異世界で生きていく。

モネ

文字の大きさ
12 / 128
はじまりの話

初めての依頼

しおりを挟む
門を出ると野原が広がっていて小さな川もあった。
草花がたくさんあって綺麗だ。
少し向こうには森もある。
この辺も採取可能らしいが森の近くの方が珍しい植物もあるらしい。
森の奥の方が更に発見できるそうだが、あまり森の奥深くまで行くのはやめておこう。
途中くらいまでならいいかな。

まずは少し歩きながら植物の解析をしながら採取した。
解析は便利だ、名前やどんなものなのか、何に使えるかなど詳しく調べることができる。
私は調合用の薬草なども採取していった。

白草という小さな白い花が咲いた薬草。
これはポーションに使えるそうだ。
多めに採取した。

森の浅いところに進むと、更に植物の種類が増える。
木にはりんごやオレンジやブドウなどの果物。
あとは茶色い丸い実。これはパームの実といって、石鹸や洗剤などの元になる実らしい。
これは使い道が色々ありそうと思いいくつか採取した。

ハーブも色々な種類があり、大体が元の世界と同じ呼び名。

この辺はすごく自然豊かだ。
集中してとっていたら少しお昼を少しまわっていた。
森からでて、さっきの野原の小さな川のところに行って手を洗った。
川の水は解析で安全か確認してある。
森から流れる綺麗な水らしく、飲料水としても大丈夫なようだ。
ティアからもらったアイテムの中に水筒があったので、それに水を入れておいた。

露店で買ったサンドイッチとアイスコーヒーでランチだ。
良い天気の日に野原でランチなんてピクニックのようで、楽しい。

休憩をしたあと、また少し採取して結構たくさんの収穫があったので、終了して次は魔法を試すことにした。

森の中で、誰もいないか確認してそこで練習してみる。
「ファイアーボール!」
勉強してたことを思い出しながら魔法を使ってみる。

ボンッ!!

「初めての攻撃魔法。」
結構な威力があった。
やはり魔力が強いからってのがあるのかな。
少し弱めにと念じながら再度ファイアーボールを使ってみる。

ポンッ

少し小さめのファイアーボールがうてた。
念じながら威力の調節をすればいいのか。

他にはウォーターボール、アイスカッター
ウィンドショック、アースウォール
があった、他にも経験値などが上がってくると新しい魔法が使えるようになるそうだ。

日々の冒険での経験が強くなる秘訣ということか。

ひととおり魔法を試してから練習を終わることにした。

少し疲れたので休憩がてら、座って水分補給をしていると、茂みの中からガサガサと音が聞こえた。

!!
まさか、魔物?
森の中に来ているし現れてもおかしくないかも。

茂みを見て解析を始めた。
ワイルドボア
猪の魔物。

「グワァー」

ビクッ!
大きな鳴き声だったのでびっくりした。
倒すしかない。

こちらに向かってくるのを見計って構えた。
「ウォーターボール!」

バシュッー!!

勢いのある魔法がうてた。
ワイルドボアはパタリと倒れた。
気を失ってるだけだ。
とりあえず魔法で凍結した。
火の魔法より凍らせた方がそのままの状態が保てるのでそうしてみた。

「ふぅ。怖かった。」
ワイルドボアは買取はもちろん、色々使い道があるらしい。

牙は武器や防具、アクセサリーにも使われているという。
あいにく自分で解体はできない。
できればしたくはないので、ギルドに持って行くことにする。
こんな大きな魔物でもバックにスッと入っていく、そして重くない。
便利だ。

カサッ
!!
さっきワイルドボアがいた茂みからまた音がした。
また魔物?

再度解析をする。
「リス 動物」

リス?
魔物ではないのか?

カサカサカサ

小さな尻尾がクリンとしたリスが木の実を持ってでてきた。

「スック」

可愛い!!
見た感じ敵意はなさそうだ。
ワイルドボアに狙われていたのかな。
無事でよかった。

「おいで、もう魔物はいないよ♪」
声をかけてしゃがむと近くに寄ってきた。

「スック」
リスはそばに来てくれた。
器にお水を入れてあげてみた。
最初は警戒していたがすぐ飲んでくれた。
ホッとした。

「君は1人なの?」
「スック」
んー、どうやら1人のようだ。
家族とか仲間がいるならそこまで連れて行ってあげようと思ったが。

ずっといる場所だから大丈夫かな?
そろそろ日が傾いてきている、街に戻らなきゃ。
「私はそろそろ街に戻るから、魔物に気をつけてね」
私は立ち上がり帰る支度をする。

歩き始めると後ろからリスちゃんがずっとついてくる。
ん?
「こっちは街の方向だからお家へ帰りなさい」
声をかけてもわかるはずもなく。
「スック」

んー、困ったな。
しゃがむとリスはジャンプして腕に登って肩まで上がってきた。
「わぁ!」

どうやら、仲良くしてくれるみたいだ。
嬉しいけど、自分の住処に戻らなくていいのだろうか。
穏やかな場所でも夜になると魔物が多くなるはずだ。

「んー。一緒に来る?」
悩んだ挙句伝わらないだろうが聞いてみた。
「スック!」
尻尾をフリフリしながら飛び跳ねていた。
少し言ってること伝わってるかな?
とりあえず肩に乗って嬉しそうなので、連れて帰ることにした。
でも宿とかは動物大丈夫なのかな。
少しこわいけど。

リスさんを肩に乗せたまま街の方向へ歩いた。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

月が出ない空の下で ~異世界移住準備施設・寮暮らし~

於田縫紀
ファンタジー
 交通事故で死んだ筈の私は、地球ではない星の一室にいた。ここは地球からみて異世界で、人口不足の為に他世界から移民を求めており、私も移民として転移させられたらしい。ただし移民だから言葉は通じないし生活習慣も違う。だから正式居住までの1年間、寮がある施設で勉強することになるようだ。  突然何もかも変わって、身体まで若返ってしまった私の、異世界居住の為の日々が始まった。  チートなし、戦闘なし、魔物無し、貴族や国王なし、恋愛たぶんなしというお話です。魔法だけはありますが、ファンタジーという意味では微妙な存在だったりします。基本的に異世界での日常生活+α程度のお話です。  なお、カクヨムでも同じタイトルで投稿しています。

チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~

黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」 女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。 この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。 『勇者道化師ベルキッド、追放される』 『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

処理中です...