永田英晃

永田英晃

名古屋大学卒業。東京都社会教育団体や一般社団法人の代表を務め、コミュニティ形成・日本文化振興に向けた公益活動にも積極的に取り組んでいる。今年は新たな挑戦として小説執筆を開始する。
3
ライト文芸 完結 短編
西暦二×××年。戦争、天変地異、そして巨大隕石「ヨルムンガンド」の落下により、かつて日本と呼ばれた国は死滅した。文明は灰燼に帰し、生き残った人々は瓦礫を漁り、今日という日をただやり過ごすだけの存在──蟻のように生きるしかなかった。 その廃墟で、孤高の青年・剣(つるぎ)は、瀕死の老人から黄金に輝く一枚の古地図「創国図」を託される。老人は最期の言葉として、こう言い遺した。「この国を立て直せ」と。 愚かしい夢だと冷笑しながらも、剣は幼馴染みの真(しん)と共に、地図が示す清らかな水源を求めて危険な地下廃墟へと潜る。幾多の変異生物との死闘の末、彼らは奇跡的に湧き水を掘り当てる。その噂を聞きつけた村人たちが少しずつ協力を始め、廃墟の一角に「始まりの村」が誕生する。 しかし、水と希望を独占しようとする武装集団「鉄牙団」の妨害が相次ぎ、村は幾度も崩壊の危機に直面する。さらに追い打ちをかけるように、最も信頼していた者による裏切りが剣の心を深く抉った。 絶望の淵で濁流に身を投げようとしたその瞬間、剣の前に天女・咲耶(さくや)が降臨する。彼女に導かれ天界へと昇った剣は、そこで「先見の眼」と「心動の術」という二つの力を得るための過酷な修練に挑む。未来を見通し、人の心に語りかける力──しかしそれには、人間らしい感情を少しずつ失っていくという代償があった。 三年後、力を得て現世に戻った剣を待っていたのは、さらなる地獄だった。人々の絶望と負の感情が実体化した悪魔「カゲ」が国土を覆い尽くし、生き残ったかつての仲間たちは地下の廃坑で息を潜めていた。剣は持ち帰った力で人々の心を再び目覚めさせ、カゲの主「大禍津日」との決戦に挑む。 荒廃した廃墟から始まった建国の物語は、やがて一人の青年の戦いを超え、人々の結束が奇跡を起こす壮大な叙事詩へと展開していく。これは「もう一度、国を作る」という途方もない夢に挑んだ者たちの記録である。 絶望の時代にこそ輝く、人の絆と再生の物語。全十二話。
24h.ポイント 0pt
小説 224,482 位 / 224,482件 ライト文芸 9,514 位 / 9,514件
文字数 71,231 最終更新日 2026.05.10 登録日 2026.05.05
ライト文芸 完結 短編
もしも、あなたの手にある一枚のハンカチが、百年を超える運命の証だとしたら── ここは、百年後の東京。 水没した関東平野に浮かぶ水上都市「東京蓮」。 全ては秩序に支配され、人間の役目は神事に特化した世界。 十五歳の少女・汐音は、心にぽっかり空いた虚しさを抱えていた。 規則に満ちた日常に、何かが足りない──。 高尾山での神事の折、彼女は山奥で古びた祠を見つける。 中にあった一冊の本は、輝き、幻影を見せた。 そこに映ったのは、百年前の東京。 雨に煙る小さな古書店「楡堂」。 美百合と春馬、二人の恋の軌跡。
24h.ポイント 0pt
小説 224,482 位 / 224,482件 ライト文芸 9,514 位 / 9,514件
文字数 25,971 最終更新日 2026.01.17 登録日 2026.01.17
ライト文芸 完結 短編
千年の恋が、今、時を超えて甦る―― 現代の女子高生・綾瀬紫織は、ある日図書室で不思議な古書『平安異聞記』を手に取る。ページをめくった瞬間、彼女は紅葉散る平安京へとタイムスリップしてしまう。十二単に身を包み「西より来たりし姫」として生きることを余儀なくされた紫織は、左大臣家に仕える若き将・彰紋と出会う。 雅やかながらも陰謀渦巻く宮中で、二人は次第に心を通わせていく。しかし、都には「物の怪」と呼ばれる闇の存在が頻出し、人々を脅かし始める。紫織こそが異界との境界を弱める「扉」であり、物の怪たちが彼女を「皇」として狙っていることを知った彰紋は、彼女を守ることを誓う。 やがて深まる愛の中で、紫織は決意する――愛する都と人を守るため、彰紋と共に異界へ赴き、闇の根源と戦うことを。しかし異界での壮絶な戦いの果て、二人は絶体絶命の危機に陥る。紫織は現代へ強制送還され、彰紋は異界に取り残されてしまう。
24h.ポイント 0pt
小説 224,482 位 / 224,482件 ライト文芸 9,514 位 / 9,514件
文字数 44,964 最終更新日 2026.01.08 登録日 2026.01.08
3