異世界で生きていく。

モネ

文字の大きさ
95 / 128
第三章の話

船上3日目

しおりを挟む
翌朝あまり熟睡はできず、結局早く起きた。
んー、頑張ろう!
顔を洗って着替えて髪を結んで、よし!

キッチンに行ってお湯を沸かす。
そして温めたオーブンにあるものを入れた。
これで焼きあがるのを待つだけ。
あとは他の料理を作る。

そろそろ出来上がる頃、シーさんが来た。
「おはようございます!」
「おぅ、おはよう、モエちゃん。いい匂いに釣られてきたよ」
「フフッ、もうできてますよ。お持ちしますね!まずは温かいハーブティーをどうぞ。」

今日の朝食は野菜入りのオムレツ、ウィンナー、サラダ、スープ、それと手作りのパン。
パンを焼いてみたのだ。
食パンとクロワッサンとスコーン。
たくさん作ったので食べ放題だ。
実はこのキッチンのオーブンが大きくて、昨日ケーキを焼いてみたらうまくできたので、パンを焼いてみた。
あとはバターやジャムを並べて。
「ほぉ、今日はパンだな。美味しそうだ。そうか、パンの焼ける匂いだったんだな。」
「はい、昨日仕込みをしておいたので今日焼くだけで。焼きたてなので美味しいと思います!」
「いただくよ。」

「うん!これはうまいな。中ぎフワフワしていて。」
「よかったです。ゆっくり召し上がってくださいね!」

そのあと掃除を終えたベンツ君が来て、シーさんと入れ替わりでレンさんとジェイドさん。
2人は結局操縦室で見張りをしながら交代で過ごしたらしい。
2人にはいつもはブラックコーヒーだが、これから眠るみたいなので、ミルクたっぷりのカフェオレを出した。
せっかくなので、2人が食事してる間にお風呂を洗って新しいお湯をためて、ハーブの香りの入浴剤を入れておいた。これは安眠効果があるハーブを使っている。

「レンさん、ジェイドさん。お風呂入れ替えておいたのでどうぞ、お休み前にゆっくり入ってください。」
「悪りぃなモエ。ありがとう、風呂入らせてもらうよ。」
「ありがとう!ゆっくり爆睡しそうだ。」
2人は食事が済んでお風呂に入って寝ると食堂を出て行った。

私は最後に朝食を取ってから後片付けをした。
今日は結構日差しが強くて暑い。
操縦室のシーさんとベンツ君に冷たい飲み物を差し入れた。

そのあと私はデッキの掃除をした。
ブラシでこすって水魔法で流した。
水が冷たくて気持ちいい。
「モエさん!掃除ありがとうございます!」
ベンツ君だ。
「ううん、私がしたかったから。それに水が気持ちよかったわ♪」
「今日暑いですもんね!」
「暑いよね。日差しが強い。こんな日は冷たい物が食べたいね!よし!ランチは楽しみにしててね!」
「なんだろう?はい!楽しみにしてます!」
「うん!よし!いい天気だねぇー。気持ちいい!」
「はい!あっそうだ。パラソルみたいなものがありますよ。あとで出しておきますね!」
やり取りをしてから私はキッチンに戻った。

よし、さっぱり食べられるものを作ろう。
レンさんとジェイドさんはお昼起きてくるかな?別に取っておく方がいいかも。

よし!今日のランチはトマトと生ハムの冷製パスタ、スパニッシュオムレツ、キノコのマリネ、カボチャスープだ。
あとはレモネード!
「モエちゃん、私とベンツ交代で昼飯をいただいてもいいかね?」
「シーさん、お疲れ様です!もちろんです!」
「おぉ、これはレモネードか。さっぱりしてて美味いな。では食事をいただくよ。」
「はい、どうぞ。」
「ん!これは美味い!冷たくてスルッと食べられるし、いくらでもいけそうだ。」
「フフッ。よかったです。距離暑いのでさっぱりした冷たいものにしました。」
「うんうん。オムレツやマリネも美味しいよ。あとカボチャスープか。甘くて美味しい。モエちゃんの飯は美味いな。ありがとうね。」
「いえ、私にはこれくらいしかできませんから。」
「いやいや、いつもはさっとごはんすませるけれど、この航海ではベンツも飯を楽しみにしている。飯だけではないな。洗い立てのシーツや綺麗な船内、あったかくて癒される風呂、これがそろうとモチベーションもあがるよ。ありがとう。」
「いえ、よかったです。私もそう言ってもらえると嬉しいです!」

そのあとベンツ君が食事に来て暑かったので、さっぱりしたごはんで大満足してくれた。
私も一緒にごはんを済ませた。

片付けをしているとレンさんとジェイドさんが食堂へ来た。
「悪い、モエ。寝過ぎた。」
「くわぁー、よく寝た。」
「フフッ。大丈夫ですよ。どうぞ、寝起きなのでテーブルに置いてあるレモン水飲んでてください。今昼食の、支度しますね。」

レンさんとジェイドさんの分の昼食を出した。
「今日はパスタか。他にもあって酒類豊富だな。」
「美味そう!」
「トマトと生ハムの冷製パスタです。」
「うん!美味い!これ俺好きだ!」
ジェイドさんはパスタを気に入ったらしい。
「美味いな。暑い日にぴだたりだ。」
2人とも完食してくれた。
食後にレモネードを出して2人が飲んでいると

ガンっ!!

!!
「ん!なにかぶつかった?」
船がグワんと揺れた。
「デッキに行くぞ。」
3人でデッキへ向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命

yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。

月が出ない空の下で ~異世界移住準備施設・寮暮らし~

於田縫紀
ファンタジー
 交通事故で死んだ筈の私は、地球ではない星の一室にいた。ここは地球からみて異世界で、人口不足の為に他世界から移民を求めており、私も移民として転移させられたらしい。ただし移民だから言葉は通じないし生活習慣も違う。だから正式居住までの1年間、寮がある施設で勉強することになるようだ。  突然何もかも変わって、身体まで若返ってしまった私の、異世界居住の為の日々が始まった。  チートなし、戦闘なし、魔物無し、貴族や国王なし、恋愛たぶんなしというお話です。魔法だけはありますが、ファンタジーという意味では微妙な存在だったりします。基本的に異世界での日常生活+α程度のお話です。  なお、カクヨムでも同じタイトルで投稿しています。

チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~

黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」 女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。 この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。 『勇者道化師ベルキッド、追放される』 『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。

【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?

山咲莉亜
ファンタジー
 ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。  だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。  趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?  ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。 ※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

処理中です...