1 / 5
1)報われない恋は諦めた方がいい?
しおりを挟む
俺の名前は春野朝陽(はるのあさひ)早速だが俺には大好きで大好きでたまらない恋人がいる。部署は違うが同じ会社に勤めている黒瀬伊月(くろせいつき)だ。
背が高くて、スタイルが良くて、綺麗な黒髪で、声も低くて聞いていると耳が孕んでしまいそうになる。でもやっぱり一番は”顔”だ。ストレートな下ろした髪の間から覗く漆黒の瞳に見つめられたら何も考えられなくなるし、鼻、口、眉、全てのパーツを「神が作ったのか?」と言いたくなるくらい整っている。
なんで急に自分の彼氏の話をしたかって?今、会社の後輩の高嶺直人(たかねなおと)と仕事終わりに飲みにきているんだが、絶賛彼氏の話になっているからである。
「朝陽さん。それ、別れた方がいいですよ」
彼氏の好きなところを話していたら後輩がとんでもないことを言い出した。さっきまで「うんうん」「そんなんですねー」って話を聞いてくれていたのになぜ!?
「その彼氏さん、朝陽さんと付き合ってるのに他のやつともヤってるってことっすよね?」
うぐっ。痛いところを突かれる。
「で、でもそれは付き合った時からわかっていたし、本人に言われてそれでも付き合うって言ったのは俺だし…」
「その前提からおかしいんすよ。付き合ってるのに堂々浮気することを容認する奴なんていますか?それ、セフレより扱い終わってますよ」
「うーん…でも付き合ってもらってるのは俺だし…ほぼ毎日あの顔見れるって思えば…」
鋭い後輩の言葉に反論がなかなかできない。俺は伊月と付き合ってはいるが、他のカップルとは少し違って特殊なのである。その一つがこれ、伊月の女関係、男関係には口出さない。ということ。
初めて聞いた人は驚くかもしれないが、後からまた説明するからもう少しだけ待っていてほしい。
「顔が良い男であれば他にもいますよ。一回は他にも目を向けてみるべきだと思います」
「…他…?」
直人の言葉に首を傾げる。
「そう、たとえば目の前の僕とか」
「直人?」
ビシッと自信満々に自分を指差した直人という男は一般的に言えばかなりのイケメンである。伊月と同じくらいの高身長に、鍛え上げられた肉体。この前聞いたら「筋トレにハマっているんです」と答えてくれた。いかにも女性受けの良さそうな回答である。顔も一つ一つのパーツがくっきりしているし整っている。the好青年といった感じの顔立ちである。
しかし、顔だけで言えば伊月の右に出るものはいない。彫刻のように美しいのだ。目の前を通る人は老若男女を問わず必ず二度見…いや三度見はする。顔の造形に対して彼の右に出るものはハリウッド俳優とか、その域にまで到達しないとないだろう。
背が高くて、スタイルが良くて、綺麗な黒髪で、声も低くて聞いていると耳が孕んでしまいそうになる。でもやっぱり一番は”顔”だ。ストレートな下ろした髪の間から覗く漆黒の瞳に見つめられたら何も考えられなくなるし、鼻、口、眉、全てのパーツを「神が作ったのか?」と言いたくなるくらい整っている。
なんで急に自分の彼氏の話をしたかって?今、会社の後輩の高嶺直人(たかねなおと)と仕事終わりに飲みにきているんだが、絶賛彼氏の話になっているからである。
「朝陽さん。それ、別れた方がいいですよ」
彼氏の好きなところを話していたら後輩がとんでもないことを言い出した。さっきまで「うんうん」「そんなんですねー」って話を聞いてくれていたのになぜ!?
「その彼氏さん、朝陽さんと付き合ってるのに他のやつともヤってるってことっすよね?」
うぐっ。痛いところを突かれる。
「で、でもそれは付き合った時からわかっていたし、本人に言われてそれでも付き合うって言ったのは俺だし…」
「その前提からおかしいんすよ。付き合ってるのに堂々浮気することを容認する奴なんていますか?それ、セフレより扱い終わってますよ」
「うーん…でも付き合ってもらってるのは俺だし…ほぼ毎日あの顔見れるって思えば…」
鋭い後輩の言葉に反論がなかなかできない。俺は伊月と付き合ってはいるが、他のカップルとは少し違って特殊なのである。その一つがこれ、伊月の女関係、男関係には口出さない。ということ。
初めて聞いた人は驚くかもしれないが、後からまた説明するからもう少しだけ待っていてほしい。
「顔が良い男であれば他にもいますよ。一回は他にも目を向けてみるべきだと思います」
「…他…?」
直人の言葉に首を傾げる。
「そう、たとえば目の前の僕とか」
「直人?」
ビシッと自信満々に自分を指差した直人という男は一般的に言えばかなりのイケメンである。伊月と同じくらいの高身長に、鍛え上げられた肉体。この前聞いたら「筋トレにハマっているんです」と答えてくれた。いかにも女性受けの良さそうな回答である。顔も一つ一つのパーツがくっきりしているし整っている。the好青年といった感じの顔立ちである。
しかし、顔だけで言えば伊月の右に出るものはいない。彫刻のように美しいのだ。目の前を通る人は老若男女を問わず必ず二度見…いや三度見はする。顔の造形に対して彼の右に出るものはハリウッド俳優とか、その域にまで到達しないとないだろう。
1
あなたにおすすめの小説
才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
誉コウ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
人並みに嫉妬くらいします
米奏よぞら
BL
流されやすい攻め×激重受け
高校時代に学校一のモテ男から告白されて付き合ったはいいものの、交際四年目に彼の束縛の強さに我慢の限界がきてしまった主人公のお話です。
美澄の顔には抗えない。
米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる