軽く整理すると僕と、
ネイロ・ジャバス、気さくで話しやすい。どんな魔法を使うか、あえて言っていない感じがありまだ謎がある男。
ヨル・ラナス、今朝ルーナ嬢と一緒にいた重度の人見知りの女の子。霧魔法を使って姿を消してしまうので、目を離さないように注意だ。
アイル・ロアート、騎士団で普段から体を鍛えているからかがっしりして力仕事で頼りになりそうだ。…このチームは特に力仕事が苦手そうな人が多いから彼のような存在は正直助かる。それに「拠点作りチーム」にとって土属性はいくらあってもいいくらいだ。
ナナ、どんな魔法を使うのかはわからないがものを作るのは得意と言っていたので期待したい。それに、彼女のコミュニケーション能力は2泊3日過ごすチームには欠かせないものだ。苗字を呼ばれることを嫌っているため、注意していきたい。
エリオット・ヴァンス、ナナ嬢からエリたんと呼ばれている。中等部の頃は殿下にテストで勝つという偉業を成し遂げた天才である。彼の頭脳があればきっとキャンプの時も順調にことが進むだろう。…彼のやる気があるかどうかはわからないが。
こう改めてまとめてみるとかなり「濃い」メンバーが集まった。僕はこのチームをきちんとまとめられるのだろうか。不安しかない。
「じゃあ今から”屋外キャンプ”に向けての作戦を立てるよ」
ナナ嬢の話を止められないでいると、隣でのほほんとした声が聞こえる。
(こ、子供…?)
もちろん僕もまだ子供だが、隣の少年はかなり体が小さい。まだ10もいってないんじゃないかと思うほど小柄なのだ。それに口には飴を含んでいる。学園的に授業中に飴を食べるのは良いのだろうか。
「ごめーん!ナナ、ついついたくさんお話ししちゃった☆エリたん。自己紹介どーぞ!!」
「はあい。エリたん事、エリオット・ヴァンスだよ~。「拠点作りチーム」にしたのは~僕が楽できそうだから~」
薄緑の瞳と髪の少年はぼんやりとした表情で今にも眠りそうだ。それにしても、なんなんだそのふざけた理由は。この子は一体何ができるんだというのだろう。
「エリたんはこんな風にのんびり屋さんだけど、めちゃくちゃ頭がいいんだよ!!ナナが中等部の時もエリたんに助けてもらったんだ!」
「ナナたんは頭が悪すぎるんだよ~。中等部の勉強くらいは考えなくてもわかるでしょ」
(ん?エリオット・ヴァンス?)
「君、魔法史のテストで唯一勝てたと言われた、あのエリオット・ヴァンスなのかい?」
そうなのだ。中等部の時、殿下はずっと学業でも武術や運動、魔法学でもトップだった。しかし、一回だけ魔法史のテストで2位になったのだ。その時は学園中で大騒ぎ。「1位になったやつはどんなやつなんだー!」「殿下が誰かに点数で負けるなんて!!」とあまりに騒ぐものだから嫌でも覚えている。
「う~ん。その通りなんだけど…でもたった一回だよ~」
「たった一回でもすごいよ…」
そう、本当にすごい事なんだ。なぜなら殿下は毎回のテストでほぼ満点をとっているからだ。うちのテストは他の学園よりもかなり難易度が高いらしい。7~8割問題があっていれば頭がいいと言われているテストに対してほぼ満点を取るなんて余程の天才しかいない。
(僕は死に物狂いで頑張って平均8割くらいだったけど…)
そして、僕たちはやっとお互いの名前を知り合えた。軽く整理すると僕と、
ネイロ・ジャバス、気さくで話しやすい。どんな魔法を使うか、あえて言っていない感じがありまだ謎がある男。
ヨル・ラナス、今朝ルーナ嬢と一緒にいた重度の人見知りの女の子。霧魔法を使って姿を消してしまうので、目を離さないように注意だ。
アイル・ロアート、騎士団で普段から体を鍛えているからかがっしりして力仕事で頼りになりそうだ。…このチームは特に力仕事が苦手そうな人が多いから彼のような存在は正直助かる。それに「拠点作りチーム」にとって土属性はいくらあってもいいくらいだ。
ナナ、どんな魔法を使うのかはわからないがものを作るのは得意と言っていたので期待したい。それに、彼女のコミュニケーション能力は2泊3日過ごすチームには欠かせないものだ。苗字を呼ばれることを嫌っているため、注意していきたい。
エリオット・ヴァンス、ナナ嬢からエリたんと呼ばれている。中等部の頃は殿下にテストで勝つという偉業を成し遂げた天才である。彼の頭脳があればきっとキャンプの時も順調にことが進むだろう。…彼のやる気があるかどうかはわからないが。
こう改めてまとめてみるとかなり「濃い」メンバーが集まった。僕はこのチームをきちんとまとめられるのだろうか。不安しかない。
「じゃあ今から”屋外キャンプ”に向けての作戦を立てるよ」
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