5 / 12
五 雫
しおりを挟む
幻影が消えても、汐音の内側には、あの雨宿りの本屋の温もりがくすぶり続けていた。老店主の寂しげな笑顔。去っていく少年の背中。
彼女は知りたかった。あの日、本屋で出会った二人——あの、自分によく似た少女と、眼鏡の少年のその後を。
机の上に置かれた古書は、再び幻を見せる気配はなかった。
むしろ、湿気を帯びた紙の匂いがかすかに漂うだけだ。汐音はそっと手を伸ばし、表紙に触れた。冷たい。先程までの微かな温もりは消えている。
(どうすれば、また見られるのだろう)
彼女は目を閉じ、呼吸を深くした。
水上都市で教わる瞑想法は、神への祈りや自己の浄化のためだ。しかし今、彼女が求めているのは、過去への「接続」。それは規則にない行為であり、彼女自身もどうすればいいかわからなかった。
ふと、彼女はあることを思いついた。あの幻影の中で、少女が少年の顔を拭ったハンカチ。おばあちゃんからもらった、あの刺繍入りのハンカチだ。
彼女は引き出しを開け、白い麻布のハンカチを取り出した。端に刺された小さな花——祠の近くで見た青い花によく似ている。
彼女はこのハンカチを左手に持ち、右手で古書に触れた。
何かが、つながった。
目を閉じた暗闇の中で、ピンと張った弦が振動するような感覚が走った。
次に、雨音が、遠くから、そして急速に近づいてきた。
ざあ――――
視界が開ける。再び、あの雨の日の楡堂の中だ。
しかし今回は、視点が少し違う。
より近く、より鮮明に、あの「すれ違い」の瞬間を見ている。
眼鏡の少年——名は春馬ということが、老店主との会話から聞き取れた——が、カウンターで何か小包を受け取っている。
試験の参考書らしい。彼の表情は真剣で、少し疲れているようにも見える。
明日、引っ越しだという話が、店主との会話の端々から伝わってくる。父親の転勤で、田舎へ行くのだ。
一方、ドアの方では、少女——美百合が、雨に叩かれるガラス戸を不安そうに見つめている。
彼女もカバンを持っている。図書館で借りた本を返しに来たのだろう、袋からは何冊かの背表紙が覗いている。
「じゃあ、おじさん。長い間、本当にありがとうございました」
春馬が深々と頭を下げる。
「おう、元気でな。新しい土地でも、本はおとすなよ」
老店主は温かく、しかしどこか寂しそうに笑う。
春馬は背負ったリュックサックの紐を締め直し、いよいよ店を出ようとする。
その時、美百合がドアを押し開けた。
かん、と鈴が鳴る。
二人はぎりぎりですれ違う。春馬がドアを開け、美百合が入ってくる。
一瞬、彼女の傘の先端が春馬の足に当たりそうになり、彼はよける。
「あ、ごめんなさい!」
美百合が声を上げるが、春馬は「いえ」と小さく言うだけだ。彼はもう、この店とも、この街ともお別れを言う心境で、一刻も早く雨の中へ飛び出したいと思っている。感傷に浸っている余裕はない。
彼がドアを開け、冷たい雨の風が店内に流れ込む。
そして、美百合が無意識に傘を振り払う。
汐音は、この瞬間を、息をのんで見つめていた。幻影の中ではあるが、時間の流れが不思議にゆったりと感じられる。
飛び散るしずくの一つ一つが、光を反射してきらめきながら、ゆっくりと春馬の方向へと弧を描く。
ばしゃっ。
幾筋ものしずくが、春馬の頬、鼻梁、そして眼鏡のレンズに見事に命中した。
「わっ!」
春馬は思わず目を閉じ、顔を背ける。眼鏡は一瞬で曇り、彼の視界はぼやけた。上着の肩もみるみる暗い色に染まっていく。
「ご、ごめんなさい! 本当にごめんなさい!」
美百合の声には、本物の慌てと申し訳なさが込められている。彼女は大急ぎでカバンを漁り、中から白いハンカチを取り出す。
その端には、確かに一輪の青い花が丁寧に刺繍されている。汐音の持つものと瓜二つだ。
美百合はためらわずに春馬に近づき、ハンカチで彼の顔を拭い始める。
まずは眼鏡のフレームから。彼女の指が、春馬のこめかみに触れる。
(あ……)
幻影を見つめる汐音でさえ、その触感が伝わってくるかのような錯覚を覚えた。
生身の人間の肌の温もり。
それは、ロボットの人工皮膚や、水上都市の均一な室温とは全く異なる、生きている証のようなものだ。
春馬は完全に固まっている。あまりに突然のことで、思考が停止した。
顔を拭う少女の息づかいが近い。彼の心臓が、ドクンドクンと早鐘を打つのが自分でもわかる。
