陽のあたる場所3

こたろ

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桜ノ雨

桜ノ雨22

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私はそのメールに腹が立ってしょうがなかった……。


せっかく久々に会えるというのに、なんでちゃんと充電をしておかないのっ!?



とはいえ……


篤史には篤史の事情があったのかもしれない……。


ただ、スマホの接触が悪くて充電ができなかっただけかもしれないし………


しかも、腕も悪くて昨夜もハンズフリーで話していたという篤史を責める事もできない………。


篤史って、いざと言う時に限って貧乏くじを引くタイプと言うか……

こうゆう時に自らやらかしてしまうタイプだからーーー。



私は迷いながらメールをした…。



『とりあえず東京に向かっているのかな⁉︎

充電器買うかスマホに問題あるなら東京来てからドコモショップに相談だね!

何かあったら公衆電話から電話して!』


それから私は篤史に電話をしたけど繋がらなかった……。


時刻は既に14時になっていた……。



そしてしばらくすると……


『新幹線で東京駅に向かった』


私は篤史からのLINEが来てホッとした…。


『了解!(^-^)

とりあえず東京駅向かうね!また何かあったらこわいから私の電話番号どこかにメモっておいて!』


その後、既読にもならずに時間が過ぎて行ったーー。


『篤史もう東京駅ついてるかな⁉︎私は今中央線で向かってるよ!』


『もしスマホ調子悪かったら東京駅のドコモショップで待ち合わせる⁉︎』


何度メールしても既読にはならない……。

充電がないから、使わない間は電源を切っているのだろうか……?



『今東京駅だよ!』

私は再びメールをした……。



しばらくすると……


『今東京駅に着いた』


篤史からようやくメールが来たっ!



『東京駅のどこにいる⁉︎すぐ行く!

とりあえず東京駅のグランフールのdocomoショップいるよ(ノ_<)

篤史どこいるのかな⁉︎(ノ_<)』



その後また既読にならず、私は焦りからか手が震え出していた……。


震えながら、必死で何度もメールを送っていた……。


『お願いだからどこにいるか教えて!!』


『このまま羽田空港行って飛行機乗るならどこの何時の便かだけでも教えて!!』


『お願いだから!篤史会いたいよ!(ノ_<)』





そして約1時間待ち続けても既読にならず……


時刻は16:24……。



私は痺れを切らして……


『羽田空港向かうね!』
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