異世界で生きていく。

モネ

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第四章の話

閑話 レンとケイ ヨルダの街

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モエがジーナの店に行ってる間、ケイと一緒に商店の通りに来ていた。

「で、レンはここに買い物?なんか欲しいの?」
「ああ。」
「レンさ。モエさんへのプレゼント探してるでしょ?」
「…」
「昨日反応してたもんね。でもモエさんはそんなの求めてないと思うけど?」
「そういう問題じゃねぇんだよ。」
「ジェイドさんがあげてるってところでしょ?てかさ、レンは女性にプレゼントしたことあるの?」
「んー。ない。」
「はあー。だろうね。何あげようとしてるの?」
「決めてねぇ。モエはアクセサリーとかより食いもんとかのが喜びそうだ。それか調合に使えるもの。でもそれじゃ意味ねぇ。」
「んー。じゃぁさ、小ぶりな邪魔にならないジュエリーがついた皮の防具にしたら?それなら旅に出る時つけれるよ。」
「それがいいかもな。そうする。」
俺は女にプレゼントなんてしたことねぇ。
ただ昨日ジェイドに貰ったと聞いて出遅れたと焦った。
モエの気持ちは聞いたが俺は諦めるつもりはねぇ。
諦めることができるなら好きになったりしねぇ。
むしろモエが知りたくなった。
モエが知りたいなら俺のことも話したい。
だから昨日あんなこと聞いてしまった。
少し不安がっている顔してたな。
そりゃそうか。
覚えてねぇなんて本人が1番不安だろう。
でも、モエがどこの誰だろうと関係ねぇ。
モエという人間が好きなんだ。
守るためならなんだってするって決めたんだ。

「仕方ないな。お昼までに決めるよ。俺も手伝うから。」
ケイにはいつも感謝だ。
なにかと気がけてくれる。
「あぁ、ありがとう。」
またゆっくりとケイと話してぇな。
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