主人公の義弟兼当て馬の俺は原作に巻き込まれないためにも旅にでたい

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光の国に転生した闇属性の俺!?

26)友達がいない!

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兄の誕生日パーティーから1年が経った。俺は4歳、兄は11歳だ。兄はあと1年で学園に通うことになる。ゲームの中での学園は経験値を増やしたり新しい魔法を覚えるための大切な場所だ。

『リュミ騎士』の中の学園制度はちょっと変わっていて、主に勉強や魔法の基礎を学ぶ小等部と実際にモンスターと戦ったりして経験を積むことの出来る中等部に分かれている。

小等部3年、中等部3年の6年間構成で進められる。プレイヤーは自分の理想に合わせて授業を組んでいくため、この6年間は大切なものになる。

(それに学園では仲間も見つけられたりするんだよな…)

友達から仲間に進展して魔物退治に行ったりするんだよな…

ん?友達?

「僕、友達いないじゃん!!!」

「あらあら、急に大きな声を出してどうしたの?」

ハッとして周りを見ると皆少し驚いた様子でこちらを見ている。

(ああ、まだ朝食の途中だった…)

急に恥ずかしくなり俯く。顔がみるみるうちに熱くなっている。

「すみません、食事中に大きな声を出してしまいました」

あれから1年経ち、俺の滑舌も良くなってきた。さしすせそ行で噛まなくなったのだ。

「それよりもナハト、お友達が欲しいのかい?」

「あ、はい。実は…」

、お友達が欲しいのかい?」

「えっ」

圧がある。まるで俺には友達なんて必要ないような言い方だ。

「ナハトが可愛いからってそんな言い方はやめなさい。確かにナハトの言う通り友達は必要かもしれないな」

「そんな!何処の馬の骨かも分からないやつをナハトの友達にするなど危険すぎます。純粋なナハトが汚されてしまったらどうするんですか!?」

「う、うーん、何故そんなに意地になっているかのか分からんが私の信用している友人に確かナハトと同じくらいの息子さんがいた気がするから今度お茶に誘ってみよう」

「本当ですか!?」

「私も何人か誘ってみるわね♡もしかしたら運命の出会いもあったりして♡」

パキンッ!

義兄の近くにあったコップにヒビが入る。え、俺に友達ができるのがそんなに嫌なのか?めちゃくちゃ怖い。

「わかりました、ナハトが友人を作ることについては止めません。しかし、本当に彼らがナハトに相応しいかどうかは実際に見て決めます」

「…お兄様…?」

「なので、僕もそのお茶会に参加します」

本当はやめて欲しいがここで嫌だと言ってしまえば友達を作るチャンスも無くしてしまいかねないため黙ることにした。義兄は去年の誕生日から更に過保護になり、俺の行動を監視するようになった。

(そんなに見なくても俺は邪魔しないのにな)

プレゼントしたペンダントだが、義兄はそれをかなり気に入っており、よく魔力の補充を頼まれる。毎回10回分くらいの魔力を込めているのに関わらず7日後位にはペンダントを持って部屋にやってくるのだ。正直怖い。

そんな事は置いといてやっと俺にも家族以外と交流する機会が得られたのだ。義兄付きだが俺は絶対に友達をゲットしてみせる!!



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