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君の鼓動
君の鼓動17
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"愛"について語ったその日も、仕事は全然終わらなくて…
みんな夜遅くまで残業していた。
震災の影響でいっきにやって来た繁忙期は、
終わりが見えず、だんだんみんな疲れを隠せなくなってきていた…。
「福永さんのいない日は、正直しんどいっスわぁ…。」
将吾くんが珍しく弱音を吐き、
俺はちょっと心配になっていた…。
実は俺がいない日、将吾くんは俺の仕事もたった1人でこなしているのだ。
そんな弱音を聞いてから、俺はコンビニの店長に頼み事をしてみた。
それは、『できればしばらくバイトを休ませて欲しい』というお願いだった。
すると店長の答えは…
「福永くん、いいよ。
正直震災後売り上げが下がり続けていて、
前年比で20%くらい落ち込んでるんだよね。
だから人件費削減しないと、って思ってたところだから。
どうしても忙しかったら宇野ちゃんに残ってもらうことにしたから大丈夫だよ♪」
それから店長と宇野さんにお礼をして、
俺はしばらくの間コンビニの代わりに高円寺に出勤するようになった。
震災の影響で今までにない忙しさをみせる高円寺の職場は、
治さんも予想外の展開にかなりテンパっていたから…
『福永さん、ホント助かります!』
と、俺が出勤日を増やするのをとても喜んでくれた。
それから俺は、将吾くんと一緒にいる時間が更に増えていった--。
「フク知ってる?
今回の選挙、"原発"について触れてる人がたった1人しかいないの!」
あれからシゲルとも会う機会が増えて、
俺らは相変わらず震災やら原発の話をしていた--。
「知ってる。
小池あ○ら氏だけっしょ?」
みんな夜遅くまで残業していた。
震災の影響でいっきにやって来た繁忙期は、
終わりが見えず、だんだんみんな疲れを隠せなくなってきていた…。
「福永さんのいない日は、正直しんどいっスわぁ…。」
将吾くんが珍しく弱音を吐き、
俺はちょっと心配になっていた…。
実は俺がいない日、将吾くんは俺の仕事もたった1人でこなしているのだ。
そんな弱音を聞いてから、俺はコンビニの店長に頼み事をしてみた。
それは、『できればしばらくバイトを休ませて欲しい』というお願いだった。
すると店長の答えは…
「福永くん、いいよ。
正直震災後売り上げが下がり続けていて、
前年比で20%くらい落ち込んでるんだよね。
だから人件費削減しないと、って思ってたところだから。
どうしても忙しかったら宇野ちゃんに残ってもらうことにしたから大丈夫だよ♪」
それから店長と宇野さんにお礼をして、
俺はしばらくの間コンビニの代わりに高円寺に出勤するようになった。
震災の影響で今までにない忙しさをみせる高円寺の職場は、
治さんも予想外の展開にかなりテンパっていたから…
『福永さん、ホント助かります!』
と、俺が出勤日を増やするのをとても喜んでくれた。
それから俺は、将吾くんと一緒にいる時間が更に増えていった--。
「フク知ってる?
今回の選挙、"原発"について触れてる人がたった1人しかいないの!」
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