陽のあたる場所3

こたろ

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桜ノ雨

桜ノ雨24

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「え…!?いいんですか!?

ぜひお願いしますっ!!」


それから第1ターミナルにも放送が流れ、またしばらく待つ事にした…。


『お願いっ!

篤史、お願いだから館内放送に気付いてっ!!』



それからどのくらい時間が経っただろうか………。


私は相変わらずインフォメーションの近くで待ちぼうけしていると………



「お客様……

あのですね、基本的にお客様の個人情報はお知らせする事はできないのですが……

今回は特別に調べさせていただきました。」


またインフォメーションの女性が話しかけてきてくれた……。


「……え?本当ですかっ!?」



「その結果なんですが……

残念ながら、ANAとエアドゥ の便では神楽篤史様"のお名前でのご予約ありませんでした。」


「……っ!

そ…うですか……。」


小さく漏れた声は、自分でも分かるほど落胆していた……。



「JALの方はこちらではお調べ出来ないので、良かったら直接第1ターミナルに行かれた方がいいかもしれません…。」



「分かりました……。


今から第1ターミナル行ってみますっ!

お手数かけてすみませんっ!!

何から何まで本当に本当にありがとうございますっ!!!」


私はそう言って女性に深々と頭下げた後……

気持ち切り替え、すぐさま第1ターミナルに走って向かった!
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