顔が火照り、耳が熱くなっていく。
「あ、あの……もう、本当に大丈夫ですから……」
彼はようやく言葉を絞り出し、無意識に身を引こうとする。その時、彼の手が美百合の手に触れた。
二人の手の間に、ハンカチが挟まれている。
その瞬間、春馬の中である感情が爆発した。
恥ずかしさ。
慌て。
そして、このままここにいられないという、本能的な焦り。
彼は咄嗟にハンカチをぎゅっと握りしめ、美百合の手から引き離した。
「すいません!」
それだけ叫ぶと、彼は振り返り、雨の降りしきる外へと走り出した。
ドアが勢いよく閉まり、鈴が乱暴に鳴り響く。
店内には、呆然と立ち尽くす美百合と、何事もなかったように本を整理し続ける老店主だけが残された。
美百合はぽつりと呟く。
「……変な人」
しかし、彼女は俯いたまま、ほんの少しだけ、口元を緩めていた。そして、床に光るものを見つけてかがみ込む。春馬が落とした小さなキーホルダーだった。金属製で、歯車の形をしている。
彼女はそれを拾い、掌に載せて見つめた。そして、そっとポケットにしまった。
幻影はそこで、再びゆらめき始める。
美百合が老店主に温かいお茶を勧められ、カウンターに座る。濡れた髪をハンカチで拭おうとするが、手元にないことに気づき、きょとんとする。
一方、雨の中を走る春馬は、やがて足を止め、息を切らして立ち尽くた。
手の中のハンカチを見つめる。その端の刺繍に触れる。彼の耳はまだ赤い。
彼はゆっくりと、そのハンカチを自分の胸ポケットに、丁寧にしまい込んだ。
光が薄れ、幻影が霧散していく。
汐音は自室の机の前で、ゆっくりと目を開けた。左手に握ったハンカチが、少し汗ばんでいた。
右手の下にある古書は、相変わらず静かだ。
彼女は深く息を吸った。
(春馬……美百合……)
今、彼女は二人の名前を知った。そして、あの一瞬のすれ違いが、ただの偶然ではなかったことも。
彼女は知りたかった。あの日、本屋で出会った二人——あの、自分によく似た少女と、眼鏡の少年のその後を。
机の上に置かれた古書は、再び幻を見せる気配はなかった。
むしろ、湿気を帯びた紙の匂いがかすかに漂うだけだ。汐音はそっと手を伸ばし、表紙に触れた。冷たい。先程までの微かな温もりは消えている。
(どうすれば、また見られるのだろう)
彼女は目を閉じ、呼吸を深くした。
水上都市で教わる瞑想法は、神への祈りや自己の浄化のためだ。しかし今、彼女が求めているのは、過去への「接続」。それは規則にない行為であり、彼女自身もどうすればいいかわからなかった。
ふと、彼女はあることを思いついた。あの幻影の中で、少女が少年の顔を拭ったハンカチ。おばあちゃんからもらった、あの刺繍入りのハンカチだ。
彼女は引き出しを開け、白い麻布のハンカチを取り出した。端に刺された小さな花——祠の近くで見た青い花によく似ている。
彼女はこのハンカチを左手に持ち、右手で古書に触れた。
何かが、つながった。
目を閉じた暗闇の中で、ピンと張った弦が振動するような感覚が走った。
次に、雨音が、遠くから、そして急速に近づいてきた。
ざあ――――
視界が開ける。再び、あの雨の日の楡堂の中だ。
しかし今回は、視点が少し違う。
より近く、より鮮明に、あの「すれ違い」の瞬間を見ている。
眼鏡の少年——名は春馬ということが、老店主との会話から聞き取れた——が、カウンターで何か小包を受け取っている。
試験の参考書らしい。彼の表情は真剣で、少し疲れているようにも見える。
明日、引っ越しだという話が、店主との会話の端々から伝わってくる。父親の転勤で、田舎へ行くのだ。
一方、ドアの方では、少女——美百合が、雨に叩かれるガラス戸を不安そうに見つめている。
彼女もカバンを持っている。図書館で借りた本を返しに来たのだろう、袋からは何冊かの背表紙が覗いている。
「じゃあ、おじさん。長い間、本当にありがとうございました」
春馬が深々と頭を下げる。
「おう、元気でな。新しい土地でも、本はおとすなよ」
老店主は温かく、しかしどこか寂しそうに笑う。
春馬は背負ったリュックサックの紐を締め直し、いよいよ店を出ようとする。
その時、美百合がドアを押し開けた。
かん、と鈴が鳴る。
二人はぎりぎりですれ違う。春馬がドアを開け、美百合が入ってくる。
一瞬、彼女の傘の先端が春馬の足に当たりそうになり、彼はよける。
