19 / 126
光の国に転生した闇属性の俺!?
18)レベル
最近俺はレベルと魔力量の関係性が分かるようになってきた。やっぱりレベルが上がると魔力量も同じように上がる。
それとは別で元から持っている魔力量というのも関係しているらしい。
母のレベルは25に対してMPは250
父のレベルは60に対してMPは540
MPからレベルを割れば元の魔力量が分かる。父と母の元の魔力を計算してみると、なんとびっくり母の方が基礎の魔力量は多いのだ。
魔力量は貴族と平民でかなり違うことが分かった。うちの騎士団は実力主義で貴族と平民、どちらもいるため魔力量の差というものが見えやすい。
(ただ、HPは平民の方が多いことの方がほとんどだ)
生き方の違いもこういう所で現れているのかもしれない。ただ、稀に魔力量の多い平民の騎士もいる。
(俺のMPはどのくらいなんだ?)
イヤリングをつけて鏡を見てみる。やはり、自分のレベルやHP、MPを見ることは出来ない。
(うーん、どうしたら…)
「あっ!聞くのにめちゃくちゃ頼りになるやついるじゃん」
自分の影に触れる。最近は父との練習のおかげで魔力の絶ち方も覚えたから大丈夫なはずだ。
「ーシャドウ、来て」
俺の影がまたボコボコと変化する。この感じは正直不気味で慣れない。
「また我を呼んだのか童よ」
「うん、ちょっと聞きたいことがあって…」
「…ふん、まあいい。なんだ」
「シャドウって僕の魔力量とか分かる?」
「何故そんなこと気になる。おいまて、その耳につけているものを見せろ」
急に雰囲気が変わる。ググッとシャドウが僕に近づいてくる。
(このイヤリングの事か…?)
「これはね、この前おかあしゃまが買ってくれたやつなの」
「何故これがここに…まあ、童の事だ何も知らないんだろう」
「むっ、何かあるなら教えてよ」
やっぱりシャドウは俺のことを舐めている節がある。俺のことを「童」と呼んでるしかなりのおじいちゃんなのか?
「なんだ童、今失礼なこと考えただろう」
「そ、そんなことないよ」
「ふーん、まあいい。貴様は自分の魔力量が知りたいんだったな。そのイヤリングを渡せ」
「え、これはあげないよ?」
「一瞬だけだ。渡せ」
本当は渡したくないが自分からイヤリングを外しシャドウに渡す。すると、シャドウはそのイヤリングに魔力を込め始めた。
「ほれ、もう1回つけてみろ」
「何したの?」
何をしたのか少し怖いがもう一度シャドウから渡されたイヤリングをつけてみる。
「ん?何も変わらないよ」
「阿呆、それに自分の魔力を込めるんだ」
シャドウの言うとこりイヤリングに魔力を込めてみる。すると、目の前に自分のレベルやら色んなことが映し出されたのだった。
「わっ!凄い!でも…え…」
ナハト レベル5 HP19/20 MP350/1500
(MPの最大値1500!?!?レベル5でこの量!?確かに闇属性は魔力量多いって聞いた事あるけどそんなに!?)
「あれ、でもなんでこんなに魔力が減ってるんだ…?」
「我を召喚してるからに決まっているだろう。ほれ、もう少しで300きるぞ」
魔力量は300、290と秒単位で減っていく。
(うわっシャドウを召喚するのってこんなに魔力使うんだ。燃費悪っ)
「そもそもだな、童」
「ごめん、話の途中申し訳ないんだけど魔力の道筋絶つね!今日はあいがと!」
「おい、まだ話が…ー」
プツン
無理やり魔力の道筋を絶ったが、倦怠感が凄い。もう一度イヤリングに手を伸ばし、魔力を注いでみる。
「魔力量190…本当に、燃費悪いじゃん」
これからはシャドウの召喚は控えようと心に誓った。
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
死ぬだけの悪役令息に転生したら、待っていたのは攻略対象達からの溺愛でした。
きうい
BL
病でで死んでしまった優は、気が付いたら読んでいた小説の悪役令息として転生していた。
それもどのルートでも十五歳という歳になると、死ぬ運命にある悪役———フィオレン・オーレリウス。
前世で家族に恵まれず、家族愛とは程遠い世界で生きてきた優は、愛されたいという願望を捨て、ひとりで生きることを決意する。
しかし、家族に対して表情と感情を隠し、言葉も発さず、一人で生きて行く術を身につけようと家族から距離をとるフィオレンとは裏腹に、家族や攻略対象達は異常なほどの愛を注ぐ。
フィオレンの知らない所で、小説のシナリオとは正反対の道を辿ることになるも、愛に無頓着で無自覚なフィオレンは溺愛されていき………?
平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます
クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。
『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。
何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。
BLでヤンデレものです。
第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします!
週一 更新予定
ときどきプラスで更新します!
妖精です、囲われてます
うあゆ
BL
僕は妖精
森で気ままに暮らしていました。
ふと気づいたら人間に囲まれてました。
でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。
__________
妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精
なんやかんやお互い幸せに暮らします。
転生したけどやり直す前に終わった【加筆版】
リトルグラス
BL
人生を無気力に無意味に生きた、負け組男がナーロッパ的世界観に転生した。
転生モノ小説を読みながら「俺だってやり直せるなら、今度こそ頑張るのにな」と、思いながら最期を迎えた前世を思い出し「今度は人生を成功させる」と転生した男、アイザックは子供時代から努力を重ねた。
しかし、アイザックは成人の直前で家族を処刑され、平民落ちにされ、すべてを失った状態で追放された。
ろくなチートもなく、あるのは子供時代の努力の結果だけ。ともに追放された子ども達を抱えてアイザックは南の港町を目指す──
***
第11回BL小説大賞にエントリーするために修正と加筆を加え、作者のつぶやきは削除しました。(23'10'20)
**
正義の味方にストーカーされてます。〜俺はただの雑魚モブです〜
ゆず
BL
俺は、敵組織ディヴァイアンに所属する、ただの雑魚モブ。
毎回出撃しては正義の戦隊ゼットレンジャーに吹き飛ばされる、ただのバイト戦闘員。
……の、はずだった。
「こんにちは。今日もお元気そうで安心しました」
「そのマスク、新しくされましたね。とてもお似合いです」
……なぜか、ヒーロー側の“グリーン”だけが、俺のことを毎回即座に識別してくる。
どんなマスクをかぶっても。
どんな戦場でも。
俺がいると、あいつは絶対に見つけ出して、にこやかに近づいてくる。
――なんでわかんの?
バイト辞めたい。え、なんで辞めさせてもらえないの?
――――――――――――――――――
執着溺愛系ヒーロー × モブ
ただのバイトでゆるーく働くつもりだったモブがヒーローに執着され敵幹部にも何故か愛されてるお話。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。