逃がしてください!王子様!

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24)作戦会議

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「各チーム自己紹介が終わったら作戦会議に移ってくれ。方針はリーダーに一任する。また後で各チームの意見交換も行う予定だから話をまとめておいてもらうと助かるな」

ちょうど自己紹介も終わってお互いの顔を覚え始めた時、殿下から次の声掛けがあった。次は”屋外キャンプ”に向けての作戦会議だ。軽くだがどんな手順で拠点を作るか、料理はどうするのか決めなくてはならない。

「じゃあ、今から屋外キャンプに向けて「拠点作りチーム」の作戦会議を始めます。まず、僕たちの仕事は他の仲間たちも安心して休めるような拠点を作ることと、皆のご飯を作ることです。何か良い意見がある人はいますか?」

「はーい」

「はい、アイルさん」

「囁きの森でキャンプするんだよな。何回か囁きの森には魔物討伐に行った事があるんだが、あそこは魔物も頻繁に出るから魔物に狙われにくい安全な場所を拠点にした方がいいと思うぜ」

「それに、拠点は早い者勝ちだから…早く場所を探すのも大切だよね~」

「アイルさんとエリオットさんのいう通りですね。特にSクラスは他のクラスから注目の的でしょうし、中には目の敵にする人も出てくるでしょう」

「ねえ、ねえ。さっきから気になってたんだけど~…リーダーなんでさっきからそんな敬語なのお?」

「ああ、俺もそれは気になってた」

「そうだよー!!ナナ、おしゃべりする時壁あるのヤーダー!!」

「ええ…」

まさかの話し方でこんな批判を受けるとは思わなかった。逆に敬語じゃないと貴族は嫌がるものだと思っていた。

「堅苦しい喋り方はやめてもいいんじゃない?きっと君が思うより話しやすい人たちだよ」

誰にも聞こえないような声でネイロ君が耳打ちしてきた。彼は元商人。人を見る目は誰よりもあるはずだ。そんな彼が言うのだからそうなのだろう。

「えーっと…気を使わせてごめんね。君たちの前ではもう少し気軽に話をさせてもらおうかな」

「絶対!!そっちの方がナナ良いと思う!!」

「呼び方ももっと気軽に呼んでくれよ。”さん”なんてつけないでさ」

「わかったよ。じゃあ、このまま話を進めるよ。アイル君とエリオット君の話をまとめると、安全な拠点場所と、他のチームに盗られないように早く拠点を作ることが大切なんだね。アイル君は囁きの森に入った事があるって言ってたけど地形とか何か知ってることはあるかい?」

するとアイル君は「うーん」と何かを考えるように首をかしげた。何か思い出せないことでもあるのだろうか。

「実は”囁きの森”って入るたびに地形が変化するんだ」

「…え?」

(地形が…変化する森!?)

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