「あ、ごめんなさい!」
美百合が声を上げるが、春馬は「いえ」と小さく言うだけだ。彼はもう、この店とも、この街ともお別れを言う心境で、一刻も早く雨の中へ飛び出したいと思っている。感傷に浸っている余裕はない。
彼がドアを開け、冷たい雨の風が店内に流れ込む。
そして、美百合が無意識に傘を振り払う。
汐音は、この瞬間を、息をのんで見つめていた。幻影の中ではあるが、時間の流れが不思議にゆったりと感じられる。
飛び散るしずくの一つ一つが、光を反射してきらめきながら、ゆっくりと春馬の方向へと弧を描く。
ばしゃっ。
幾筋ものしずくが、春馬の頬、鼻梁、そして眼鏡のレンズに見事に命中した。
「わっ!」
春馬は思わず目を閉じ、顔を背ける。眼鏡は一瞬で曇り、彼の視界はぼやけた。上着の肩もみるみる暗い色に染まっていく。
「ご、ごめんなさい! 本当にごめんなさい!」
美百合の声には、本物の慌てと申し訳なさが込められている。彼女は大急ぎでカバンを漁り、中から白いハンカチを取り出す。
その端には、確かに一輪の青い花が丁寧に刺繍されている。汐音の持つものと瓜二つだ。
美百合はためらわずに春馬に近づき、ハンカチで彼の顔を拭い始める。
まずは眼鏡のフレームから。彼女の指が、春馬のこめかみに触れる。
(あ……)
幻影を見つめる汐音でさえ、その触感が伝わってくるかのような錯覚を覚えた。
生身の人間の肌の温もり。
それは、ロボットの人工皮膚や、水上都市の均一な室温とは全く異なる、生きている証のようなものだ。
春馬は完全に固まっている。あまりに突然のことで、思考が停止した。
顔を拭う少女の息づかいが近い。彼の心臓が、ドクンドクンと早鐘を打つのが自分でもわかる。
顔が火照り、耳が熱くなっていく。
「あ、あの……もう、本当に大丈夫ですから……」
彼はようやく言葉を絞り出し、無意識に身を引こうとする。その時、彼の手が美百合の手に触れた。
二人の手の間に、ハンカチが挟まれている。
その瞬間、春馬の中である感情が爆発した。
恥ずかしさ。
慌て。
そして、このままここにいられないという、本能的な焦り。
彼は咄嗟にハンカチをぎゅっと握りしめ、美百合の手から引き離した。
「すいません!」
それだけ叫ぶと、彼は振り返り、雨の降りしきる外へと走り出した。
ドアが勢いよく閉まり、鈴が乱暴に鳴り響く。
店内には、呆然と立ち尽くす美百合と、何事もなかったように本を整理し続ける老店主だけが残された。
美百合はぽつりと呟く。
「……変な人」
しかし、彼女は俯いたまま、ほんの少しだけ、口元を緩めていた。そして、床に光るものを見つけてかがみ込む。春馬が落とした小さなキーホルダーだった。金属製で、歯車の形をしている。
彼女はそれを拾い、掌に載せて見つめた。そして、そっとポケットにしまった。
幻影はそこで、再びゆらめき始める。
美百合が老店主に温かいお茶を勧められ、カウンターに座る。濡れた髪をハンカチで拭おうとするが、手元にないことに気づき、きょとんとする。
一方、雨の中を走る春馬は、やがて足を止め、息を切らして立ち尽くた。
手の中のハンカチを見つめる。その端の刺繍に触れる。彼の耳はまだ赤い。
彼はゆっくりと、そのハンカチを自分の胸ポケットに、丁寧にしまい込んだ。
光が薄れ、幻影が霧散していく。
汐音は自室の机の前で、ゆっくりと目を開けた。左手に握ったハンカチが、少し汗ばんでいた。
右手の下にある古書は、相変わらず静かだ。
彼女は深く息を吸った。
(春馬……美百合……)
今、彼女は二人の名前を知った。そして、あの一瞬のすれ違いが、ただの偶然ではなかったことも。
0
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
スカッと文庫
恋愛
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
後宮の偽花妃 国を追われた巫女見習いは宦官になる
gari@七柚カリン
キャラ文芸
旧題:国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
☆4月上旬に書籍発売です。たくさんの応援をありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる