2 / 11
2
しおりを挟む
「真美~!部活終わったよ~!」
部室を出るとすぐに彼女にLINEを送る。これを送る前に、同じ部活の誰かがインスタでストーリーなんてあげた日には手がつけられないことになるだろう。裕也がそんなことを考えているうちに既読がついて
「お疲れ様❤︎寂しかったよ。」
と返信が返ってくる。
「寂しい思いさせてごめんね。いつも待っていてくれてありがとうね!」
思ってもないことを事務作業のように打ち込んでいく。裕也は1ヶ月前の自分をぶん殴ってやりたい気分だった。美紀と別れ、真美と付き合うことを選んだ自分を。
真美と別れたのはほんの些細な喧嘩だった。高校に入ってからなかなか会えていなかったから、裕也の部活が休みである、次の日曜日に久しぶりにデーに行く約束をしていた。だが、裕也は前日の練習後に、明日の2年生の試合にこいと監督に言われた。上の学年の試合に出られることは嬉しかった。練習が終わると直ぐに美紀にLINEした。
「明日の2年生の試合によばれた!」
デートはあるが、これを聞けば美紀だって一緒に喜んでくれるだろう。完全に舞い上がっていた僕は美紀の気持ちを都合の良いように決めつけていた。
「明日のデートはどうするの?」
「また今度にしよ!ごめんね!」
「楽しみにしてたのに。」
「しょうがないじゃん。俺だって楽しみにはしてたよ。でも試合があるから!」
「それはわかってるけどさ、、」
「上の学年の試合に出られるんだよ?すごくない?」
「すごいよ。すごいとは思うけどさ。そうじゃなくてさ、」
「なんだよ。おめでとうくらい言ってくれてもいいじゃん。」
「おめでとう」
「いや、いいわそんなん。とにかく、明日は行けないから。また予定立てよ。」
「もういいよ。もう無理だよ。」
「なにが?」
「高校に入ってから全然会えないし、LINEだって全然してない。忙しいのは分かるけどさ、私のことももう少し考えてよ」
「いや、忙しいなりに連絡もしてるし会おうともしてるじゃん」
「裕也、変わっちゃったね。私もう無理。ごめんなさい。別れてください。」
突然別れを告げられて裕也は驚く。だが、せっかくの気分を台無したされたこともあり、イライラしていた。
「わかった。美紀がそうしたいならそうしよう。さよなら。」
そう言ってスマホをポケットにしまう。
「今までありがとう」
美紀から返信が来るがもう見ない。見たくもなかった。
部室を出るとすぐに彼女にLINEを送る。これを送る前に、同じ部活の誰かがインスタでストーリーなんてあげた日には手がつけられないことになるだろう。裕也がそんなことを考えているうちに既読がついて
「お疲れ様❤︎寂しかったよ。」
と返信が返ってくる。
「寂しい思いさせてごめんね。いつも待っていてくれてありがとうね!」
思ってもないことを事務作業のように打ち込んでいく。裕也は1ヶ月前の自分をぶん殴ってやりたい気分だった。美紀と別れ、真美と付き合うことを選んだ自分を。
真美と別れたのはほんの些細な喧嘩だった。高校に入ってからなかなか会えていなかったから、裕也の部活が休みである、次の日曜日に久しぶりにデーに行く約束をしていた。だが、裕也は前日の練習後に、明日の2年生の試合にこいと監督に言われた。上の学年の試合に出られることは嬉しかった。練習が終わると直ぐに美紀にLINEした。
「明日の2年生の試合によばれた!」
デートはあるが、これを聞けば美紀だって一緒に喜んでくれるだろう。完全に舞い上がっていた僕は美紀の気持ちを都合の良いように決めつけていた。
「明日のデートはどうするの?」
「また今度にしよ!ごめんね!」
「楽しみにしてたのに。」
「しょうがないじゃん。俺だって楽しみにはしてたよ。でも試合があるから!」
「それはわかってるけどさ、、」
「上の学年の試合に出られるんだよ?すごくない?」
「すごいよ。すごいとは思うけどさ。そうじゃなくてさ、」
「なんだよ。おめでとうくらい言ってくれてもいいじゃん。」
「おめでとう」
「いや、いいわそんなん。とにかく、明日は行けないから。また予定立てよ。」
「もういいよ。もう無理だよ。」
「なにが?」
「高校に入ってから全然会えないし、LINEだって全然してない。忙しいのは分かるけどさ、私のことももう少し考えてよ」
「いや、忙しいなりに連絡もしてるし会おうともしてるじゃん」
「裕也、変わっちゃったね。私もう無理。ごめんなさい。別れてください。」
突然別れを告げられて裕也は驚く。だが、せっかくの気分を台無したされたこともあり、イライラしていた。
「わかった。美紀がそうしたいならそうしよう。さよなら。」
そう言ってスマホをポケットにしまう。
「今までありがとう」
美紀から返信が来るがもう見ない。見たくもなかった。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜
小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。
でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。
就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。
そこには玲央がいる。
それなのに、私は玲央に選ばれない……
そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。
瀬川真冬 25歳
一ノ瀬玲央 25歳
ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。
表紙は簡単表紙メーカーにて作成。
アルファポリス公開日 2024/10/21
作品の無断転載はご遠慮ください。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる