異世界で生きていく。

モネ

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第ニ章の話

マリンへ帰還

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翌朝、朝食を済ませて、野営地を片付けた。
今朝はすっかり晴れ渡っている。
まだ寒さはあるが。

早めに出発した。
これなら夕方くらいにはマリンにつくそうだ。
「あとは帰るだけだ。疲れたら言えよ。」
「はい、ありがとうございます。」
2人でたまに出る魔物を倒しながら森の出口へ向かう。
今日はスックはレンさんの肩に乗っている。
すごく懐いていて可愛い。
レンさんも嬉しそうだった。
レンさんは背が高いからスックも景色が違って新鮮なのかキョロキョロしている。

「もうすぐ出口だ。出たら少し休暇がてら昼飯にしよう。」
「はい。」
少し歩くと森を抜けた。
森の中より明るくて少し眩しい。
「はぁー、ぬけましたね!」
「あぁ、あとは帰るだけだな。」
休憩がとれそうな場所で軽くランチをしてお茶を飲んでまた歩き出した。

時々馬車などにすれ違った。
久しぶりに馬車を見たな。
この数日長かったな。
そんなことを思いながら歩いて行くと街が見えてきた。
帰りは魔物にもそんな遭遇することもなかったからか、スムーズに進んだ。
「マリンの街だ!やっと帰ってこれましたね!」
「あぁ、疲れたなぁ。」
「はい!今日は北の街で宿泊ですか?」
「あぁ、ギルドで手続きやらしたらもう夜だろうしな。夜も南までの馬車は出てるが移動ばかりはキツイだろう。」
「はい!数日ぶりに宿で泊まれるから熟睡しそうです!」
「クッ。確かにな。明日はゆっくり起きて帰るか。」
「はい!」

マリンの街の北門に着き、門番さんと話してからギルドに向かった。
受付で依頼達成の話をするとギルマスがきてくれた。
「レン!」
「ジャンさん。達成した。」
「あぁ、本当ありがとう。ちょっと話を聞いてもいいか?」
「あぁ、もちろんだ。」
私たちはギルマスの部屋に通してもらいソファに座って話し始めた。
「それで、やはり魔素だまりか?」
「あぁ、森の奥の方にあった、まだ巨大化する前だった。そのあとはいつもの北の森に戻っていたよ。」
「そうか。ありがとう。地図があるからどの辺か教えてもらえるか?」
「あぁ、このルートで行ってこの辺だった。」
レンさんとギルマスは地図を見ながら話している。
「ありがとう、早速調査に向かわせる。今魔物とかの鑑定してるから待っててくれ。コーヒーも飲んでくれ。」
「あぁ、ありがとう。ジャンさん、それでこの街の医療品はどうだ?大丈夫そうなのか?」
「あぁ、なんとかね。近隣の街にも声をかけてなんとか。」
「あの、私毒消し薬と解熱剤作ったのでこれもどうぞ。」
私は昨日作ったものを出した。
「いいのかい?」
「はい!もちろんです!」
「ありがとう。これは買い取らせてもらうよ。」

よかった、少しでも役に立って。
「しかしモエさんはレンと共にできるくらいだからよほど強いんだろうね。Dランクより上に感じるよ。」
「いえ、私はそんなに強くないです。レンさんが強いから助けてもらうばかりで。」
「いや、モエは強え。これからもっと成長するだろ。それに野営が快適だった。本格的な飯は食えるし風呂も入れるし、トイレもある」
「え!?食事にお風呂?どうやって?」
「あっ生活魔法で簡単なキッチンを作ったりお風呂もトイレも生活魔法を使って。」
「なるほどね。それはいいね。今度どんなふうにしているのか教えてもらえないだろうか?とても興味がある。今日は疲れただろう。鑑定終わったらゆっくり休んだほうがいい。」
「ありがとう、そうだ。ジャンさん。ライとケニーって言う2人組知らないか?怪我して帰ってきてるはずなんだが。」
「んー、わからんな。もしかしたらギルド受付でわかるかもしれない。聞いてこようか?」
「いや、大丈夫だ。明日にでも聞いてみるよ。」
「わかった。悪いね、旅から帰ってすぐにひきとめて。美味しいもの食べてゆっくりしてくれ。」
「あぁ、ありがとう。」
「ありがとうございます。」

そう言って2人で部屋を出た。
鑑定も終わっていたので、買取を済ませた。
すごい額のお金が手に入った。
これしばらく何もしなくても暮らしていけるくらい。
でもここは倹約。
ほぼ貯金として保管した。

「よし、近くの宿とって飯を食おう。腹減った。」
「はい!」
レンさんオススメの宿があると連れてきてもらったのは坂の途中にあった、ログハウスみたいなお宿だった。
「ここだ。ここは少し繁華街から離れてるから穴場なんだ。部屋も良くて飯も美味い。」
「わぁ、素敵です。」
「頑張ったからな、今日は俺の奢りだから気にするな。飯の御礼だ。」
「そんな。レンさんには助けてもらってばかりだったのに。」
「いや、飯もだけど野営も快適にできて疲れがとれたから頑張れたんだ。気にするな。」
「んー、ではお言葉に甘えます!ありがとうございます!」

レンさんに連れられて中に入った。

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