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はじまりの話
ゴダの街の朝
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「んー」
朝日の光で目を覚ました。
カーテンを通して少し入ってくる。
今日も良い天気みたい。
春でも朝は少し冷え込む。
少しベッドでゆっくりしていた。
前は朝なんてバタバタと身支度をすませて出勤するのに必死だったけど、こんなにゆっくり過ごせるなんて嬉しい。
顔を洗い、歯磨きをした。
私は地毛が少し茶色いロングヘアだ。
少し癖っ毛でクリんとしている。
髪をこれもセラさんのお店で買った何かの動物の皮で作っているベージュの紐で一つ結びにした。
昨日買った服に着替えてコートを羽織った。
ショートパンツって少し抵抗あるけど、落ち着いた色合いだからそのうち馴染むかな♪
身支度をすませて、一階に降りる。
食堂の入り口の方に女将さんがいた。
「女将さん、おはようございます!」
「あら、おはよう、早いわね!」
「早めに眠って朝日で起きました。グッスリ眠れてゆっくり身支度もできましたよ」
「それはよかった、ゴダの街はそこまで大きな建物が多くないからね、日がよく当たって洗濯物もよく乾くのさ♪朝ごはんはどうするんだい?」
「食堂でとりたいのですが、追加料金で大丈夫です!」
「大丈夫だよ!朝ごはんはパンとハムエッグとウィンナーとサラダとスープ。あとはドリンクが選べるよ!」
「ありがとうございます!飲み物はあたたかいコーヒーでお願いします!」
「はいよ♪席は好きなところに座っておくれ!」
「はい、では窓際の席に座ってます。」
まだ朝早いからか誰も人がいない。
窓際に座って外を眺めていた。
やっぱり、朝から活気のある街だ。
通りがお店が多いからか賑わっている。
もう露店を出す準備をしている人もいるし。
しばらくすると朝ごはんが運ばれてきたのでゆっくりと食べた。
朝ごはんもまた美味しい。
「今日は何して過ごすんだい?」
女将さんが周りのテーブル準備をしながら話しかけてきてくれた。
「今日はギルドに行くのと図書館に行こうと思ってます。まだまだ新米なので調べ物をするために。」
「そうかい。ギルドは朝は依頼版を見に冒険者が沢山いるから気をつけなさいね。荒いやつもいるからねぇ。図書館は時計台と同じくこの街の自慢の一つさ。大きくて書物も揃ってるからね♪」
「そうなんですね、楽しみです。本好きなので♪」
「時間ぎあったら時計台も見てみたらいいよ、立派なものさ。」
「はい、ありがとうございます、楽しみです!」
女将さんと話していると厨房の方から男性が出てきた。
「あら、仕込みは終わったのかい?」
「あぁ、ちょっとひと休みだ。」
ガタイのいい、髭の生やしたおじさんだ。
怖い感じの、声が低くて太い。
「あんた、昨日話した冒険者のモエちゃんだよ。可愛いだろう♪」
「あぁ、あんたが。よろしくな。俺はここのマスターのガンジーだ。」
「モエです。まだ旅に出たばかりで知らないことばかりですが、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げた。
「あたしの旦那だよ。怖面だけど、優しい人だから、わからないことがあったらなんでも聞いておくれ!」
素敵な夫婦だ。2人でこの宿屋兼食堂をしているそうだ。
「確かに、こんな別嬪さんだと目立つな。よく昨日あいつらが騒がなかったものだ。」
「いや、もちろん騒いでたわよ、私が前もって言い聞かせたからね!」
なんのことだろう?
