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光の国に転生した闇属性の俺!?
12)イヤリング
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「おかあしゃま、僕、このペンダントが欲しいでしゅ」
「確かに素敵なペンダントよね~。でも、ナハトちゃんはまだ魔力が使えないからどうしようかしら~」
「僕、誕生日までに使えるようになります!絶対におにいしゃまを喜ばせたいのです」
「ううーん、うーん」
母には珍しく迷っている。まあ、俺は闇属性だし今まで魔法を使わせないようにしていた両親からすると渋るだろう。
「おかあしゃま…」
「ず、ずるいわナハトちゃん!そんなうるうるな瞳で攻撃してくるなんて!!」
「僕、おにいしゃまの喜ぶ顔が見たいのです…」
周りの同情を誘うような表情を作る。周りのメイド達や商人までもが俺につられてうるうるしてきた。
(よしよしよし、ここまで来たらこっちのもんだ。あと一押し)
「絶対、ぜーったいにおとうしゃまやおにいしゃまと一緒に使うって約束します」
「ほんとぉに?危ないこととかしない?」
「絶対にしないと誓いましゅ」
「ううーん、今回だけよぉ?パパには私から言っておくわね」
「ありがとうございましゅ!おかあしゃま!」
(よし、魔法を使う許可とプレゼント。一気に二つ手に入れたぞ!)
兄へのプレゼントとしてペンダントを手に入れた。それにしても魔法アイテムって面白い。もしかしたら他にも興味深いものがあるかもしれない。
それからは自身の魔力の出力をあげる魔法薬や、影を薄くするマントなど色々見せてもらった。その中で俺が個人的に気に入った商品がある。それが、このイヤリングだ。
(このイヤリング、付けた途端に周りのHPやMPが見えるぞ!)
それこそ、ゲーム画面のような感じでその人のレベルやHP、MPなどの情報が頭の中に流れ込んでくるのだ。これは凄い。
「こちらは隣の闇の国トニトルス王国から仕入れた珍しいイヤリングでございます。誰がつけてみても何も効果が無かったため、普通のイヤリングかと思われますが片側分しかないのです…」
トニトルス…ゲームの中でも終盤に追加される国だ。基本的に魔力が高い人間が多く、国の周りを覆うように蔓延っている魔物は雑魚であってもそこそこ強かった。きっと、俺が闇属性だからこそこのイヤリングは効力を発揮できたのだろう。
「本当に害はないのかしら?」
「ああ、商品の品質には問題ございませんので安心してください」
「そうなのね、ナハトちゃん、このイヤリング欲しい?」
「え?」
「凄く物欲しそうなお顔をしてたから気になっちゃって♡欲しいならママが買ってあげるわよ?」
「いいんですか?」
このイヤリングは外の国から買っているだけあってそこそこ高い。だから母にオネダリするのを躊躇っていたのだ。母が買ってくれると言うのなら話は別だ。お言葉に甘えてこのイヤリングを頂こう。
【ナハトは魔法のイヤリングを手に入れた】
(公爵家の財力ってすげー!!)
「確かに素敵なペンダントよね~。でも、ナハトちゃんはまだ魔力が使えないからどうしようかしら~」
「僕、誕生日までに使えるようになります!絶対におにいしゃまを喜ばせたいのです」
「ううーん、うーん」
母には珍しく迷っている。まあ、俺は闇属性だし今まで魔法を使わせないようにしていた両親からすると渋るだろう。
「おかあしゃま…」
「ず、ずるいわナハトちゃん!そんなうるうるな瞳で攻撃してくるなんて!!」
「僕、おにいしゃまの喜ぶ顔が見たいのです…」
周りの同情を誘うような表情を作る。周りのメイド達や商人までもが俺につられてうるうるしてきた。
(よしよしよし、ここまで来たらこっちのもんだ。あと一押し)
「絶対、ぜーったいにおとうしゃまやおにいしゃまと一緒に使うって約束します」
「ほんとぉに?危ないこととかしない?」
「絶対にしないと誓いましゅ」
「ううーん、今回だけよぉ?パパには私から言っておくわね」
「ありがとうございましゅ!おかあしゃま!」
(よし、魔法を使う許可とプレゼント。一気に二つ手に入れたぞ!)
兄へのプレゼントとしてペンダントを手に入れた。それにしても魔法アイテムって面白い。もしかしたら他にも興味深いものがあるかもしれない。
それからは自身の魔力の出力をあげる魔法薬や、影を薄くするマントなど色々見せてもらった。その中で俺が個人的に気に入った商品がある。それが、このイヤリングだ。
(このイヤリング、付けた途端に周りのHPやMPが見えるぞ!)
それこそ、ゲーム画面のような感じでその人のレベルやHP、MPなどの情報が頭の中に流れ込んでくるのだ。これは凄い。
「こちらは隣の闇の国トニトルス王国から仕入れた珍しいイヤリングでございます。誰がつけてみても何も効果が無かったため、普通のイヤリングかと思われますが片側分しかないのです…」
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「え?」
「凄く物欲しそうなお顔をしてたから気になっちゃって♡欲しいならママが買ってあげるわよ?」
「いいんですか?」
このイヤリングは外の国から買っているだけあってそこそこ高い。だから母にオネダリするのを躊躇っていたのだ。母が買ってくれると言うのなら話は別だ。お言葉に甘えてこのイヤリングを頂こう。
【ナハトは魔法のイヤリングを手に入れた】
(公爵家の財力ってすげー!!)
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