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光の国に転生した闇属性の俺!?
38)普段何してる?
しおりを挟む俺は今義兄に誘われて一緒にお菓子を食べている。何故かって?シャドウが何か話をしようとしたタイミングでこの義兄が入ってきて「お菓子を食べない?」って入ってきたからだ。
結構何かをしようとする度に義兄に邪魔されてるような気がする。この部屋監視されてないか?
「ボーッとしてるね?ナハトもしかして何か訪ねるタイミングが悪かったかな?」
手を顎の下に置いて首を傾げる。そして上目遣いであざとい表情を作る。
(こ、こいつ!!顔の良さを分かってやがる)
「そんなこと無いですよ。お菓子とても美味しいです」
俺もニコッと笑顔を作ってカウンターする。義兄は俺の顔にとことん弱い。多分義兄からすると俺の顔はドストライクなのだろう。義兄の顔は老若男女全ての人が見て美しいとなるほど好み関係なく整っている。
(顔面ではお互い五分五分だろう)
という事は先に攻撃した方が強い。
「お兄様って普段何をしているんですか?」
「急にどうしたんだい?」
「何か、いつも僕のそばにいる気がして。もう少しでお兄様も学校に行かなければ行けないのに何故そんなに僕に構ってくれるのかなぁって…」
少しぼやかして聞いてみるそれも上目遣いを用いた今の俺に出来る最高に可愛い顔で。義兄は少し目を細めて意味深な顔をする。
「僕、もう学校に行くぶんの授業は終わっているんだ。剣術や魔術の技能も大体は終わっていて少し暇なんだよね」
「へ?へぇ~」
「13歳になったら僕は学校に行かなきゃ行けなくなるでしょ?そしたらナハトとの時間が凄く減るんだ。僕はそれが耐えられないから今のうちにナハトを摂取してるんだよ」
たまに義兄は俺の昔のオタク友達と同じくらい早口で話す時がある。いい声に加え滑舌も完璧だから何を言っているのか一言一句逃さず聞くことが出来る。それがまた怖いことも聞き取ってしまうため困っている。
「そ、それにしても毎回お兄様の来るタイミングが絶妙と言うか、良すぎるというか…」
「やっと気づいたんだ?」
「ええっと。なんか部屋にいるのにお兄様に見られてるような気がして…」
「うん。だって見てたもんね」
「じゃあ、外出ようとした瞬間訪ねてくるのは…」
「脱走しようとしたタイミングを見計らっているからね」
まってくれ。監視ってそんな堂々と言うものだろうか。普通は隠したいと思うものじゃないのか?この義兄、悪びれもなく全て吐き出してくる。逆にこっちの感覚がおかしいのか?
「ちなみにどれが監視用魔道具か分かる?」
「わ、わからないです…」
ニコニコと中身悪魔の見た目天使が微笑んでいる。義兄の指さした方を見ると机の上の花を指さした。あれは確か義兄からプレゼントされた花…
「まさかこれ!?!?」
「やーっと気づいたんだね。ナハトの部屋の花を魔道具に変えてから2年くらいかな?見れる時はずーっと見てたよ」
「ひぇっ」
「で、ナハト」
急に声のトーンが1つ落ちる。義兄は相変わらず美しい顔をしていて、見た人全てが惚れるような笑みを浮かべているが一つだけ確実に違うところがある。
(目に!!ハイライトがねぇ!!)
主人公とは言い難い少し影のかかった瞳をしていた。まるで魔王のようだ。形のいい唇がゆっくりと動き出す。
「僕に何か隠していることある?」
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