私はポカンと話を聞いていた。
「あぁ、ごめんね!こっちの話さ」
マスターも良い人だし。
良い人たちのいる街に出会えてよかった。
さて、今日も忙しくなりそうだ。
部屋に戻り出かける準備をした。
今日は魔法も試せるならいいけど。
自分がどんな感じかもわからないし。
戸締まりをして出発した。
朝日の光で目を覚ました。
カーテンを通して少し入ってくる。
今日も良い天気みたい。
春でも朝は少し冷え込む。
少しベッドでゆっくりしていた。
前は朝なんてバタバタと身支度をすませて出勤するのに必死だったけど、こんなにゆっくり過ごせるなんて嬉しい。
顔を洗い、歯磨きをした。
私は地毛が少し茶色いロングヘアだ。
少し癖っ毛でクリんとしている。
髪をこれもセラさんのお店で買った何かの動物の皮で作っているベージュの紐で一つ結びにした。
昨日買った服に着替えてコートを羽織った。
ショートパンツって少し抵抗あるけど、落ち着いた色合いだからそのうち馴染むかな♪
身支度をすませて、一階に降りる。
食堂の入り口の方に女将さんがいた。
「女将さん、おはようございます!」
「あら、おはよう、早いわね!」
「早めに眠って朝日で起きました。グッスリ眠れてゆっくり身支度もできましたよ」
「それはよかった、ゴダの街はそこまで大きな建物が多くないからね、日がよく当たって洗濯物もよく乾くのさ♪朝ごはんはどうするんだい?」
「食堂でとりたいのですが、追加料金で大丈夫です!」
「大丈夫だよ!朝ごはんはパンとハムエッグとウィンナーとサラダとスープ。あとはドリンクが選べるよ!」
「ありがとうございます!飲み物はあたたかいコーヒーでお願いします!」
「はいよ♪席は好きなところに座っておくれ!」
「はい、では窓際の席に座ってます。」
まだ朝早いからか誰も人がいない。
窓際に座って外を眺めていた。
やっぱり、朝から活気のある街だ。
通りがお店が多いからか賑わっている。
もう露店を出す準備をしている人もいるし。
しばらくすると朝ごはんが運ばれてきたのでゆっくりと食べた。
朝ごはんもまた美味しい。
「今日は何して過ごすんだい?」
女将さんが周りのテーブル準備をしながら話しかけてきてくれた。
「今日はギルドに行くのと図書館に行こうと思ってます。まだまだ新米なので調べ物をするために。」
「そうかい。ギルドは朝は依頼版を見に冒険者が沢山いるから気をつけなさいね。荒いやつもいるからねぇ。図書館は時計台と同じくこの街の自慢の一つさ。大きくて書物も揃ってるからね♪」
「そうなんですね、楽しみです。本好きなので♪」
「時間ぎあったら時計台も見てみたらいいよ、立派なものさ。」
「はい、ありがとうございます、楽しみです!」
女将さんと話していると厨房の方から男性が出てきた。
「あら、仕込みは終わったのかい?」
「あぁ、ちょっとひと休みだ。」
ガタイのいい、髭の生やしたおじさんだ。
怖い感じの、声が低くて太い。
「あんた、昨日話した冒険者のモエちゃんだよ。可愛いだろう♪」
「あぁ、あんたが。よろしくな。俺はここのマスターのガンジーだ。」
「モエです。まだ旅に出たばかりで知らないことばかりですが、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げた。
「あたしの旦那だよ。怖面だけど、優しい人だから、わからないことがあったらなんでも聞いておくれ!」
素敵な夫婦だ。2人でこの宿屋兼食堂をしているそうだ。
「確かに、こんな別嬪さんだと目立つな。よく昨日あいつらが騒がなかったものだ。」
「いや、もちろん騒いでたわよ、私が前もって言い聞かせたからね!」
なんのことだろう?
私はポカンと話を聞いていた。
「あぁ、ごめんね!こっちの話さ」
マスターも良い人だし。
良い人たちのいる街に出会えてよかった。
さて、今日も忙しくなりそうだ。
部屋に戻り出かける準備をした。
今日は魔法も試せるならいいけど。
自分がどんな感じかもわからないし。
戸締まりをして出発した。
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